1980年代末、アパルトヘイト時代の南アフリカ共和国。都市部のゲットーでは、欧米からの影響で、ハウス・ミュージックがポピュラーな存在として定着していた。そこから発展して生まれたのが、「KWAITO(クワイト)」。テンポを落とし、ズールー語やスラングのチャント、そしてパーカッションからピアノなどを取り入れたアフロ・ハウスで、これを機に南アフリカのクラブ〜エレクトロニックミュージックは、独自の世界を生み出して行く。欧米のそれとは明らかに異なり、進化し続ける南アフリカ電子音楽シーン。各都市、各ジャンルを代表するアーティスト、プロデューサー、DJを訪れ、南アフリカ産エレクトロニックミュージックの今を三回に渡りレポートする。
第二回は、ケープタウン、そして同市内のカエリチャとニャンガのシーンにスポットをあてる。未だアパルトヘイトの後遺症が残り、人種による住み分けも存在するというこの地。しかし彼らは信じている。「この国は、素晴らしい才能と人間で溢れている。音楽は人種や階級を越えて繋がっていく」と。
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原題:Spoek Mathambo Presents ‘Future Sound Of Mzansi’ – Part 2(2015)
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出演アーティスト
ジャンピング・バック・フラッシュ(Jumping Back Slash)ー プロデューサー
ジェイコブ・スネーク(Jakob Snake)ー プロデューサー
リチャード・ザ・サード(Richard The Third)ー プロデューサー
クリスチャン・タイガー・スクール(Christian Tiger School)ー Luc Veermeer(ラック・フェルメール)と Sebastiano Zanasi(セバスチアーノ・ザナシー)によるプロデューサー・チーム
クラッシュ(Krushed)&ソーテッド(Sorted)ー AFRICAN DOPE RECORDS/プロデューサー
サイボット(Sibot)ー 南アフリカDMCチャンピオン/プロデューサー
マーカス・ワームストーム(Markus Wormstorm)ー プロデューサー
フェリックス・ラーバンド(Felix Laband)ー プロデューサー
ジョン・ウィザーズ(JOHN WIZARDS)ー 白人・黒人混合バンド
ヨランダ(Yolanda)ー シンガー/ダンサー
スポーク・マタンボ(Spoek Mathambo)ー ラッパー
ラフェスト(Ruffest)ー クワイト・ラップ・デュオ