移民

  • 日本のリトル・ネパール〈阿佐ヶ谷〉

    「どうして日本に来たの?」「日本は安全に暮らせて、安定したビジネスができるから」

  • 世界情勢に惑うヘナタトゥー

    ヘナは、おでこに〈私は外国人です〉と貼るのと同じだ、とずっと信じていた。

  • 米国への移民が飛び乗る、悪名高きメキシコの鉄道脇で生きる女性

    メキシコの第二の都市、グアダラハラの街を横切る鉄道脇で、移民たちのために生きる女性がいる。彼女は、ゴミの山の上で暮らし、米国へと向かう移民たちを支援している。

  • ニューメキシコ州の荒野に消え入る町

    ニューメキシコ州の荒野に消え入りつつある、かつて栄えた町々。鉄道産業の隆盛にともない、世界中から押し寄せた入植者たちも、刻々と移り変わる経済、社会状況とともに、荒野のオアシスを後にした。現在、荒廃した町々では、リタイアした高齢者、静かに死を待つ老男女が、ごくごく少数ながらも、往時の賑わいを偲びながら日々を過ごしている。

  • 『海は燃えている』② ジャンフランコ・ロージ監督の映画観

    『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島』で、国際社会が抱える移民・難民問題を改めてわれわれに提示したジャンフランコ・ロージ監督。彼が撮らえ、表現する、アフリカからの移民、難民たちの欧州移住の窓口になったランペドゥーサ島の現実は、日々、新天地を求めて移民、難民が世界中から訪れる、ここ日本の現実と何ら変わらない。

  • トランプ的経済ナショナリズムが ファッション業界に与える損失

    移民を排斥し超国家主義を打ち出すトランプ大統領は、国境の垣根を越えて展開されるファッション業界において脅威である。経済的なナショナリズムがファッションシーンを衰退させたことは、アドルフ・ヒトラー、ムッソリーニなど、過去の歴史によって証明されている。

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  • トランプ移民入国禁止令に対する ファッションデザイナーの抗戦

    移民受入プログラムの120日間凍結をはじめとするトランプ大統領の〈大統領令〉によって、米ファッション界が揺れている。トランプ大統領が就任したことにより、米国に住むアパレル業界に関わる人々や、海外に生産の拠点をおく米ブランドなどに、どのような影響が出るのだろうか?ニューヨーク・ファッションウィーク直前に、幾人かのファッションデザイナーに話を聞いた。

  • 軍事用ハイテクカメラでの表現! リチャード・モッセによる難民危機

    アイルランド出身の写真家リチャード・モッセ。コダックのエアロクロームというフィルムを使い、赤、ピンク、赤紫の発色で描き出されたコンゴの紛争写真に続き、軍事用にも使用されるハイテクカメラを駆使した作品を手掛けた。約29㎞離れた場所からでも撮影可能なこのカメラで描き出したものとは?

  • 国境の壁をめぐる米国内の動き

    トランプ大統領が建設を計画する米墨国境の壁をめぐり混沌とするトランプ合衆国。〈国境の壁〉コンペ、フェイズ1の募集締切が明日、3月29日に迫るなか、米国各地の自治体は壁建設反対の動きを強め、建設参加を希望する企業を牽制する法案が、各地で続々と起草されている。〈恥辱の壁〉とも称される国境の壁は完成するのだろうか。

  • ティフアナで足止めを食うハイチ難民の喜怒哀楽

    ハイチ人の多くは、まともな生活環境を求めて国外に移住せざるを得なかった。ブラジルへ移民したハイチ人は、サッカー・ワールドカップやオリンピックのためのインフラ整備の仕事などに就いていた。しかし、オリンピックが閉幕するなど、ブラジルでの生活が苦しくなったため、多くのハイチ人が米国を目指し旅立つ。メキシコから米国への入国を目指すが、ティフアナをはじめとする国境沿いで足止めを食っている。

  • 史上初の女性ハイジャッカーのはなし

    ハリドが〈テロリスト〉なのか〈自由の戦士〉なのか、という議論は、相対的にならざるを得ないが、彼女の、パレスチナへの確固たる献身と情熱に、議論の余地はない。「私はイスラム教の家庭に生まれました」と彼女。「とはいえ、狂信的な信者ではありません。私が狂信的になるのは、パレスチナとパレスチナの人々に対してです」

  • 『海は燃えている』① ジャンフランコ・ロージ監督が観た現実

    2016年2月のベルリン国際映画祭で金熊賞に輝いたジャンフランコ・ロージ 監督の『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』は、イタリアのランペドゥーサ島と地中海を舞台にした迫真のドキュメンタリー映画だ。長閑に暮らす島民と、新天地を目指す移民が生みだすコントラストは、現実の不条理さを、あまりにも的確に表現している。