Health
〈手つなぎ〉による鎮痛効果
「パートナーが手を握ると、実際に痛みが和らぐことがわかりました。さらに興味深いのは、カップリング、つまり、ふたつの脳の同期と鎮痛作用との関係です。同期のレベルは、痛みを和らげる度合い、パートナーの共感の度合いと関連していたんです」
〈人食いバクテリア〉とは何か。発見した臨床医が語る、その実態
短時間のうちに体の壊死を引き起こす〈人食いバクテリア〉。国内でいち早くこの症例を発見し、論文を発表したのは清水可方医師だ。清水医師はどのような経緯でこの細菌を発見し、対峙してきたのか。臨床の現場から発見当時を振り返る。
日本の感染者数は過去最高 致死率30%の〈人食いバクテリア〉とは
〈人食いバクテリア〉なる恐ろしげな病気をご存知だろうか。日本での感染者数は過去最高を記録している。致死率30%ともいわれるこの病気の正体は?感染症の専門家である国立国際医療研究センター病院の秋山徹氏に疑問をぶつけた。
精神疾患への理解と患者たちに希望を与えたマライア・キャリーの告白
マライア・キャリーは、2018年4月13日号の『People』によるインタビューで、2001年の入院時に双極性障害Ⅱ型と診断されたことを明かした。彼女は「長年、現実を受け入れられず、孤独だったし、誰かにこの事実を暴露されるのではないかと不安だった」と告白した。「過去最高につらい数年」を乗り越えたマライアは、ようやく最近になって、治療を決意した。
光明差し込むトランスジェンダーへの医療とその未来
今年1月、医学専門誌『Transgender Health』で、ホルモン治療によりトランスジェンダー女性患者が授乳に成功した、との研究結果が発表された。この成果は多くのメディアに取りあげられ、現代医学の勝利、ともてはやされた。最先端の治療だ、との評価のいっぽうで、他分野の進歩と比べると遅いくらいだ、とする意見もある。
なぜお腹が鳴ると恥ずかしいのか
なぜあのとき、昼食をとらなかったのか。私は鳴り止まないお腹を必死でおさえ、恥ずかしさに押しつぶされそうになりながら、いま猛烈に後悔している。なぜ、お腹が鳴ると恥ずかしい気持ちになるのか? お腹が鳴り、恥ずかしさを感じているときの心理について、羞恥心に詳しい、菅原健介教授に助けを求めた。