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ペットのように愛しい?動きに反応する、2種類のインタラクティブライト

オランダのデザインスタジオ、デ・グラーフが発表した2種類のインタラクティブライトは、センサーによって人のいる場所をとらえ、明るく照らす。動き回るデスクライトは、まるでペットのように愛らしい。

天井に取り付ける『Wallace』 と、デスクライトの『Darwin』

オランダのデザインスタジオ、デ・グラーフが、2種類のインタラクティブライトを発表した。インタラクティブライトのシリーズ名は、『Species of Illumination』。シリーズには、天井に取り付ける『Wallace』 と、デスクライト『Darwin』の2種類がある。

『Wallace』は、長いコードの先にライトが付いている。コード部分の先端を天井に取り付けると、逆側の端にあるライト部分が、センサーによって部屋で最も暗い部分を探し、そこを照らす仕組みだ。

これに対し、『Darwin』はライトがある頭部、ボディ、車輪の各パーツに分かれている。頭部にはセンサーが付いている。ライトの前で手を動かすと、それに反応して、車輪で動く対象物を追いかけることができる。ボディにはソーラーパネルがあり、日中の太陽光を充電できる仕組みになっている。人の動きに合わせて付いてくる『Darwin』は、まるでかわいいペットのようだ。

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『Wallace』 と『Darwin』は連動している。『Darwin』がセンサーによって動く対象物を察知すると、『Wallace』に信号を送る。それをキャッチした『Wallace』は、ライトを点けて暗い場所を照らすというシステムだ。

ペットに対するような愛情が生まれるライト?

デザイナーであるボブ・デ・グラーフは、このプロジェクトについて「人と、この2種類のライトとのつながりは、ペットと交流するときと似たような幸福感をもたらす」と、2011年のデザインアカデミー・アイントホーフェンの卒業制作展で語った。

シリーズ名の『Species of Illumination』は、直訳すると新種の照明という意味だ。人の動きに反応する、2種類のインタラクティブライトは、ただ単に部屋を明るく照らすだけでなく、それ以上の感情を人に与えるかもしれない。