気候変動
ミレニアル世代が親の環境意識を変える 私たちがとるべき6つの行動
スウェーデンの少女、グレタ・トゥーンベリによる学校ストライキなど、近年世界的な広がりをみせる温暖化への抗議運動。いっぽうで、彼らと親世代との意識の差も指摘されている。私たちの親に危機感を持たせ、実際に行動を起こしてもらうにはどうするべきか、アクティビストや心理学者に話を聞いた。
アボカドブームがもたらすチリの干ばつ
アボカドブームのせいで、チリの農業地域、ペトルカでは、生命の源である水が吸いつくされている。世界中からの需要に応えるべく、ペトルカの生産者は違法に地下水を流用してアボカドを栽培している。その結果、干ばつが発生し、住民は政府の給水トラックの水を飲まざるを得ない状況だ。
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ホノルル市長が語る ハワイの新たな取り組み
「もし、あなたの家が火事になったらどうしますか? 部屋の中で黙って最善の結果を祈るでしょうか? そんなはずはありません。誰もが、火を消すためにあがくでしょう。米国第13の都市、ホノルルの市長である私は、気候変動が私たちの島々を徐々に蝕むさまを目の当たりにしてきました」
自ら鳴らした警鐘を無視する石油会社
大手石油企業〈ロイヤルダッチシェル〉は、1991年、短編ドキュメンタリー『Climate of Concern』を製作した。この作品を観ると、およそ四半世紀前の石油業界のほうが、気候変動に危機感を抱いていたようだ。
国際社会が関心を寄せない気候変動の影響が深刻なソマリランド
ソマリランドは、ここ何十年ものあいだ、旱魃に悩まされ続けている。誰もが以前のように雨が降るのを待ち望んでいるが、旱魃は今や当たり前になってしまった。科学者の研究によると「アフリカの角」で何十年も続く旱魃と二酸化炭素の排出量の上昇には直接的な相関関係があるようだが、悪化する状況の原因はそれだけなのだろうか。