FYI.

This story is over 5 years old.

ニューオリンズ ヘヴィ・ロック狂想曲(1) PANTERAのフィリップ・アンセルモが語るスピリチュアル・ヒストリー

深刻なフリをして薄っぺらい音楽を半泣きで演奏するようなヘタレ・ミュージシャンを嫌悪出来る音楽ファンであれば、心底楽しめるシリーズ、本編スタート。

ルイジアナ州ニューオリンズ。ヘヴィ・ロックの街。PANTERAのフィリップ・アンセルモから、DOWN、EYEHATEGOD、CROWBAR、CORROSION OF CONFORMITYなどの中心人物がシーンの歴史を語る。メンバーの死、ハリケーン・カトリーナなど様々なトラブルを経て、ヘヴィ・ロック・シーンはどのように再形成されていったのか?ビールと煙と轟音に包まれながら、想い出はこれからも歩き続ける。シリーズ全7回。

原題:NOLA:Life,Death,& Heavy Blues from the Bayou (2014)

『ニューオリンズ ヘヴィ・ロック狂想曲(1)』はフィリップ・アンセルモを軸に、EYEHATEGOD, CROWBAR, DOWNのメンバーがニューオリンズ・シーンを回想。そんな中でも、シーンのヒストリーとともにアンセルモが吐露する、パンテラ時代の葛藤、心情は一見の価値あり。

彼らのヘヴィ・サウンドの胆は、機材による音作りよりも、彼らが艱難辛苦の中、自分たちの信念に忠実に自分の人生を音楽に捧げ続けた事実。ブルースとの親和性も、土地柄よりメンタリティにあり。そんなヴァイブスが滲み出てしまう愛すべき輩どもの感動巨編、今後もお楽しみに。

深刻なフリをして薄っぺらい音楽を半泣きで演奏するようなヘタレ・ミュージシャンを嫌悪出来る音楽ファンであれば、心底楽しめるシリーズ、本編スタート。