ショートコメント公開:「ファレル×村上隆とコラボのきっかけ」The Creators Projectにてメール上でファレルと村上よりコメントをもらった。リミックスを手掛けた『Last Night, Good Night (Re:Dialed)』についてファレル:「前にも彼(村上隆)とコラボしたことがあるから、彼が話を持ってきた時に僕がイエスと答えるのは当然のことだった。東京にある彼のオフィスで彼と会った時に、彼がプロジェクトについてプレゼンしてくれたんだ。15分も経たないうちに、自分がすべきことが分かったよ。曲の構想にはそれからまた数週間かかったかな。」そうして完成された曲は、躍動感のあるグルーヴ、そして呼吸のように安定したサウンドが、バーチャル歌姫の合成された甘い歌声の下に流れている。さらに彼はこう続けた。ファレル:「『Jellyfish Eyes』もそうだし、彼の絵や彫刻などの作品によって誘われる『旅』が好きなんだ」「彼の作品を最初に見たのがいつかは覚えてないけど、ルイ・ヴィトンとのコラボをきっかけに、彼にどんどん注目するようになった。彼の色やキャラクターの使い方には僕に訴えてくるモノがあって、彼の絵の何層にも及ぶレイヤーにはつい夢中になってしまうんだ。」このビデオを観ると『Jellyfish Eyes』という作品を超えて純粋なイマジネーションの世界へと連れて行かれる。ビデオのアイデアについて、村上はこう語る。村上:「無限に拡がる宇宙のどこかで、ファレル、ミク、曲を作ったライブチューンは、一見心のないロボットの観客に僕の映画『Jellyfish Eyes』について説明しているんだ。するとどういうわけか映画の発するメッセージがロボットたちに感情的に届いて、時間と空間の境界を超えていく。ファレルは一度だけ僕にキャラクターが着る衣装についての提案をしてくれたけれど、それ以外には完全に自由にやらせてくれた。最初のキャラクターデザインから最終的なプロダクトまで、完成には4か月かかったよ。」
『Last Night, Good Night (Re:Dialed) -Pharrell Williams Remix-』のミュージックビデオの1カット『どうせやるなら最高を目指さないと』私たちの想像をかき立てたのは彼の言う謙虚な「どういうわけか」という言葉だった。現段階で、ファレルと村上は既に古い友人のような関係で、『The Simple Things』から『Last Night, Good Night』までのコラボレーションはちょっとした「科学」になっているとも言えるだろう。ファレルはこう話す。ファレル:「僕らは2人ともそれぞれの技術におけるプロなわけだし、お互い謙虚な姿勢でこの作業を始めたんだ。まあ僕らは二人とも大人のカラダをしたコドモみたいなモノだしね。だからお互い似たようなところがある。意見が合わないなんてことはないと思うよ。僕たち2人ともそれぞれの作品でそれを観たり聴いたりした人々をどこか別の場所へと連れて行きたいと思っているわけだからね。」ファレルの考えに村上も同意している。村上:「初めて会った時、彼は既に有名人だったけど、驚くほど謙虚で礼儀正しく僕に話かけてきた。僕はそんな彼の人間性に惚れ込んだんだ。飛躍的なブレイクを遂げた今でも彼の姿勢はこれっぽっちも変わってない。彼のことは偉大なアーティストの1人というだけでなく、尊敬するべきロールモデルだと考えてるよ。」