11月13日、金曜日の夕刻、パリで大規模な同時多発テロが発生した。テロの対象となったのは、金曜の夜を楽しむパリ市民で賑わう、レストラン、バー、サッカー・スタジアム、コンサート・ホール。「恐怖以外のなにものでもない」。金曜深夜、非常事態閣僚会議を控え、見るからに動揺した様子のフランソワ・オランド大統領はTVを通じて公式声明を発表した。EAGLES OF DEATH METALのライブに集まった数百人ものファンが人質となったルバタクラン・ホールでは、治安部隊が突入したものの、100人近くの犠牲者が確認されている。犠牲者の数は今後も増える見込みだ。