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ソーシャルディスタンシングが生む奇妙な美しさ

COVID-19を原因とするカオスの真っ只中で、どうにか難局を乗り切ろうとするひとびとの努力が、美しきシンメトリーの構図を生み出している。
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translated by Ai Nakayama
Tokyo, JP
31 March 2020, 1:53am
ソーシャルディスタンシングが生む奇妙な美しさ
中国、武漢の東風ホンダの自動車工場。PHOTO BY STR / AFP

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックで見られるようになったのは、マスクをつけたひとびとや、ひと気のない街並みばかりではない。かつて見たことのないような景色が目撃されている。

COVID-19を原因とするカオスの真っ只中で、どうにか難局を乗り切ろうとするひとびとの努力が、美しきシンメトリーの構図を生み出している。アジア各地で写真に収められた、今の景色をご紹介しよう。

Churchgoers at Catholic church in Borongan town in central Philippines

Photo by Alren BERONIO / AFP

フィリピン中部のイースタンサマル州にある町、ボロンガンのカトリック教会では、信者たちが隣り合わないよう、席をひとつ空けて着席している。座ってはいけない席は黄色いテープで封じられている。3月30日時点で、フィリピンの新型コロナウイルス感染者は1418人、死者は71人に達している。

New Delhi, India, nationwide shutdown March 22

Photo by Jewel SAMAD / AFP

インド全土でロックダウンが実施された3月22日、ニューデリーの閑散とした道を渡るふたりの男性。インドの新型コロナウイルス感染者は3月30日時点で1024人、死者は27人に達している。またモディ首相は同日よりインド全土における最短21日間の完全封鎖を宣言した。

drive-thru coronavirus clinic in Daegu, South Korea

Photo by YONHAP / AFP

韓国、大邱(テグ)のドライブスルー式ウイルス検査施設。感染の疑いがある搭乗者のサンプルを、医療スタッフが採取する。この検査方法は、搭乗者が車から降りる必要がないため感染のリスクを抑えることができ、さらに検査プロセスのスピードアップも可能にする。韓国の新型コロナウイルス感染者は3月30日時点で9661人、死者は158人に達した。

temporary hospital in Wuhan, China

Photo by STR / AFP

中国、武漢の無人になった仮設病院を清掃する医療スタッフ。収容されていた患者たちは全員退院した。新型コロナウイルスの感染者数の抑え込みに成功したため、中国政府はコロナ流行の発祥地となった武漢の封鎖を4月8日に解除すると発表。中国の新型コロナウイルス感染者は3月30日時点で8万2149人、死者は3308人に達している。

honda wuhan social distancing

Photo by STR / AFP

武漢の東風ホンダの自動車工場で、前後左右距離を空けて座り、昼食をとる従業員たち。1月23日に始まった封鎖も2ヶ月が経ち、コロナウイルス感染拡大のための移動制限が緩和されはじめている。市民は仕事に戻り、公共交通機関も少しずつ運転再開している。

train in South Sumatra, Indonesia, social distancing

Photo by Abdul QODIR / AFP

インドネシア南スマトラ州の電車内。乗客は、ソーシャルディスタンシングのために席をひとつ空けて座っている。座ってはいけない席には、赤いテープでバツ印がつけられている。インドネシアの新型コロナウイルス感染者は、3月30日時点で1285人、死者は114人。

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This article originally appeared on VICE ASIA.