タイで合法な大麻を販売するストーナーたち

タイで大麻合法化が実現された2022年6月9日は、タイ中のストーナーにとって歴史的な日となった。

THC含有量0.2%以上の大麻抽出物を除くすべての大麻が、タイの麻薬指定リストから除外されたのだ。タイ政府は大麻を「医療用の大麻政策を推進する」と主張しているが、解釈はさまざまな様だ。

アジア初、タイで大麻が解禁されて以来、同国では数多くの大麻調剤薬局が誕生した。明確な規制やガイドラインが無かったため、この業界は数週間にわたって自由競争に陥り、反対派の人たちから非難を浴びることとなった。その後、大麻を扱う業者は許可を得る必要があるなど、いくつかの規制が設けられた。しかし、取材当時の大麻の生産、使用、販売に関する法的な取り決めはほとんど不明確なものだった。

そして今回、VICEはタイの大麻合法化に向けて長年活動してきた〈Highland〉の共同創設者、ガイドに話を聞いた。今やタイ史上最大の420フェスティバルを開催するまでに成長したこの団体は、約10年前にガイドが開設したFacebookのグループ〈Ganchachon〉から始まった。