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SFとパフォーミング・アーツを融合した、ロイクソップ&ロビンの無重力MV

ロイクソップ&ロビンが新たに「Monument」のミュージック・ビデオとそのメイキング映像を公開。マックス・ヴィターリが監督を務め、4つのワイヤーで支えられたスパイダーカム「SCAI 3D」を駆使し、360°全方位を捉えることで見事な無重力状態を再現している。
21.10.14

肉体とテクノロジーの可能性を追求した、約7分のスペース・トリップ

北欧シーンを代表する両者による夢のコラボ、ロイクソップ&ロビンが新たに「Monument」のミュージック・ビデオとそのメイキング映像を公開した。

真っ白に光り輝く円盤の上で横たわるのは、ロビン、ロイクソップの2人、そして男女のダンサー。空間や時間、肉体といった生きている感覚を表したい――というコンセプトのもと、4つのワイヤーで支えられたスパイダーカム「SCAI 3D」を駆使し、360°全方位を捉えることで見事な無重力状態を再現している。監督はロビンのボーイフレンドであり、過去にも「Dancing On My Own」などのMVを手掛けてきたマックス・ヴィターリ(Max Vitali)だ。

「現実と仮想が半分ずつ。テクノロジーを使うために撮影をするのではなく、表現のためにテクノロジーの力を借りるだけだ」とマックスが語るように、SF映画を思わせる壮大な映像美でありながら、描かれているのは普遍的な人類の神秘。ストックホルムやベルリンで活躍するダンサーのジェフタ・ヴァン・ディンサー(Jefta van Dinther)が振り付け(と出演)を担当し、パフォーミング・アーツの方法論でグッと人間らしい“躍動感”をプラスした。

ミニ・アルバム「Do It Again」のオープニングを飾る同曲は、ロビンいわくジュリアナ・シクエラ・リタ(※1)の彫刻作品にインスピレーションを受けたものだが、彼女たちの思い描いていた宇宙=インナースペースをもっとも的確に具現化してみせたのが、このMVと言えるだろう。

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(※1)ジュリアナ・シクエラ・リタ(Juliana Cerqueira Leite):ブラジル出身で、現在はロンドンを拠点とする前衛芸術家。木箱に粘土を流し込みながら、その中に入って作業を行う肉体的なアプローチが有名。ロビンは09年にTrolley Galleryで開催された個展で、『Up』『Down』と名付けられた彫刻作品を見た時、そこから一歩も動けなくなるほどの衝撃を受けたという。