イスラム教

  • ふたつの祖国が対立している今、イラン系米国人の私が伝えたいこと

    自分が成長期に感じた不安が次の世代に引き継がれていることほど、悲しいことはない。

  • エヴァ・ウッソン監督インタビュー。『バハールの涙』で描いた女の戦場。

    2014年8月3日、IS(イスラミックステート)の戦闘部隊が、ヤズディ教徒30万人が暮らすイラク北部のシンジャルに侵攻。逃げ遅れた男性は殺害、女性は性奴隷にされ、子供たちはIS戦闘員の養成所へ送られた。過酷な現実から立ちあがり、自らの尊厳のためISと戦った女たちのリアルストーリーから着想を得て、映画『バハールの涙』はつくられた。監督のエヴァ・ウッソンに話を聞いた。

  • 叔母の死を通して学んだインドネシア人にとっての霊の存在

    インドネシアでは、地域によって程度の差はあるものの、〈ルー〉と呼ぶ霊が生活に深く根ざしている。特にインドネシアのマレー半島で暮らすムスリムたちが霊的、超自然的な存在を信じる習慣には、長い歴史がある。そもそも、そういった習慣は、この地にイスラム教が根付く以前からの土着信仰にルーツを持つという。

  • 世界初のアラビア語音楽ウェブマガジン

    アラブ・ミュージシャンは、音楽そのものよりも、難民危機、セクシュアル・アイデンティティやジェンダー・アイデンティティ、〈アラブの春〉やシリア内戦など、現代社会の問題をいかにして斬るかで評価されてるという。世界初のアラビア語音楽ウェブマガジン〈Ma3azef〉が目指すのは、偏屈に語られがちなアラブ・ポップカルチャーの刷新だ。

  • シャーマンと過ごしたカザフスタンでの奇妙な冬

    カザフスタンの女シャーマン、ビファティマ・デゥアレトワ。彼女のもとには、不治の病の治癒を願う者、薬物依存に打ち克とうとする者、妊娠を望む者が集う。羊を屠り、神に動物の魂を捧げて、邪悪な精霊を取り除くという、イスラム教の供儀〈クルバン〉を執りおこなう模様をまとめたフォト・レポート。

  • イランのスケーター

    イランの指導者層は反欧米に固執しているが、若者たちは、モハンマド・レザー・シャー・パフラヴィー皇帝の時代からあるペイカンと、プジョーの間を縫うように自らの生を謳歌している。テヘランのストリートは、スケーターのためにある。

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  • 台北のハラール・スケーター

    スケート・カルチャーとイスラム文化を融合した空間。

  • SOUL FOOD: ハラールとは神が認めたグルメ

    ハラールとは、イスラム法上でのすべての基準を満たした処理方法によって、ハラール認証を受けた食材や料理のことである。ムスリムにとって、ハラール以外の食品を口にすることは神の教えに背く行為。ここ最近日本でも、ハラール・レストランや食材店、大学の学食などでも目にすることが増えてきた。

  • 中央アフリカ共和国の兵士は黒魔術で砲弾をかわす

    中央アフリカ共和国は、大勢がクリスチャン、それに次いでムスリムとアニミズム信仰者がいる。しかし、ほとんどの人々は信仰に関係なく、魔術を信じている。そしてこの国では、訴訟の4割は魔法がらみで、弁護士たちは原告たちに、被告を魔法で呪わないよう、厳しく指導している。また、動物に変化する魔術は暇つぶしとして人気があるそうだ。

  • ギリシャの刑務所から出所したイスラム系移民 タブー視されてきた刺青を入れる理由

    ギリシャでは過去数十年で急増した移民に対する反発が強まり外国人排斥運動にまで発展した。中でも、シリアやイラクやアフガニスタンといった紛争地を逃れたイスラム系移民が多い。服役中の囚人たちは監獄の中で、イスラム教でタブー視されてきた刺青を彫り入れるのだという。一生消えない傷を身体に刻み込む理由とは。