Art

  • Behind the MASK 田名網敬一 記憶の集積から生まれる異界.02

    現実と虚構、フィクションとノンフィクション、リアルとバーチャルなどとカテゴライズし、どちらかひとつの世界だけで、何かを表現しようとしても、人間も世界も何も捉えきれないのではないか。そんなカテゴライズされた二元論から脱出することで、表現の世界は、あてもなく広がるのではないだろうか?

  • Do you see anything? 田名網敬一 記憶の集積から生まれる異界.01

    強い色彩や目を惹くキャラクターなど、表層の印象しか情報を処理できないほどのパワーを持つ作品。しかし、そこだけに捕らわれてしまっては、何も見えてこない。 田名網敬一は、何を描こうとしているのか? 全3回に渡り、その世界を探る。

  • 4コマのリングで闘う『味のプロレス』

    4コマ漫画『味のプロレス』はプロレスにまつわる、グッとくるエピソードが満載だ。作者のアカツキ氏は、熱狂的な昭和プロレスファン。そんな、アカツキ氏にプロレスの魅力と自身の描くプロレス漫画について語ってもらった。

  • 〈日常〉と〈原爆〉を繋ぐアニメーション映画『風が吹くとき』

    掃除をして、食事をして、会話をする夫婦の生活のなかに、戦争があり、原爆があり、死があった。

  • 本物と偽物の枠を超越する〈いんちきおもちゃ〉

    「トーマスの偽物を勧めてくる店員に『変形するなら買う』と答えていたら、次に店にいったときには、3つのトーマスが合体してロボになっていました(笑)」

  • トラウマアニメ『ポピーザぱフォーマー』の真意

    こども・アニメ専門チャンネル〈キッズステーション〉で、2000年に放送された短編CGアニメーション『ポピーザぱフォーマー』。ネットでは〈検索してはいけない言葉〉とされ、子ども向けアニメらしからぬ過激な描写ばかりが話題になる同作だが、監督は、『ポピーザぱフォーマー』で子どもたちに何を伝えたかったのだろうか?

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  • 63歳から93歳までのグラフィティ・クルー

    定年を迎え、退職した個性豊かな面々が揃う〈Graffiti Grandmas〉は、ポルトガルの最年長グラフィティ・クルー。メンバーたちは、非営利団体〈LATA 65〉が開催する、グラフィティ、ストリートアートのワークショップを受講している。主催者と60歳前後のクルー3人に話を訊いた。

  • 先入観への挑戦 暴力と戦うコロンビアの女性グラフィティ・アーティスト

    2016年11月、コロンビア政府とコロンビア革命軍(FARC)が和平合意に至り、50年以上続いた内戦に終止符が打たれた。内戦では、20万人以上の命が奪われ、700万人近くが住む場所を追われた。それから1年が過ぎ、女性たちは、自らの役割を奪い返すために、ストリートでグラフィティをツールに、ジェンダー問題、人種問題、性暴力などを助長する先入観に挑んでいる。

  • 黒人が抱える痛みと 安らぎに満ちた日常を同時に描いた画家

    2017年秋、アーティスト、ニーナ・シャネル・アブニーのふたつの個展が、ニューヨークで同時に開催された。ふたつの会場は、どちらにとっても目と鼻の先だったが、各会場で醸し出された世界観は、全くかけ離れていた。両展がそろうと、アフリカ系米国人の生きる姿が立ち現れる。

  • 2017年に疵ついた7つの芸術作品

    芸術的遺産をもっと大切にすべきだ、との願い虚しく、2017年も貴重な芸術作品が壊された。草間彌生、アンディ・ウォーホル、トマス・ゲインズバラ、クリストファー・ウール…。2018年こそ悲劇が起こらないよう、このリストを頭に入れて、芸術作品を堪能したい。

  • 活きいきした〈世捨て人感〉から生まれる花井祐介の作品

    2017年にリリースされたヴァンズとのコラボレーションで注目集めるアーティスト、花井祐介。2017年7月に作品集『Ordinary People』をリリースし、11月からGALLERY TARGETにて個展を開催している。60年代のアメリカン・カルチャーに傾倒し、サーフ・カルチャーをこよなく愛する彼は、何を求め絵を描き続けるのだろうか?

  • DAN FLAVIN x Morton Feldman x FLUX Quartet 三位が織りなす剥き出しの空間と時間

    〈光〉そのものを追求し、ミニマリズムを標榜したアーティスト、ダン・フレイヴィン。〈音〉そのものを追求し、ニューヨーク楽派を牽引した作曲家、モートン・フェルドマン。同時代にニューヨークで新たな表現形態を模索し続けた両者のコラボーレーションが、エスパス ルイ・ヴィトン東京にて開催中の『DAN FLAVIN』展で実現。