BIG NIGHT OUT(2)レイブパーティーに潜入

リアルなUKクラブシーンを追う「BIG NIGHT OUT」映像シリーズの第2弾。今回はクラブではなく、屋外で行われているサイケトランスのレイヴパーティーに潜入。

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30 april 2014, 2:03am

リアルなUKクラブシーンを追う「BIG NIGHT OUT」シリーズの第2弾。このシリーズでは、ジャーナリストのクライヴ・マーティン(Clive Martin)が、自らの足で英国内のクラブシーンの「今」を体感し、「どんなやり方で、どんな目的を持って、彼らがパーティーを楽しんでいるのか」を届けていく。

ここでは皆が、シルク・ド・ソレイユ

今回はクラブではなく、屋外で行われているレイヴパーティーに潜入。森の中でまだ明るい時間から深夜まで踊りつづけるオーディエンス。彼らが求める音楽は「サイケデリックトランス=通称:サイケトランス」。

かつて90年代初頭にゴアトランスと呼ばれるジャンルが盛り上がりをみせるも90年代後期にシーンは衰退。その後、「サイケトランス」という名前で現在もサイケ大国と呼ばれたイスラエルをはじめ、一部エリアでこのシーンのフォロワーが残っている。正直、この世界を知っても知らなくてもどちらでも良いだろう…というのが映像をみた感想ではあるが、まだまだこういうパーティーがご健在なのだとレコナイズさせられる。

レイヴ会場には様々な人種やバックグラウンドを持った人で溢れている。「サイケトランスにはドレッドの白人が欠かせない」とレポートされている通りの様子。彼らは個性的なファッションに身をつつみ、いわゆる「コスプレ」と思われるような格好をしているような輩も多くみられた。

「スーツ姿が当たり前の世界には飽き飽き」、「街にでるとみんな似た格好ばかりしているだろ?」そう語るのは取材に応じてくれたサイケトランス・ファンの男女。映像でみる限り、ここでもみんなほぼ同じような格好をしているようにも思えるが…。ここに来ている人達はやはり「自由で特別な時間」をステイタスとし、音楽によってハイになれる感覚を楽しんでいるのだろう。「ここでは皆が、シルク・ド・ソレイユ」とジャーナリスト、クライヴが例えるように、ジャグリングや、スティックを回すパフォーマンスなども楽しみ方のひとつだそうだ。

ちなみにゴア/サイケトランスの代表的なアーティストといえば、イスラエル出身のアストラル・プロジェクション(ASTRAL PROJECTION)は元祖サイケ・ユニット。大御所DJでいうと、ラジャ・ラム(Raja Ram)、Goa Gill(ゴアギル)あたり。現在でもインフェクテッド・マッシュルーム(Infected Mushroom)やジュノ・リアクター(JUNO REACTOR)はこのシーンで人気ユニットだ(日本のミュージシャンでいうと、LUNA SEAのギタリストでもあるSUGIZOのソロ活動もこのシーンに精通してきそうな気配があるが明言はしないでおく)。

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