健康

  • ソマリア紛争に立ち向かう〈サーフィン・セラピー〉

    アルシャ・バブによる爆破テロ現場からわずか数キロ、青く澄んだ海に沿った長く白い砂浜で、少年兵と若者の更生のための新たな取り組みが行なわれている。NPO団体〈Elman Peace〉は、海賊行為で悪名高いこの場所で、ソマリアの海、サーフボードを、前向きな変化のきっかけにしようと奮闘している。

  • 完璧な虫歯対策が効かない理由

    ハミガキ粉に含まれるフッ素は、効果を発揮するには充分ではない。むしろハミガキ粉には、毒性物質が含有されている。マウスウォッシュに含まれるアルコールは、99%のバクテリアを殺すが、同時に口内の微生物の働きを阻害し、その結果、歯茎が乾燥して口臭につながる。

  • セラピストへの〈10の質問〉

    ドイツ、ケルンのダニエル・ワグナーの診察室には、診察用の椅子がない。34歳の心理療法士である彼は、クライアントの対角線上に座る。「こうすれば、クライアントは、私と視線を合わせずに会話できます。必要以上に〈病気〉だと感じてほしくないので、〈患者〉ではなく〈クライアント〉と呼んでいるんです」と彼は説明した。

  • セルライトはどうして〈悪〉なのか

    現代社会は、皮下脂肪を敵視している。しかし、生物学的に、セルライトの発生は不可避なのだ。フランス国立健康・医療研究所の上席主任研究官であり、脂肪組織の専門家のマックス・ラフォンタンは、こう説明する。「第二次性徴のひとつです。胸と同じです」

  • オフィスの空調は男女差別主義者なのかも

    女性たちは白湯を入れたマグカップを両手でぎゅっと握りしめ、ダウン・コートを着込んで電話に対応している。真冬でもお昼は外に出て、日光に当たろうとする。一方、多くの男性は、オフィス環境を快適だと感じている。これはどういうことだろう? 女性の体温が低いのか、あるいは、男性があまり温度に頓着しないだけか。

  • 女性の身体に神出鬼没する青アザの正体

    人間の皮膚は3層構造になっている。いちばん上の、私たちが目にする層が〈表皮〉。その下が、毛細血管、汗腺、毛嚢などがある〈真皮〉。そして最下層が、主に脂肪、そして血管や神経が走る〈皮下組織〉だ。真皮か皮下組織の血管が破れ、血液がその周囲の組織に流れだすとアザになる。

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  • VRによる不安障害治療法

    VRは、臨床医療の分野でも新たな治療法として注目されている。特にPTSDを始めとするメンタルヘルス治療に役立っているようだ。ビデオゲーム風のシナリオを利用すれば患者が治療に集中できる。楽しめると同時に、実行機能、マルチタスク、記憶力、注意力が必要となり、10分も集中できなかった患者が、認識力検査に真剣に取り組むようになったという。

  • 産後復帰を目指す女性アスリートの現状

    女性アスリートは、現役復帰という厳しいタスクを身体に課した後、産後に職場復帰する女性と同じく、社会からの期待、水準の低い産休、育休制度などの問題に直面する。しかし、そんな負担を抱えながらも競技復帰して卓越した力を発揮できることを女性選手たちは再三にわたって証明してきた。

  • 女性らしさを取り戻す人口乳首の可能性

    ミシェル・コラス=アーベルは、2011年の終わり頃から、乳がん手術を受けた女性たちのために〈人工乳首〉の製造を始めた。彼女自身も乳がん手術を受け、現在は寛解期にある。がんでダメージを受けるのは肉体だけではない、と彼女は語る。身体は、手術や化学療法で回復するが、自尊心や自信が失われてしまうのだ。

  • 借金と健康 負のスパイラル

    借金と健康悪化の関係は明らかだ。しかし、借金そのものが健康問題を引き起こしているのか、それとも貧困など、借金に伴う事象が原因なのかは、明確ではない。

  • 糞尿後の手洗いについて

    「手を洗わないで死んだヤツなんて誰もいないのに、なんで貴重な水をムダにするんだ? 俺たちはもっと水を節約すべきだろ?」

  • シワを伸ばしたいのは顔だけではない

    ボトックスはボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種。これを身体に注射すると、筋肉は弛緩する。この行為は美容用途にも用いられ、額や目の周りのシワが少なくなるとして、一般女性を中心に広まっている。しかし、今では男性も打つ。それもアソコにである。