デコチャリ少年! 一番星ブルース

デコチャリ少年! 一番星ブルース

デコトラならぬデコチャリ少年に会いに行った。映画『トラック野郎』世代なら、いざ知らず、今、なぜ、デコチャリなのか? 最も〈ヤバイ〉デコチャリ〈天龍丸〉のオーナー静岡県浜松市に住む中学3年生、佐口公太くんと、彼の父や先輩のデコトラ乗りに話を聞いた。
19.6.17

「日本一のデコチャリを持つ少年が静岡県浜松市にいる」という話を聞いた。教えてくれたのは〈全国デコチャリ青年団〉の初代会長で現在、大学生の佐野圭佑くん。全国デコチャリ青年団とは、中高生を中心としたデコチャリ少年のネットワークだ。3年ほど前、当時高校3年生だった佐野くんを取材したのだが、スチールの塊のような異様な自転車に圧倒されたのを思い出す。ママチャリに施された手作りのアルミの箱やベニヤ板の外装。ギラギラと光るLEDライトの電飾。映画『トラック野郎』のテーマ曲「一番星ブルース」を爆音で鳴らしながら走る様は、ガラパゴスな文化を見たようだった。その彼の後輩が所有するデコチャリが、今一番「ヤバい」という。

AKBとかアイドルグループには興味ない?

青森から鹿児島まで17人のメンバーがいて、デコトラの集会で集まったり、改造の情報をLINEでやり取りしています。入会するには自分で1台デコチャリをつくらないといけないというルールがあります。

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LINEグループとは現代的ですね。じゃあ、みんなで集まってデコチャリを見せ合ったり走り回ったりしているんですか?

はい。自動車用の12Vバッテリーです。電飾とバックカメラやスピーカーを動かしています。

「今の方がデコチャリは盛り上がってますね。自分らの時は、LINEとかないから誰がデコチャリやってるかを知らないし、情報がなかったです。孤独でしたよ。デコトラのイベントにデコチャリで参加して、同じ趣味のネットワークをつくる感じでした。だから、あいつらは恵まれてますよ」