北朝鮮のありきたりな日常と金日成の生誕記念日

デイビッド・グッテンフェルダー(David Guttenfelder)はナショナルジオグラフィックのフォトフラフィー・フェローであり、この数年間で40回以上訪朝している。彼の写真は、朝鮮労働党による検閲を経た写真からはわからなかった、ありのままの北朝鮮を撮らえている。

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10 June 2016, 1:50am

朝鮮労働党の専属写真家でなければ、デイビッド・グッテンフェルダー(David Guttenfelder)ほど朝鮮民主主義人民共和国にアクセスできるカメラマンはいないだろう。

現在、グッテンフェルダーは、ナショナルジオグラフィックのフォトフラフィー・フェローであり、この数年間で50回以上訪朝している。彼の写真は、朝鮮労働党による検閲を経た写真からはわからなかった、ありのままの北朝鮮を撮らえている。

彼は、「EverydayDPRK」という名前でInstagramアカウントを保有している。このアカウントのタグは「北朝鮮への扉を開け放つ」であり、2017年10月現在で125,000以上ものフォロワーを獲得している。そこに投稿される写真は、魅力的な北朝鮮のありきたりな日常を描写しており、教室内の教師と生徒、農家と家畜、平壌での比較的快適な生活を謳歌する上流階級まで、様々な被写体の写真が投稿されている。

建国の父、金日成生誕100周年を祝い、平壌でのコンサートで歌う合唱団. 2012年4月.
咸鏡北道で道にできた穴の修繕を手伝う生徒たち. 2014年6月.
朝鮮戦争を収束させた休戦協定調印60周年記念日に軍人墓地に参拝する、朝鮮戦争に参戦した元兵士. 2013年7月.
平壌市内の万寿台地区再開発プロジェクトにより新たに建設された建物の灯りの下で読書する若い女性. 2012年6月.
平壌近郊に新たにオープンした美林乗馬クラブで客を待つインストラクターと馬. 2013年12月.
三池淵大記念碑前の道路を雪掻きする男性. この記念碑は金日成を若き将軍として描いている.1939年の日本軍との戦いを記念する. 2012年4月.
朝鮮戦争休戦60周年の前日に綾羅島メーデースタジアムで開催されたアリラン祭のマスゲームで踊りを披露する女性たち. 2013年7月.
平壌産院内の新生児室で赤ん坊をあやす看護師. 2013年2月.
平壌市内にあるウォータースライダーとスイミングプールの複合施設. デッキチェアで休む友人たちをよそに写真撮影する男性. 2012年9月.
金正日の生誕70周年を祝うために錦繍山太陽宮殿で黙礼する金正恩。2011年12月, 父の死後, 三男にあたる彼が権力を継承した.
馬息嶺のスキー場建設現場にてレンガを運ぶ建設作業員. 北朝鮮当局はスポーツとレクリエーションを奨励しており,「全国にスポーツの熱風を吹かせよう」というスローガンを掲げている. 2013年9月.
第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントン氏の大統領任期終了を前にして当時のマデレーン・オルブライト(Madeleine Albright)国務長官が訪朝. 彼女は1950年以降, 訪朝した最高位のアメリカ高官となった. 金正日への手土産として彼女はマイケル・ジョーダンのサイン入りバスケットボールを持参した. 2000年10月.
平壌市内の亡き指導者たちを描いたモニュメント(左から、金日成、金正日)の前で雪を掃く生徒たち. 2013年12月14日.
北朝鮮最大のダムである西海閘門の脇を走る線路で手押しトロッコを押す男性たち. ダムの総工費は18億ドル(約1950億円). 1981年から1986年にかけて延べ3万人の兵士が動員された. 2011年4月.
3度目の訪朝を果たしたデニス・ロッドマンと彼が乗車する車のルーフに置かれた地元産ウォッカのボトルには, 2013年3月, ロッドマンが訪朝した際にVICEが撮影した金正恩とロッドマンの2ショットが手書きのイラストで描かれている. 2014年1月.
平壌市内にある人民大学習堂の見学ツアー中, 金日成像の傍らに立つGoogleのエリック・シュミット会長. 2013年1月.
洪水被害を受けた成川郡の畑に立つ男性たち. この年, 北朝鮮は前年に続き食糧生産高を増加させたが, 2012年度の国連報告書によると, 北朝鮮の国民は依然として主要タンパク質と脂質を欠いた食生活を続けていたらしい. 2012年7月.
東倉里の西海衛星発射場で発射準備が進められる銀河3号の前を歩く記者団. このロケットは発射90秒後に爆発した. 2012年4月8日.
長年続く食糧不足は2011年に極めて深刻な事態に陥った。援助機関の関係者によると、集中豪雨、過去60年間で最も寒い冬, といった厳しい状況下で食糧価格が高騰。写真は、開城市南部の町の郊外で薪木を運ぶ牛車に座る男性.
亡き指導者(金日成)の公式誕生日を祝う花火打ち上げを前に, 平壌市内の金日成広場に集まる北朝鮮の国民. 2014年4月.