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テクノ音楽、ターボ・フォーク、NATOの空爆 10年間で変わり果てたセルビアの記録
クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、コソボ、マケドニアと、現在は7つの国家となった旧ユーゴスラビア。1990年代に起きた紛争が、全てを変えてしまったが、その模様を25年に渡り、独自の視点で撮影してきたスルジャン・ヴェリョヴィッチ。80年代の平和な時代から、NATOによる空爆があった際の様子までをまとめた「1990s」の紹介とインタビュー。
写真家パーカー・デイの潜在意識から生まれた奇想天外なフリークたち
ド派手なメイクや衣装を身にまとい、まるでアニメや化け物など、この世の人とは思えない奇想天外なキャラクターを創り上げ、ポートレート写真を撮りおろした写真家、パーカー・デイ。〈ジェンダー〉〈アイデンティティー〉〈ジェンダー・アイデンティティー〉を作品のテーマとしているという彼女のインタビュー。
心に病を抱えて過ごした10代の色あせたスナップ
抑うつのような複雑な内面的葛藤を写真で表現するのは難しい。写真家、ジャッキー・ダイヴスが、自身が不安や抑うつに悩まされた10代の時に撮影した写真を、改めて現像し、写真展で披露したのだが、そこには、何が表現され、写し出されているのだろうか?
ティーンエイジャーが支える廃れゆく町のサーカス
イングランドのノーホーク州にあるグレート・ヤーマスの経済状況は芳しくない。多くの商店が店閉まいを迫られる中、この町にあるサーカスだけが、常に満員御礼となっている。ショーの中盤で板敷きの舞台が水の中に落ち、スイミングプールが新たな舞台となるというヒポドローム・サーカス場は、この町の人々を魅了し続けている。
パレスチナとイスラエルの 歴史が生んだ〈不在〉と〈現在〉
『Time and Remains of Palestine』が扱うのは緊迫した政治的テーマにもかかわらず、美しく、不気味で、慎ましいパレスチナの過去と、ヨルダン川西岸地区の不安定な現在を撮しだしている。1948年の〈ナクバ〉を表現するために、写真家、ジェームス・モリスは、どれだけの労力を費やしたのだろうか。
オーストラリアとニュージーランドにて、忘却された同性愛男性に対する暴力
オーストラリアとニュージランドで起こっていた、同性愛男性に対する暴力事件に焦点を当てた写真家ショーン・コイルへのインタビュー。公衆トイレや街頭に照らされた通りを、暗くダークなトーンで写し出している作品は、何を意味し、何を伝えようとしているのか?
チェルノブイリ、放射能汚染区域で暮らす人々
1986年、チェルノブイリ原子力発電所で、電力サージによる原子炉爆発が起きた。30年経った今でも、この周辺は立ち入り禁止区域となっている。しかし、かつて、暮らしていた140名ほどの住民が、政府の勧告を無視し、この地で再び暮らしている。原子力発電所で働く労働者も含めて、写真家、エステル・ヘッセンが捉えたものとは?
失われゆくロンドンの光景
ロンドンは、現在、高級化と均質化が進み、街は取り返しのつかないほど大きく変容している。そんななか、Lurkersと呼ばれるアーティスト集団が、街の変貌や閑散としてグラフィティで埋め尽くされたアングラな場所に焦点を当て、写真を撮り続けた。彼らが今ロンドンを表現する意図、そしてグラフィティについても語る。
軍事用ハイテクカメラでの表現! リチャード・モッセによる難民危機
アイルランド出身の写真家リチャード・モッセ。コダックのエアロクロームというフィルムを使い、赤、ピンク、赤紫の発色で描き出されたコンゴの紛争写真に続き、軍事用にも使用されるハイテクカメラを駆使した作品を手掛けた。約29㎞離れた場所からでも撮影可能なこのカメラで描き出したものとは?
ティフアナで足止めを食うハイチ難民の喜怒哀楽
ハイチ人の多くは、まともな生活環境を求めて国外に移住せざるを得なかった。ブラジルへ移民したハイチ人は、サッカー・ワールドカップやオリンピックのためのインフラ整備の仕事などに就いていた。しかし、オリンピックが閉幕するなど、ブラジルでの生活が苦しくなったため、多くのハイチ人が米国を目指し旅立つ。メキシコから米国への入国を目指すが、ティフアナをはじめとする国境沿いで足止めを食っている。
イギリスで最も小さな町、セント・デイビッズの日常
ウェールズの最西端にあるイギリスで最も小さな街、セント・デイビッズ(St. David’s)。まるで、デヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』を想起させるが、殺人などの事件とは無縁。とても美しく、温和な日常を、この町出身の写真家、アレックス・イングラムが写し出す。