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専門家が語る、噂話を止める方法

「多くのひと、特に優しくて思いやりのあるひとほど、健全な境界線を引いていないようです。〈良き聴き手〉という役割を引き受け、意図しないうちにゴタゴタに巻き込まれてしまう。」

by Anna Goldfarb
11 September 2019, 4:04am

Elderly neighbors chatting over a fence on the Lower East Side, New York City, June 1983. Photo: Barbara Alper/Getty Images

職場であれ、学校であれ、家族や友人同士の集まりであれ、ひとが集まればおのずと、最新の噂話に花が咲く。なぜなら噂話とは、集団のものだ。誰が入った、誰が抜けた…。その場に美味なる話題がこぼれれば、ほぼ全員が興味を示す。噂好きという性格は、世界共通で嫌われるにもかかわらず、だ。

人間は、何世紀も他人のことを気にしながら生きてきた。実際、噂話は社会の進歩に不可欠とする研究もある。しかし、始まりは他人のパーソナルな生活についての他愛もないおしゃべりだったとしても、その内容に無頓着だと、何かを崩壊させてしまう危険性もある。

自分が噂話の悪意に飲み込まれ、批判やいやらしさを醸し出しながらしゃべっていると気づいたならば、今からでも遅くない、自分のふるまいを改めよう。あるいは噂や推測に基づく会話に巻き込まれていると感じたときには、その会話をさりげなく止めることも可能だ。私たちはマナーの専門家、ビジネスコーチ、作家、セラピストに話を聞き、噂話という不愉快な習性を早めに摘み取る方法を学んだ。ぜひ参考にしてほしい。

自分が噂を話したくなる原因を考える

リアン・デイヴィー博士、『You First: Inspire Your Team to Grow Up, Get Along, and Get Stuff Done』著者
「噂話が自分のプレッシャーのはけ口のひとつだとしたら、他人の噂ではなくて、自分について話すことに専念するべき。噂によって誰かに助けを求めているのだとしたら、『あのひとには手を焼いているんです。彼ともっとうまく付き合える方法があれば何か教えてくれませんか?』と伝えかたを変えること。噂が退屈な毎日に刺激を与えてくれるのだとしたら、ポジティブかつ建設的な物事について話せばいいんです。たとえば、楽しみにしている次のプロジェクトやイベントについて同僚と話す、など。友人より勝りたい、みんなに影響を与えたい、という気持ちから噂をするのであれば、確かに効果的かもしれません。でも、結局噂は、あなたの信頼や人気を高めるどころか台無しにしてしまいます。噂話をするのではなく、みんなにとって役立つことに貢献しましょう。ポジティブなフィードバックをするとか、相手が手がけているプロジェクトの手助けを申し出るとか」

境界線を決めること、ポジティブな面に目を向けること

メロディ・ワイルディング、認可ソーシャルワーカー/コーチ
「多くのひと、特に優しくて思いやりのあるひとほど、健全な境界線を引いていないようです。〈良き聴き手〉という役割を引き受け、意図しないうちにゴタゴタに巻き込まれてしまう。身に覚えがあるなら、他人の噂話をしてくる、受動的攻撃性を備えたひととのあいだに境界線をどう引くかを学ぶべきですね。そして、噂話が始まるときにその場から一歩引けるようになるための、自己主張のスキルを磨きましょう。大事なのは自分の意志。ネガティブなことばかりをだらだらと話し続けるより、ポジティブな噂話に集中しましょう。その場にいないひとの噂話をするなら、必ず良いところを噂すること。長所を見つけたり、努力を褒めたり、成功を祝したり。そうすれば自分にも良い流れとして返ってきます」

きちんと意識すること、信頼できる相手に頼ること

ジャクリーン・ウィットモア、ビジネスマナー専門家/〈The Protocol School of Palm Beach〉創立者
「自分がよく噂話をしていると思ったら、〈THINK〉が大事です。すなわち、

  • T(true):それは正しいか?
  • H(helpful / hurtful):それは役立つか? 誰かを傷つけるか?
  • I(inspiring):刺激となるか、それともネガティブか? ポジティブなかたちで誰かの刺激になるなら、良い噂とみなせます。しかしネガティブで誰かを傷つける可能性があるなら、ネガティブな噂なので広めてはいけません。
  • N(necessary):他のひとに伝える必要がある噂か?
  • K(kind):噂の対象となっているひとを知っているひと/知らないひとに、この情報を共有することが親切なことなのか?

自分が噂話をすることについて不安を覚えるならば、自分に問題があると気づいているということ。毎日、「噂話をしない」「ウソをつかない」など日々の目標を書き出すのがおすすめです。そして、ちゃんと指摘してくれる相手を見つけましょう。信頼している友人に、あなたが噂話をしたときにはその責任を自分でちゃんと負うよう、優しくこっそりと指摘してくれ、とお願いしておく。そうすれば、自分が噂話をしていること、そしてその頻度を意識することができます」

他人の立場になって考える

ジュリー・ジャンセン、作家/キャリアコーチ
「もし友人や同僚が、レストランや会社の会議室で自分について噂話をしていたら、そして自分があとからそれを知ったらどう思うか、と自問自答してみてください。きっと不愉快に思うでしょうし、腹も立つでしょう。噂話は、本当に起こった些細な出来事を発端として、大きな作り話に発展することが多いんです。後ろめたい幸福を得たいなら、噂話ではなく、他人にネガティブな影響を与えない何か別のことにしましょう。週1でアイスクリームを食べるとか、ずっと欲しかった服を買うとか」

This article originally appeared on VICE US.

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