90年代に撮影された、アムステルダムの売春街

写真家であるヒュープ・プリカーツは、観光客が押し寄せる以前、90年代にアムステルダムのレッドライト地区を撮影していた。そこには、売春婦、清掃員、売春婦の客、犯罪者、隣人、観光旅行者、ドラック中毒者、現代とは異なる、この地区の混沌が収められている。

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01 March 2017, 12:00am

一見したところ、過去数十年の間、アムステルダムにあるレッドライト地区は、それほど変化していないように見えるかもしれない。依然として売春婦は、通行人にサービスを提供しているし、ほとんどの街角で、怪しげなバーや密売人を見かける。しかし、このエリアには、過去数年間で決定的な変化がもたらされた。レッドライト地区の〈一掃〉という市の取り組みにより、数多くのコーヒーショップや、売春婦の飾り窓が閉鎖に追い込まれた。おびただしい数の観光客が詰めかけ、同エリアの性質が変わってしまったせいだ。

写真家のヒュープ・プリカーツ(Huub Prickaerts)は、90年代にレッドライト地区に居住し、その地区の売春婦、清掃員、売春婦の客、犯罪者、隣人、観光客、ドラック中毒者を撮影した。一般的にレッドライト地区の人々は、写真家を快く受け入れないため、プリカーツは何食わぬ顔でそっぽを向き、腰くらいの位置にカメラを据えたまま、ノーファインダーでシャッターを切っていた。その技術について疑問に思うかもしれないが、彼の写真は撮るべきものを捉えていた。

ヒュープ・プリカーツによるアムステルダムのレッドライト地区の写真は『De Wallen, Foto's 1993-1996 (飾り窓、1993~1996年の写真)』Uitgeverij Weesperzijde社がリリースしている。