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ステフ・キャスケネットが、初期ファミコンの名場面をデジタル折り紙アートで再現

カナダのデジタル・ペーパークラフト・アーティスト、ステフ・キャスケネットが、『NEStalgia』というシリーズで懐かしのファミコンゲーム画面を再現。一見折り紙のようだが、実はデジタルという驚きの作品。
15.5.14

カナダ・モントリオール在住の女性アーティスト、ステフ・キャスケネット(Steph Caskenette)はデジタルペーパークラフト=デジタル折り紙アートを専門とするアーティストだ。今回紹介する作品は『NEStalgia』(※1)と題されたシリーズである。これは日本でも馴染みのある、初期ファミコンゲームの名場面を、デジタル画像として再現したものだ。しかし、一見したところデジタル作品というより、まるで本当に折り紙で作ったように見えるのが特徴だ。

そもそもデジタルペーパークラフトとは、どのようなデザイン手法で作品が完成されるのか?

まずはじめに、対象となる物体を平面のデッサンに落とすまたは、そのイメージを直接紙で作っていく立体デッサンを行う、これが「図形作成」の段階だ。次に「展開図のスキャン&トレース」を行う。最初に作った立体デッサンなどの図形を開いた状態にする、これが展開図となる。その展開図が作品の原型となるので、パソコンへスキャンをして、トレースを行う。この時に色づけを行ったり、プリントアウトして図形を改めて組立て直す。この作業を繰り返し行い、作品を完成させていくのが基本だ。 本作品を手掛けたステフの場合、折り紙作品としてではなく、あくまでもデジタルの世界に落とし込む作風に仕上げることにこだわりを持つ。ここ日本でもゲーム・ファンが集まるサイトや一部メディアでも彼女のニュースが取り上げられていた(2014年3月時点)。 この『NEStalgia』シリーズは『メトロイド』(※2)や、『悪魔城ドラキュラ』(※3)、さらにはスライムが現れた『ドラゴンクエスト』など懐かしいファミコンソフトの名場面を網羅しており、まさにNESタルジー(ノスタルジー!)なものばかり。 彼女が敢えて、昔懐かしいファミコンの世界を題材に、デジタル折り紙アート化を試みた理由とは。きっと、初期ファミコンが果たせなかった2.5次元化の夢を少しだけ満たせたら、そう考えたのかもしれない。 ひとときの夢を見られる『NEStalgia』の画像作品はこちら。

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脚注:

(※1)『NEStalgia』:日本のファミコンを意味するNESという言葉と、ノスタルジアをかけた造語。

(※2)『メトロイド』:1986年に任天堂から発売されたファミコン用ゲームソフト。

(※3)『悪魔城ドラキュラ』:コナミから1986年に発売されたファミコン用ゲームソフト。