NOISEY JAMAICA レゲエ新世代の逆襲 <総集編>

FYI.

This story is over 5 years old.

NOISEY JAMAICA レゲエ新世代の逆襲 <総集編>

1968年にジャマイカで産声を上げ、全世界のあらゆる音楽ジャンルに影響を与え続けているレゲエだが、各国での新たなレゲエ解釈やサブジャンルの誕生を横目に、90年代以降の本国レゲエ・シーンは、お世辞にも活気があるものとは言えなかった。しかし2000年も10年を越えた辺りから変化が訪れる。新しい世代の逆襲である。

1968年にジャマイカで産声を上げ、全世界のあらゆる音楽ジャンルに影響を与え続けているレゲエ。サウンド・システム、DJ、リミックス、ヴァージョン、ダブ、サウンド・クラッシュなどなど、現在のシーンの源となるものはすべてレゲエから、そしてジャマイカから生まれて来た。しかし各国での新たなるレゲエ解釈やサブジャンルの誕生を横目に、90年代以降の本国レゲエは、お世辞にも活気があるシーンではなかった。

NOISEY JAMAICA ① : PROLOGUE

しかし、2000年も10年を越えた辺りから変化が訪れる。新しい世代の逆襲である。「今」のジャマイカ・レゲエ・シーンをMAJOR LAZERのウォルシー・ファイア(Walshy Fire)が探る。

NOISEY JAMAICA ② : CHRONIXX AND PROTOJE

まずはレゲエ・リバイバル。ダンスホールが主役となっていたジャマイカ・シーンにおいて、ラスタファリ運動に基づいたルーツ・レゲエがまたもや注目を集めている。親の世代の歴史を取り戻そうとするニューパワー。レゲエ・リバイバルの火付け役といわれるプロトジェイ(Protoje)、MAJOR LAZERとのコラボレーションで注目されたクロニクス(Chronixx)などが登場。

Advertisement

NOISEY JAMAICA ③ : JESSE ROYAL

更にジェシー・ロイヤル(Jesse Royal)もレゲエ・リバイバル・ムーヴメントに欠かせないシンガー。その音楽性のみならず、彼のベースとなっている日々の生活や、ジャマイカが抱える問題についても語る。

NOISEY JAMAICA ④ : ISLAND RECORDS,GEEJAM STUDIOS

続いてキングストン近郊にあるストロベリーヒルへ。ジャマイカ生まれのレーベルで、ボブ・マーリー(Bob Marley)や、ジミー・クリフ(Jimmy Cliff)を輩出したISLAND RECORDSの創始者クリス・ブラックウェル(Chris Blackwell)を訪問。そしてMAJOR LAZER、ディプロ(Diplo)などで知られるGEEJAM STUDIOSからは、プロデューサーのトロイ・ベーカー(Troy Baker)、MAJOR LAZERにも参加しているシンガー/ダンサーのミスティック(Mystc)、さらにダンスホールのニュー歌姫ココ(Koko)、YAWD MOVEMENTのプロディ(Prodi)など、今後のジャマイカ・シーンを担う新進アーティストに迫る。

NOISEY JAMAICA ⑤ : NOTNICE,ALKALINE

そしてダンスホール編。名プロデューサー、ノットナイス(NOTNICE)ことエインズレー・モリス(Ainsley Morris)の元へ。彼は、ジャー・ヴィンチ(Jah Vinci)、ポップコーン(Popcaan)、そしてアルカライン(ALKALINE)などを手掛け、現在のシーンに欠かせない存在となった。そしてそのアルカラインも登場。眼球にタトゥーを入れ、肌を脱色し、猥褻なリリックと美しいメロディーで、シーンのトップに登り詰めた男が真摯に語ってくれた。

NOISEY JAMAICA ⑤ : NYAHBINGHI

ラストは、ルーツシンガー/ダブポエット・アーティストのラス・マレコット(Ras Malekot)を通じて、ラスタファリアニズム(Rastafarianism)から生まれたレゲエの起源に迫る。ラスタファリアンの集会である「ナイヤビンギ(Nyahbinghi)」に潜入。厳かでスピリチュアルな空間と、子どもたちの歌声、そして人々の笑顔が溢れるナイヤビンギ。神聖な煙に包まれながら、夜は更けていく。