シリア

  • 「声」と「音楽」を武器にISと闘う クルド人女性アーティスト

    27歳のポップスター、ヘリー・ラヴ(Helly Luv)。2ndシングル「Revolution」とMVで、ラヴはテロ組織に戦闘を仕掛けた。クルディスタンのなかでも、IS占領地からほど近いロケーションで撮影されたMVに、完全武装のヘリー・ラヴが実物の戦車、本物のIS被害者とともに登場する。

  • 敵対行為停止合意発効後もシリアに轟く爆撃音と銃声

    リヤド氏は「停戦なんて嘘だった。今日は10回以上政府軍の空爆があった」と悲しげな声で電話してきた。敵対行為停止により、シリアの大部分は比較的穏やかにはなったものの、一部ではまだ空爆や戦闘が続いている。

  • シリア南部の要衝ダルアーをめぐる闘い②

    ダマスカス攻略のためにダルアー掌握を急ぐ自由シリア軍。ダマスカス防衛のためにダルアー掌握に焦るアサド政権。果たしてどちらの勢力がダルアーを制するのか。流血の絶えない惨禍に戦闘員たちな何を想うのか。内戦の行く末を占うべく、2015年、自由シリア軍に密着した貴重なシリーズ第二回。

  • シリア南部の要衝ダルアーをめぐる闘い①

    2011年3月、シリア南部のダルアーでの反体制デモから広がったシリア騒乱。発端の地、ダルアーでは、未だ、アサド大統領率いる政府軍と、自由シリア軍をはじめとする反体制武装組織が攻防を繰り広げている。アサド政権の本拠地ダマスカスから約120km南に位置するダルアーは、政権、反体制派、どちらの勢力にとっても戦略的要衝の地だけに、攻防はときとして熾烈を極める。

  • ヒズボラに包囲された街の反体制派指揮官が語るシリア

    2012年の夏、アブドゥッラフマンは、反体制を標榜するマダヤとザバダニで、シリア政府軍が平和的に活動する反体制団体への容赦ない弾圧を加えるのを目の当たりにし、反政府運動に身を投じる決意を固めた。

  • アメリカで生活するシリア難民の現状

    アメリカ・オバマ政権は、1年間で1万人以上、これまでの約6倍にあたる難民の受け入れを計画していたが、パリ同時多発テロの影響を受け、31もの州が難民の受け入れ拒否を表明。更に野党・共和党からは、計画停止の声が高まり、米連邦議会下院では、シリア難民の受け入れ審査を厳しくする「外敵に対する国家安全保障法案」が可決された。

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  • IS幹部のヤサで発見された大量のコカイン

    最後に見つけたのは、白い粉が詰まった透明のビニール袋だ。YPGの兵士たちは、まるで中身が何なのかわかっていなかった。私が袋に人さし指を入れてみると、そう、それは疑いようもなく、コカインだったのだ。

  • イラクをめぐる闘い(7)前進するクルド人自衛組織 ペシュメルガ

    ISに衰えの兆し、ピークは過ぎた、等々、楽観的な報道が散見されるものの、アメリカ率いる有志連合ですら過激武装集団を壊滅させるに至っていない。戦地を知らぬ自称専門家たちは何をもって、衰退、ピーク、云々を語るのか。断片的な情報を繋ぎ合わせただけの解説は果たして的を射ているのか。真実を探るべく、ISと対峙する人々の事情と心情を追う、シリア、イラクからのレポート。

  • イラクをめぐる闘い(6)宗教も国境も越える支援

    ISに衰えの兆し、ピークは過ぎた、等々、楽観的な報道が散見されるものの、アメリカ率いる有志連合ですら過激武装集団を壊滅させるに至っていない。戦地を知らぬ自称専門家たちは何をもって、衰退、ピーク、云々を語るのか。断片的な情報を繋ぎ合わせただけの解説は果たして的を射ているのか。真実を探るべく、ISと対峙する人々の事情と心情を追う、シリア、イラクからのレポート。

  • 2014年6月 わたしのIS潜入記

    2014年6月、映像制作者メディアン・ダリアは単身、ダウラ・アルイスラミーヤ(通称イスラム国、以下IS)を訪れ、「カリフ帝国」で3週間を過ごした。彼のまだまだ新鮮で希有な体験を紹介したい。

  • 内部からのテロ脅威 ISへ向かった英国少女

    2015年2月、ロンドン在住の15~16歳の少女3人が、トルコを経由し、ダウラ・アルイスラミーヤ(通称イスラム国、以下IS)に参加するためシリアへ向かった事件。彼女たちは、ISの構成員と結婚し、次代の戦士の育成を目的としているという。

  • アレッポの生霊⑤ シリア 反体制派の素顔

    ダーイッシュ(自称イスラム国)がメディアを賑わせるせいか、ムスリム=テロリスト、という観念図式が着々とわれわれのあいだに浸透しつつある。ダーイッシュでもアサドの犬でもない、シリア反体制派の日常を紹介したい。