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在宅勤務でも人間としての生活を維持するための12のアドバイス

経験者からいわせてもらうと、在宅勤務はゴミみたいな生活へとつながりがちだ。新型コロナウイルス対策で在宅勤務を始めたひとも多いであろう今、在宅勤務者が人間としての生活を保つための具体的なアドバイスをご紹介。

by Rachel Miller; translated by Ai Nakayama
16 March 2020, 2:47am

Illustration by Hunter French

在宅勤務についてのアドバイスは、いかに生産性を上げるか、どのように作業を終わらせるかについてであることが多い。もちろんそれも必要だ。在宅勤務の場合、給料が支払われる業務を何が何でも優先しなければならない。

しかし、一般的な話をすれば〈雇用主なんてクソくらえ〉。すなわち、新型コロナウイルスの感染拡大を恐れた雇用主がリモートワークを指示したということは、我々は、自分(とみんなの)健康のために在宅勤務をするべきなのだ。

自分の上司に感心されること、在宅勤務でも結果を出せると証明することに夢中になってしまうと、自分の健康への意識は二の次になり、1日が終わる頃にはすっかり抜け殻状態だ。髪は脂っぽく、スウェットは〈昼ごはん〉として一日中むさぼっていた、しけたトルティーヤチップスのカスまみれ。ベッドの上で微動だにせず背中を丸めてラップトップに向かっていたせいで、背中はバキバキに凝っている。

そんな在宅勤務はやめよう。世界的なパンデミックの真っ只中で私たちが考えるべきは、もしかしたら生産性でなく、いかにして自分を人間のクズと思わずにいられるか、という問題なのかもしれない。ぜひ以下のアドバイスを参考にして、立派な人間として在宅勤務に勤しんでいただきたい。

1. 起きてすぐに働くのはやめよう

在宅勤務は、起きた瞬間に携帯やパソコンを開いたり、メールチェックに夢中になって昼まで休憩を取らないことだってできる。しかし、普段の朝のルーティンをパスするよりも、ちゃんと目覚めて活動を始め、人間らしくなってから仕事のメールやSlackをチェックする、と決めておいたほうがいい。

2. 通勤の必要がないので、そのぶんシャワーで済ませるのではなくお風呂に入ったり、特別なスキンケアをする時間にあてよう

シャワーを浴びるのは最悪だが、お風呂に入るのは最高だ。朝風呂から1日を始められるなんて、なんとも贅沢ではないか。朝からシートマスクでスキンケアをしてもいいかもしれない。あるいは、朝はお風呂で、シートマスクは退屈な電話会議のあいだにしてもいいだろう。

3. 最低でも顔を洗って歯を磨き、清潔な下着を着けよう

洗顔、歯磨き、清潔な下着は、まともな人間として在宅勤務をするための三種の神器だ。それ以上のことはする必要はないが、最低でもこの3つは心がけること。

4. 清潔な部屋着を着よう

ほとんどの在宅勤務アドバイス記事で、最初に言及されるのが「ちゃんとした服を着よう」ということだ。確かに着替えは必須だが、〈ちゃんとした服〉を着る必要はない。ただ、オフィスカジュアルほど堅苦しい必要はないとはいえ、汚い格好で1日を過ごすのも考えものだ。仕事を始める前に、寝るときに着ていた服を脱いで、清潔で過ごしやすい服を着よう。

5. あるいは、なんとなくアクティブな気分になる、またはちゃんと動ける服を着よう

たとえば私は、家でスニーカーを履くと、起き上がってちゃんと動こうと思え、より活動的になれる。私の同僚のハンナは、髪をフレンチブレイドという三つ編みでまとめると気分が上がるそうだ。「ひとくちに髪を後ろにまとめるといっても、このまとめかたはだらしなくないからいい」とハンナはいう。自分が〈仕事をしている〉と感じるルーティンを見つけて、実践しよう。

6. ベッドでは仕事をしないこと

ベッドが心地良いとき、あるいはデスク環境が整っていない場合、1日中ベッドで過ごすというアイデアは実に魅力的だ。しかし朝8時には心地良いことも、午後3時にはだらしなく感じ、健康のための規範に反しているような気になる。作業はベッド以外の場所でしよう。また、たとえば食卓からソファへ、など1日のあいだに場所を移動するのもいい。そうすることでメリハリをつけられる。

7. それでもベッドで仕事をする場合は、ベッドをしっかり整えよう

そういった小さなことが大きな違いを生む。

8. 他人と会話をしよう

リモートワークのさいは、ひととの現実の交流がなくなりがちだ。そうなると、午後4時の時点で脳の働きが鈍ったり、逆に脳が興奮しっぱなしになってしまう。

ウイルスを拡散することが心配なら、電話やFaceTimeで誰か(同僚や友人)と話そう。そうすることで孤独感に歯止めをかけ、生きている感覚、現実の世界とつながっている感覚を与えてくれる。

9. 昼食をとる

在宅勤務中、自分はクズだという思いに苛まれるのは、やはり身体に悪いスナックを絶え間なくむさぼり食っているときだろう(バレンタインデーの売れ残りキャンディを〈スナック〉と呼んでいいのであれば、だが)。なぜお菓子を食べるのかというと、お昼に食べるものが何もないからだ。なので朝のうちに、1日の食事の予定を決めておこう。食事の時間を知らせるアラームをセットするのも忘れずに。

在宅勤務が何日か続くなら、サンドイッチ用の食材、スープの缶詰、卵、冷凍食品など、バランスの取れた(ふうの)食事を簡単に用意できる材料を揃えておくといい。

10. 生産性を上げることにこだわりすぎない

リモートワークでは業務をこなしていくことが求められるが、シャワーを浴びたり昼食をとったりすることもできないくらいに頑張ってもしょうがない。オフィスでだって、なんやかんやで時間を無駄にすることがあるのだから、家でもそうなるのが当然だ。もし家では時間を無駄にしないタイプで、普段より数時間早く仕事を済ませることができたなら、喜ぼう。

11. 生産性を上げるために他のことを犠牲にしない

Slackでどの程度アクティブ状態であるとみせたいかは意識すべきだが、仕事に差し障るほど気にする必要はない。Slackのステータスを使ったり、上司や同僚にランチや犬の散歩の時間を伝えておこう。

12. 就業時間を決め、夜の予定を立てる

在宅勤務だと、オフィスで過ごすときと違い、時間の経過を意識できる出来事がないので、いつの間にか辺りが真っ暗になっているのも気づかず、普段だったら帰宅している時間を過ぎてもSlackで同僚とやり取りを続けてしまったりする。カレンダーでスケジュールを区切っておいたり、いつもの時間にアラームを鳴らして仕事を終わらせるようにしておこう。

そして、仕事が終わったら何をするか、計画を立てておこう。ウイルス感染に警戒して在宅勤務をしている場合、あるいは自分自身が具合が悪く自宅待機している場合は、外出以外の選択肢になるだろうが、それでいい。「18時に仕事を終わらせたらスープをつくろう」みたいな小さな計画を決めておくだけでも、ゴミみたいな生活から脱却できる。

This article originally appeared on VICE US.