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今話題の動画「忍者女子高生」に隠された二つの秘密に迫る

1ヶ月で再生回数600万回に達した話題の動画『忍者女子高生』に隠された二つの秘密に迫った。動画に登場する女子高生へのインタビューと、素人風動画のトリックが明かされる。

by VICE Japan
08 September 2014, 4:37am

公開から1ヶ月で再生回数600万回に達した話題の動画『忍者女子高生』。今回VICEは、動画に登場するスーパー女子高生吉野楓香さんにインタビューを行い、この動画に隠された二つの「秘密」を追った。

吉野楓香さんは現役女子高生でありながらプロキックボクサーとして活躍。男子相手にも怯まない彼女も、友達といるときは普通の女の子だ。しかし動画の中の友達、(いずみひかり)さんは本当の友達ではない。身体ひとつで街中を駆け回るスポーツ、パルクール(脚注①)を行うトレーサーだ。そして映像には、動画にはいないはずの女性がもう1人登場する。彼女は(ゆきひろはなほ)さん、楓香さんのスタントを務めた。映像では、動画のトリックが次々と明かされていく。

にくいのは、この動画はサントリーが仕掛けた『1000万ビュープロジェクト』(脚注②)の一環でありながら、素人風を装って制作されたという点だ。最後までCCレモンのCMだとは気がつかなかったという声も多い。しかしなぜ、企業はバズを狙おうとするのか。

バイラルマーケティング(脚注③)の成功例として、車椅子男性たちがバスケットボールをするCMを制作したギネス社は、動画の配信後に自社ビールの売り上げが前年比2倍となったという。動画に抱いた感情は、そのまま商品に投影されるという研究結果もある。実は、前回紹介した『仕込み筋肉3号機』も、このプロジェクトの一環。CCレモンの売り上げは今後どれほど伸びるのだろうか。

【関連記事】仕込み筋肉3号機の秘密 - BEHIND THE SCENE OF THE MUSCLE SUIT 3rd 【参考記事】ギネス社の事例(The Advertising Research Foundationによる研究)

Text by Kana Inamura

(脚注①)パルクール:走る、跳ぶ、登るなどの移動技術。特別な道具を使わず、街や自然の中で実践される。Youtubeでは人気コンテンツの1つとなっている。

(脚注②)「1000万ビュープロジェクト」:飲料品メーカーのサントリーと博報堂がタッグを組み、サントリー商品の広告映像を制作。従来のようにテレビでCMを放映するのではなく、Youtubeで映像を公開。1000万回再生を目指すプロジェクト。

(脚注③)バイラルマーケティング:製品やサービスに関する「口コミ」を意図的に広め、低コストで効率的に商品の告知や顧客の獲得を行なうマーケティング手法。「バイラル」は「感染的な」という意味で、商品の情報が人づてに伝わっていく仕組みをウィルスの感染・増殖に例えている。