『Against The Grain』出展:500pxカナダ、トロントを拠点に活動するマット・モロイは、日没の数時間を一枚の写真に収めるなど、空写真によるアート作品で有名なフォトグラファーだ。彼の写真は一見、一瞬の風景を幻想的に捉えているのかと思わされるがそうではない。モロイが空や風景の写真を撮影する際には、野外キャンプをはり同じ場所で同じ空を撮り続けるのだ。この技法を「タイムスタック法(時間の積み重ね法)」と自らで名付け呼んでいる。この独自の技法で撮影された写真を本国The Creators Projectのライターがこう例えている。「本来、氷山を目で確認できるのはほんの一部、一角だけだ。けれど氷山の輪郭そのもの、すべての姿を前面に押出し収めたような作品。モロイの写真は我々が大いなる地球のなかで生きている小さな存在だということを、称賛のうちにつくづくと思い出させてくれるんだ」と語る。