heavy rock

  • ENDONがそれでも〈バンド〉である理由

    要素分解すると浮かび上がるのは、明らかに歪な経路を辿るチャート。かつてなく〈ロックバンド〉の体裁でありながら、ハイコンテクストに〈ノイズ〉でしかない存在感は、ENDONならではのエクストリーム。

  • 先鋭的ヘヴィ・ミュージック・フェスティバル〈ROADBURN〉

    約20年前に始まった〈ロードバーン(Roadburn)〉は、先鋭的なヘヴィ・ミュージック・フェスながら、オーディエンス、アーティスト双方から熱烈な支持を集めている。出演アーティストは、今をときめく業界のビッグネームではない。ロードバーンのラインナップには、どこまでも実験的で、エクストリームなサウンドを追求する異端児が名を連ねている。

  • 超重量級師範 INTEGRITY

    クリーヴランドが生んだ暗黒メタル・ハードコア・キングINTEGRITYが、最新作『Howling, For The Nightmare Shall Consume』を引っさげて来日。創始者であるドゥイド・ヘリオンにインタビュー。あと数年で五十路を迎える男だが、現場から離れる素振りもヘッタクレもない。

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  • 四股踏み続けて29年  横綱UNSANEのひとり相撲ここに極まれり

    ニューヨークが生んだ〈スーパー・ノイズロック・キング〉UNSANEが、8thアルバム『ステリライズ』を発表。2008年には、結成30周年を迎える彼等だが、その血飛沫ジャンクロックは、衰えるどころか、更にパワーアップして惨殺モード全開である。横綱モード全開なのである。

  • TODAY IS THE DAYがブン投げた暗黒轟音混沌メタルの歴史的名盤

    1992年にテネシー州ナッシュヴィルで結成されたTODAY IS THE DAYは、スティーヴ・オースティン率いる暗黒轟音バンド。そんな彼らの初期を代表する作品が、1997年の4thアルバム『Temple of the Morning Star』だが、リリース20周年を記念したデラックス・エディションが再発された。当時の状況をスティーヴが振り返る。

  • 大成功も〈副作用〉でしかない21世紀のメタルヒーローMASTODON

    グラミー賞へのノミネートがこれまでに3回、様々な映画への楽曲提供、そしてアルバムを出せば、ビルボードチャートベスト10に必ずランクイン。アトランタ出身のMASTODONは、間違いなく現代を代表するスーパーメタルバンドだ。もちろん最新作『エンペラー・オブ・サンド』も大ヒット。しかしこのスーパー4人組はデビュー当初から何も変わっていないのであった。

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  • スラッジ界のゴッドファーザー カーク・ウィンドスタイン(CROWBAR)に訊く

    CROWBAR、DOWN、THE KINGDOM OF SORROWのカーク・ウィンドスタインは、あらゆるものを見てきたスラッジ界のゴッドファーザーだ。彼の目、白髪交じりの髭、そしてエモーションたっぷりに響き渡る声にも、彼の経験が溢れ出ている。

  • HELLFEST 2016

    HELLFESTは、フランスで毎年開催されている世界最大最強のメタルフェス。空と大地と聴衆の耳を擘く爆音で、世界中のメタラーを熱狂の渦に巻き込んできた。今年のヘルフェストでは、約15mのレミー・キルミスター(MOTÖRHEAD)のモニュメントがメタラーを見守る中、相変わらず感動と威厳とバカバカしさに溢れたプログラムが大地を揺らしまくっていた。

  • チャールズ・マンソンを愛してやまないアンクル・アシッド&ザ・デッドビーツ

    サマー・オブ・ラブは幻想が生み出した社会現象だった。愛に溢れた夏の次には、当然、フォール・オブ・ヘイトが訪れる。1969年8月に起きた「シャロン・テイト殺人事件」は、脳内フラワー・チルドレン、フリー・セックス・フリークスに秋の気配を伝え、同年12月の「オルタモントの悲劇」はヒッピーたちに夏の終わりを宣告した。夏の終わりとともに、『Fun House』(1970)のなかで日差しを…

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