自身で施したシルクスクリーン・プリントのアイテム、または100%アメリカ製で製作するアイテムなど、よりパーソナル性を重視したストリートブランド、ハンマーズUSA(Hammers USA)を2015年に立ち上げたジム・グレコ。前回紹介したエリック・エリントンと同様にスープラ、ベイカーボーイズ・ディストリビューションの立ち上げに参加している人物。そんなジム・グレコのストーリーは自宅に併設された音楽スタジオや、お気に入りのショップで敬愛するジョニー・サンダースをはじめとするロックミュージックについて、ヘロイン中毒に陥いり自身を見失った過去、自身のブランド名にも付けられ、常々口にする「ハンマー」についての特別な思い入れを語る。※写真家、ビデオディレクター、コントリビューター、フォトエディターなど、様々な顔を持つパトリック・オーデル(Patrick O’Dell)が綴るスケートボーダーを中心にしたドキュメントシリーズ『Epicly Later’d』。![]()
![]()
![]()
![]()
2007年にスタートして以来、2015年に入ってからも、ケビン・”スパンキー”・ロング(Kevin “Spanky” Long)の続編をリリースするなど、新たな側面からスケートボードをフィーチャーし続けている。スケーターがアート、音楽、ファッション、各界から評価を集める理由とは? なぜスケートボードだけが、トリックを競うスポーツ的側面を超えて、独自の文化を築いたのか?そんな疑問への答えとして、各チームのデモやスケートビデオで伺えることもあるが、それとも異なる生の声にこそ秘密があるはずだ。このシリーズでは、トリックを解説するシーンもあるが、そこに重きを置いている訳ではない。スポンサーを意識した、上っ面なインタビューとも違う。有名なスケーターを羅列しただけの、くだらないものでは決してない。今も昔も、スケーターはただのバカだってことは変わらないが、本物のスケーターは他では替えがきかない。このスケーターであるべきで、他のスケーターじゃダメなのか、それを探るためのエピソード。原題:Epicly Later’d (Episode 18) : Jim Greco(2007)