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Who Are You?:イケダさん -仮名-(42歳) 職業・秘密

「僕一人で生きているのなら全然大丈夫なのですが、仕事先とか家族全員にカミングアウトしておらず、迷惑がかかるかもしれないので、今回は秘密でお願い致します」

by VICE Japan; photos by Yohei Miyamoto
22 January 2016, 7:07am

良く行く中華屋さんでお会計。中国人のお姉ちゃんがレジを打ち間違えました。合計¥999,900-。初めてリアル&生の「哎呀〜!(アイヤ〜!)」を聞きましたよ。ちょっと可愛かった。

日々の生活の中で、私たちはたくさんの人たちとすれ違います。でもそんなすれ違った人たちの人生や生活を知る術なんて到底ありません。でも私も、あなたも、すれ違った人たちも、毎日を毎日過ごしています。これまでの毎日、そしてこれからの毎日。なにがあったのかな。なにが起るのかな。なにをしようとしているのかな。…気になりません?そんなすれ違った人たちにお話を聞いて参ります。

イケダマタオさん 仮名- (42歳):職業・秘密

こんにちは、本日はよろしくお願いします。早速なのですが、ご職業…秘密なんですね。…ヤバイ仕事ですか?

いえいえ(笑)。えっと私、同性愛者なんです。僕一人で生きているのなら全然大丈夫なのですが、仕事先とか家族全員にカミングアウトしておらず、迷惑がかかるかもしれないので、今回は秘密でお願い致します。

了解致しました!では、ご出身はどちらですか?

東京の世田谷です。

どんなお子さんでした?

何してましたでしょう(笑)。兄は父とキャッチボールとかしていましたが、私はまったく興味がなくて。ああ、歌が好きで、松田聖子を良く歌っていました。お正月は近所の人が集まって、僕の歌を聴きに来ていました。

あらー、うまかったんですね。私はどちらかというと河合奈保子が好きでした。

あ、僕も初めて買ったのは河合奈保子の「夏のヒロイン」でしたよ。

どんな曲でしたっけ?

♪なーつのーヒロインにー きっとなれるー♪

ああ、そうでした!そうでした!巨乳でねぇ。じゃあ、運動とかは得意じゃなかったんですか?

はい。やはり男の子的な活発なものは最初から苦手でした。

遊ぶお友達は?

女の子が多かったですね。幼稚園のときからそうで、周りからは「モテるなぁ」なんて思われていたようですが、僕としてはその方が当たり前だったんです。今考えると、「男の子」っていう帰属意識や性認識があんまり無くて、ただただ女の子といる方が楽で面白かったんです。だから男の子とは距離を感じていました。小学校に入ると、もっと「男子」、「女子」って分けられるじゃないですか。それに物凄く違和感を感じたことを覚えています。

男子から「なんでお前は女子とばっかツルんでんだよ」なんて言われませんでした?

言われました。「女たらし」って。

女たらし(笑)!

そうです(笑)。女の子と仲が良いから「たらし」って、思われていたんです。

イケダさん、イケメンですしねぇ。じゃ、この頃から、「俺、ちょっと違うかも」なんて?

男が好き…っていうのはありませんでした。ただ自分が「男」って言われることに違和感を感じてはいました。

でもどんどん高学年になって、思春期も近づいてきて、ご自身の中でギャップが大きくなったりはしませんでした?

いえ、それがだんだん男の友達も増えてきて、一緒に遊んだりして、その状況に慣れてきたんです。もちろんギャップも残っているんですが、それに耐えられないことでもなかった。男子と遊ぶし、女子とも遊ぶ。割と自然な形になったんです。

中学生活はいかがでしたか?部活とか。

陸上部に入りました。

あら、運動苦手なのに。またどうして?

男の子と遊び始めて、ちょっと男っぽくなりたいなぁ、なんて思うようにもなったんです。苦手だけどなんかやらなきゃ、って。でも球技はできないですから、とりあえず走ればと。高校入ってからも続けました。

好きな子とかできる年頃ですが、イケダさんはどんな感じでしたか?

そうですね、男子の間で女の子の話も普通にするじゃないですか。それに男っぽくなりたい時期でしたので、僕も女の子の名前を挙げていました。でも小学校4年のときに、本当に好きになった男の子がいたことはハッキリ覚えています。

どんな子でしたか?

勉強すごくできて、スポーツもすごくできて。本当に好きだったので、母親に相談したんです。そしたら「あ、それは同性愛って言うのよ」って。別に悪いこととして言われなかったので、「そうなんだ〜」って思ったくらいでした。その相手には、もちろん「好き」って言えなかったんですけど、ちょっと嫌がられながらも手を繋いだりしたのは覚えています。

キュンキュンしますね!じゃ、中学は女の子と。

まぁ、好きって言っても、それが直接セックスに結びつくことではないですし、ただ「いいなぁ」とか「可愛いなぁ」とか、そんな感じで、「あの女の子が好き〜」って言ってました。交換日記もしましたし。ですので、中学時代は、「男が好き!」みたいな感じにはなりませんでしたね。高校からです。

高校からド〜ン!と爆発ですか?

ええ、(笑)。

どんな高校だったんですか?

私立の共学校なのですが、クラスは男女別で、結構厳しい学校でした。でも高校に入ったら、完全に恋愛気質になっちゃったんです。男子だけのクラスなので(笑)。成績優秀な子とか、スポーツ万能な子がいて…。いろんな子が好きになっちゃったんです。もう、目移りしちゃうくらい。

ワー!例えばどんな男子?

野球部の男子を好きになりまして、その子が怪我しちゃったんですね。毎日お見舞いに行ってました。

アハハハハ!!

すいません、キモくて。

いえいえ!!でもそんなにお見舞いに行ったら、お相手からキモがられませんでした?

まぁ、ちょっとは(笑)。「なんでお前毎日来るんだよ。もう、いいよいいよ」「いやいや行く行く!明日なんか欲しいものある?」って。

キュンキュン〜!!

退院してからも彼は松葉杖だったので、送り迎えもして。まったく違う駅に住んでるのに。

超可愛い〜!!

そのー、乙女になっちゃうんですね。

でもさすがにそこまでやったら、疑われませんでした?

高一くらいだったんですけど、僕らの世代って、まだそんなにゲイとかって一般的ではなかったんですね。だから、「なんか優しいヤツ」くらいなモンだったと思いますし、僕自身もゲイだなんてまったく思わなかったんです。ただ「好で好きでしようがない!」なだけで、性の対象として男を見ていたわけでもないんです。ただ、そっから変なサイクルが生まれまして、好きな子ができたら、すごく近づいて、すごく尽くして、ダイレクトに「好き!」って言ったり、手紙を書いたり。だんだん慣れてきて、黙っていられなくなったんです。高校三年までの間に5〜6人はそんな子がいましたね。

でもだんだんチューしたい、とかは、なかったんですか?

その辺は遅れていたんですね。ヤリたいとかもなくて。恋することに恋しているような、ドキドキする状態で満足だったんです。

オナニーは?

もちろん、してました。

そのときの対象は?

もう男の子ですね。でもちょっと潔癖だったというか、ある日、兄の引き出しの中にエロ本があるのを発見したんです。もう本当にそういうのに嫌悪感があって。「どうしよう!このままじゃロクな大人にならない!」って、母親に相談しようかと思うくらい嫌だったんです。結局、兄に直接言いました。「変な本持ってるでしょ!捨ててきて!」って。

お兄ちゃん、カワイソー。どうされました?

すぐに捨ててきてくれました。

アハハハ!優しいー 。

でもそういうことを言いながらも、実は僕もエロ本の男優の方を見ながら興奮していたんです。女性の裸に対する嫌悪感が強かったんです。すごく嫌なんだけど、男の方にはギンギンに興味が。

なるほどー!!!!ちなみにその頃の好みのタイプは?

芸能人で言ったら、竹本孝之とか。

「てれて Zin Zin 」ですね!じゃ、高校時代で、自分は男の方が好きなんだ…って思うようになったと。

…うーん、まだ実感はなかったですね。やはりただ「好き」ってだけで。それにまわりにも女の子と付き合っている男子とかあまりいなかったんですね。厳しい学校だったので、男女交際も禁止されていましたし。

なるほどー。

だけど、男女交際禁止だからこそ、僕は自由にできた。

あー!そっかー!!!!

禁止されれば、されるほど、僕はラッキーでした(笑)。

天国ですね!

なんの罪悪感もなく、好きになったり、先輩に近づいたり。チャレンジャーでしたし、怖いモン無しでしたね。

ちなみに修学旅行とか、みんなでお風呂入りますよね?どうでした?

もう大興奮でしたね。

アハハハ!!!!

いけないと思いつつ、見てしまう。身体が反応してしまうので、抑えるのに大変でした。

エレクト!!

でも高校時代は、本当に恵まれていたと思います。変なこと言う子も、変な噂流す子もいませんでしたので。嫌なことひとつなく自由恋愛ができました(笑)。

卒業後は大学に進学ですか?

はい。

大学ではどんな恋愛生活を?もっと爆発しました?

まぁ、そうなんですけど(笑)、その前にちょっとありまして。高三のときに、好きだった子に告白したんですね。そしたら相手もそうだと。で、毎晩電話したり、遊んだりしていたんです。

それはもう付き合っているということですか?

僕はそのつもりでした(笑)。で、ある日、実習室で一緒に勉強していたんです。そしたらなんとなく手を繋ぐようになって。なんかそこで、今まで無かったような感情…興奮みたいなものがあったんです。そこからは何もなかったんですが、お互い別々の大学に入ってからの、これまたある日。

はい、ある日。

その子の家に遊びに行って、お酒も飲んじゃおっか、って。それでそのあと二人で布団の中に入って…

入って…

なんとなくお互い触り始めて。

お相手は経験があったんですか?

ないです、ないです。もちろんこっちもない。更に何をすればいいのかも分からない状態です。それで一晩中服の上からひたすら触り合っていたんですね。そしたら明け方に、明らかに向こうがイッたのが分かった。

イッた!

それで終わったんですが、そこからなんとなく気まずくなったんです。そして彼とも疎遠になり…

逆にもっとエスカレートするかと思いましたが。

いえ、それはなくて、向こうが引いてしまったというか、違うってことを気づいてしまったんですね。それで会うこともなくなりました。

せつないですね。

でも今も交流はあるんです。彼は結婚もして、弁護士になって、僕の友達の離婚問題なんかを担当しています。まぁ、デブハゲになってしまいましたけどね!なんであんなヤツ好きになったんだろう?

フフフ!

ただ、その彼とそういうことがあってから、自分でも性的なものを求めるようになったんです。それでも「自分はまだゲイじゃない」って思っていた部分もあったんですが、大学一年のときに、初めてハッテン場みたいなところにも行って。

おおー、どこですか?健康ランドとか?

いえ、公衆便所なんですけど、偶然そのメッカみたいなのが近所にあったんです。で、ある日…、

はい、またまたある日…

飲んでの帰り道だったんですが、噂は聞いていたんで、近くのベンチに座っていたんです。するといろんな人が、チラチラ見ながら前を通り過ぎて行くんです。で、その中のひとりを「チョッと、チョッと」って手招きして…

イケダさんが呼んだの?さすがチャレンジャー!

あとで聞いたんですが、習わしでは手招きなんてしないんです。基本アイコンタクトなんです。だからワケのわからないヤツが手招きしてるから、相手もビックリしたようで…

「え…え?な…なんですか?」

「みんな僕のことをチラチラ見ながら通り過ぎるんですけど、何か知ってますか?」

…って、何も知らないフリして訊いたんです。

悪りぃヤツ!!

「え…?なにも知らないの…?」って。「ココはコレコレ…こういう所だから、座ってたら危ないよ」って、色々と親切に教えてくれたんです。結局ずっとその人と朝まで話し込んで、連絡先も交換して。その後二丁目に連れて行ってくださったんです。

どんな方でしたか?

年齢は28とかだったかな。本当に親しくしてくださったんです。何件もお店に連れて行ってくれて、全部奢ってくれて…

「この子、ノンケなんだよ」

「エーッ!!」

…なんて、お店でチヤホヤされたり。すごく楽しかったですね。その彼の家に遊びに行ったり、泊まったりもしたんですが、一回も手を出さない。すごく紳士な方でした。でも結局その人に彼氏ができたので、そのまま疎遠になってしまったんですが、僕も一人で二丁目に行けるようになっていたので、そこから色々な経験をするようになりました。

ではその経験について教えてください。初体験は?

その前に、どれを初体験と言うのか、なんですね。さっきの触り合った話も初体験ですし、あとは二丁目をブラブラ歩いてるときに知り合った子と、カラオケで行為をしたことも初体験ですし。

すいません、詳しくわからないのですが、セックスが初体験ではないと?

そうですね。結局、「入れる」ということをする人もいれば、しない人もいるんです。立場的に「ウケ」と「タチ」があり、どっちでもできるという人もいます。「ウケ」でも本当に入れられるのはダメって人もいれば、入れて欲しいって人もいる。「タチ」でも、別に入れなくてもいいって人もいれば、絶対入れなくちゃ嫌だって人もいる。そして、なんでもできるって人もいる。本当に色々なんです。

では、相手によって変わることもあるんですか?

そうですね。僕も両方。どっちでも大丈夫です。

長いこと付き合った方とかいらっしゃいます?

はい、今の彼は5年くらいです。でも全然しなくなっちゃいました(笑)。

あら?なんで?

付き合って半年くらいからもう無いのですが、タイミングが合わないんです。どっちが変わっているってことでもないんですが、僕は向こうが変わっていると思っていて…

(笑)。

相手は、流れでする…っていうのが好きじゃないんです。だから「今日はする!」って感じで決めたいと。僕はお酒好きなんで、お酒の後とかにするのが好きなんですが、向こうはそれが嫌みたいで。なので、夜は必然的にやらなくなる。その代わり、朝起きて、その日が休みだとしたら「じゃ、今からやるよ!」って。で、私が「タチ」で、向こうが「ウケ」なんですが、「ウケ」は色々と準備が必要。お手入れしたり、出すもの出したり(笑)。

フムフム(笑)!

だから僕としては、もっとムードも欲しいし、義務的になるのも嫌なので、回数が減っていって、だんだんしなくなり、今のような状態になったんです。

それでも長くお付き合いされているのは、やっぱウマが合うと。

どうなんでしょうかねぇ、向こうから別れたいって言われないから(笑)。

(笑)。ちなみにカミングアウトされていないとおっしゃられましたが、やはり生活するにあたって、問題があったりするのですか?

仕事先はもう別に構わないかなあ〜とも思っているんですが、やはり家族の方が。実は僕、結婚しているんです。

え!そうなんですか!!えっと女性と…?

はい、そうです。ですので、向こうのご両親にも大きなご迷惑をかけてしまう。

詳しくよろしいですか?

はい。相手は高校生時代の同級生です。当時、彼女は、さっき言った弁護士のことが好きだったんです。でも僕も彼のことが好きだった。

そうでしたね。

高校時代は、彼のことを通じて、彼女とも仲良くなったんですが、大学に入ってから、今度は僕と付き合うことになったんです。

おや、なんかややこしいことになりそうな…

裏でそんなことがありながら、「もしかしたら女の子とも付き合えるんじゃないか」みたいな気持ちがあったんです。それに彼女はとても純粋な子だったので、体の関係とか求めてくる感じではなく、キスくらいで仲良く付き合っていたんです。でも結局は、大学一年の後半に僕がフッたんですけど、彼女は僕のことをずっと好きでいてくれて、ちょくちょく連絡もあったんですね。

はい。

でも僕は相手をせず…なぜならゲイの世界にどっぷりハマっていたから。

ええ(笑)。

でもちょっと仕事の関係で、ちょくちょく会う機会が増えてきたんです。それで、付き合うとかじゃなく、またお互い良い関係になった。ただ、このままではまた同じことになってしまう、さすがにこれはまずいと思って、カミングアウトしました。そしたら「すごく納得した」って。今まで「何なんだろ?何なんだろ?」って思っていたことが、すべてクリアになったと。彼女はゲイについての知識はまったくなかったのですが、ただカミングアウトしたことで、信頼関係が深まった。もっともっといろんなことを話し合っていきましょう、言い合っていきましょう、となりまして、新しい関係が始まったんです。

なるほどー。

彼女は仕事でヨーロッパに行ってしまうんですが、とにかく連絡は取り合って、色々報告し合っていたんです。彼氏ができたとか、仕事の状況とか。帰国した際は必ず会っていましたし、僕がヨーロッパに行ったときもそう。そうこうしている内に「結婚」という話が出て来たんです。

んんー。

彼女が結婚したいと言いました。ゲイとして生きるのは大変なことだし、支えられるのなら支えたい、って言ってくれたんです。でも僕と結婚したら、子供を産むこともできない、女性としての幸せも奪うことになってしまう。すごく悩んだのですが、ただ自分自身も、男と夫婦関係みたいな、同性婚みたいな未来が想像できなかったんです。一人の男性とそういう関係になるのが想像できなかった。一生共に生きるのは、この人なんじゃないかな…って、彼女のことを思う方が自然だったんです。それで、彼女と会ってから18年後の36歳のときに結婚しました。彼女は未だに向こうにいますが、休みになったら一緒にいます。

でも親御さんから「子供はまだなの?」とか言われませんか?

未だに言われますね。向こうのご両親はあまり言わないんですけど、ウチの方からは特に。

お友達とかは、このこと知っているのですか?

ちゃんと伝えている人も、そうでない人もいます。でも「いいとこ取りしていてズルイ!」と言われることもあります。

と言うと?

同じようにカミングアウトしていなくて、親からのプレッシャーがあったり、結婚していなくて社会的地位が低く見られたり、それで苦しんでらっしゃるゲイの方はたくさんいるんです。だから僕のことをそう思っている人は多いと思います。

稀なケースなんですね。それにしても奥様とは本当にすごい信頼関係ですね。

そうですね。外の人に言うと、なかなか理解してもらうのは難しいのですが、二人の間では納得できています。

さてちょっと色々まだお訊きしたいのですが、街とか歩いていて、「あの人はゲイ」とか、わかります?

わかります。わかり過ぎるくらいにわかります。

おお〜、どういう感じなんでしょう?

大体目が合いますね。その瞬間に何かコミュニケーションがあるんです。空気が流れるんです。

エスパーみたい!!ファッションとかでもわかります?

そうですね、服装は一番大きいと思いますが、最近はすごくわかりにくくなっています。昔だったら、小洒落た感じだったり、短髪&ヒゲみたいなのがあったのですが、今は普通の若い男の子もみんなオシャレじゃないですか。ある意味みんなゲイなんじゃないかって思うくらい。

(笑)。

物腰柔らかな若い子、増えてますからね。すごく見分けにくくなっています。

ちなみに若い子と年上、どちらがお好きですか?

断然に若い子です!完全にオジサン化しています。

結構今でも出会いとかあるんですか?

ありまーす!ありまーす!

彼氏いるのに〜?アプリ使って〜??

ホント、酷いヤツなんです。高校のときから変わってませんから。

(笑)。チャレンジャーですものねぇ。じゃ、イケダさんの最高の休日を教えてください!アプリでゲット?

いやいや、さすがにそればかりではないです(笑)。一番楽しいのは、すごく仲が良い同世代の女子の友達がいるんですけど、その子たちとお互いに料理を作って来て、思い存分飲んで、食べて、喋っているのが最高の時間ですね。

イケダさん、やはり女性に近いんですかねぇ?

うーん、そう言われることも多いのですが、すごく男っぽいと言われることもあります。いろんな要素が入っているのかな、とは思っています。トランスジェンダー…自分の性認識が異なる、女なのに男の体で生まれてきて、すごく苦しんでいる人…いるじゃないですか。僕も幼稚園とか小学校の頃、「男子」って言われることに違和感を感じていたと言いましたが、今はそれがまったく無いんです。男として生きていることに納得しているし、この容姿にも納得している。ですから、女性の格好をしたいとかは全然無いんです。

イケダさんに訊くのもなんですが、「男性の体は嫌だ!」というのと、「男性が好きだ!」っていう気持ちは同一線上にあると思いますか?

性認識が女性だから、チンチンが付いているのがおかしいということなんです。だから同性愛ではないんです。その人たちにとっては異性愛なんです。

ああ、そうか!

僕は男として男が好きだから、同性愛なんですけど、その人にとって、自己の性認識は女ですから、一般の方と変わらないんです。ただ違うことは、男の人の体で生まれてしまった、ということなんです。

なるほど、すごく納得しました。

だから僕は同性愛なんで、自分にもチンチンが付いていることはすごく不思議なことなんですけど、自分にも付いていることが嬉しいみたいな、変な感じもあるんです。例えば映画とかで男と女が入れ替わって…

小林聡美&尾美としのり!!

…ええ(笑)。それで、男の方が自分のおっぱいを見て興奮して鼻血出す…極端ですけど、そんな感じに近いんです。

ワー!!じゃ、自分のちんちん見て「スゲエ〜!!」とか思うんですか?

さすがに「スゲエ〜」とは思わなくなりましたが(笑)、普通の男子が感じる自分のちんちんに対する感情とは違うものを持っていると僕は思います。ま、確認のしようがありませんが(笑)。

(笑)。

あと、ゲイって、自分の好きなタイプの人間になれるんですよ。

どういうことですか?

例えば、「こういう女の子が好き」って言っても、男子がその女の子になることは無いけど、ゲイの場合は男だからなれるんです。「あんな格好がしたい!」と思えば着れるし、「筋肉モリモリの人が好き!」だったら努力すればなれる。だから自分が好きって人も多いんです。さっき言ったアプリのプロフィールでも「好きなタイプ:自分みたいな人」って結構あるし、カップルも似ている二人がくっつく場合も多いんです。

うわぁ〜、めちゃ勉強になりました。では最後にイケダさんのタイプを教えてください。

…これがもう、本当にあり過ぎて。絞れないんですよねぇ。高校からまったく変わってないー。

お盛ん(笑)。

上も下も、いろんなゾーン、いろんなジャンル、OKです。

性格的にも?

若い子なら純粋で優しい子。

上でしたら?

完成された人じゃないと嫌ですね。出来た人。強い人。それなりに経験している人。…でも「俺ってダメなんだよなぁ」なんて、素直に弱いところも見せてくれる人。見栄を張る人は×。ちっちゃく見える人は×。

あ、結構上は絞ってますね(笑)。

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