世界最大のポルノサイトPornhubの2018年の自社サイト総括データから、レズビアンポルノの女性人気の高さが明らかになった。全ての女性にレズビアンの素質がある。そうではない、というひとは、きっとまだ気づいていないだけなのだ。
2018年、女性による検索回数がもっとも多かったワードで、2位に大差をつけて1位となったのは〈レズビアン〉、さらに、女性による視聴回数がもっとも多かったカテゴリーもレズビアンだった。ちなみに検索ワード8位には〈レズビアン 交差位〉、13位には〈レズビアン 3P〉がランクインしている。

レズビアンポルノの女性人気は今に始まったことではない。2017年のデータでも同じようなトレンドが示されており、Pornhubが女性のポルノ傾向の分析を始めた2014年からあまり変わっていない。
セックスセラピー専門の心理学者で、〈Pornhub Sexual Wellness Center〉の代表、ローリー・ベティート(Laurie Betito)博士は、女性はレズビアンのセックス動画で「自分がしてほしいセックスをみることができる」と説明する。博士によれば、〈クンニ〉が女性による検索ワード上位にランクインしているのもそのためだ。このワードは女性に人気で、2017年のデータでは、女性の〈クンニ〉検索率は男性の281%だった。
また、2016年にはベティート博士が〈レズビアン〉〈レズビアン 交差位〉〈レズがノンケ女子を誘惑〉〈レズビアン 3P〉が検索ワードの年間上位にランクインしていることに気づき、もうひとつの可能性を指摘した。「この統計をみると、バイセクシュアルに関心のある女性たちが、勉強のため、あるいは確認や参画のためにPornhubを利用している、といえるはずです」
2018年のポルノ総括
アジアのポルノは2014年の調査開始以来常に女性人気が高く、2018年の検索ワードランキングでは〈日本人〉が2位、〈ヘンタイ〉が3位、〈韓国人〉が5位にランクイン。4位は〈3P〉だった。
Pornhubの分析では、その他の女性の趣味嗜好の特徴も指摘されている。例えば、〈輪姦〉と〈二穴責め〉カテゴリーを好む女性は男性の2倍だが、〈ロマンチック〉の人気も男性の2倍だという。ベティート博士によると、「女性はポルノにストーリーを求める傾向にあります。ファンタジーのなかで激しい行為の願望があるのは興味深いですね。現実では女性の力は強くなり、セクシュアリティも〈コントロール〉しているいっぽうで、ファンタジーのなかでは伝統的なジェンダーロールに回帰する女性が一定数いるということですから」
個人的には、女性がどんどん各々のファンタジーを追求できるようになればいいと思う。この5年ずっと嗜好が変わっていないのもなんだし、ときには別のカテゴリーも試してみたらいいかもしれない。
Cet article a été publié sur VICE FRCA.