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秩序あるデザインにかける情熱  ヨダレ必須のキューブ・アート

几帳面に並べられた、98個の色鮮やかなキューブ。デザイン・スタジオ、レイナート・アンド・サンダー(Lernnert & Sander)による、舌なめずりしたくなるような写真だ。

几帳面に並べられた、98個の色鮮やかなキューブ。デザイン・スタジオ、レイナート・アンド・サンダー(Lernnert & Sander)による、舌なめずりしたくなるような写真だ。

タイトルはそのものズバリ〈Cubes〉。オランダの『de Volkskrant』誌が食べ物をテーマにした写真特集を企画した際に、撮影されたのが上掲の写真。「規則正しくならんだキューブの写真を撮りたかったんです。私たちは、なんでも等間隔でデザインするのが好きなんです」とスタジオ創設者のエンゲルバーツ・レイナートとサンダー・プラグは語った。「キューブの列を、あらゆるアングルから撮影して、一つの完璧な画に合成しました」

どうすれば、こんなに美味しそうなキューブを創りだせるのだろう。フォトショップでもCGでもないそうだ。「フォトショップは合成にしか使っていません。キューブは全て本物です」。レイナートとプラグは、この企画のために開発した、マンドリンスライサーのような機器で、ほぼ完璧2.5cm角のなキューブを、五日間の撮影中に切り出したそうだ。「写真を近くでよく見れば、キューブが完璧でないのがわかります」レイナートとプラグは教えてくれた。「キューブが美味しそうに見えるのは、撮影直前に切り出したからです。全部切り立ての状態を撮影したんです」