Taiji Matsue​

  • 墓地の写真に潜む静かなる反逆 松江泰治『LIM』の世界

    墓ではなく墓地であるというのも大きなポイント。ある一人の個人的な埋葬場所が墓であるのに対し、墓地は多くの市民が埋葬された墓の集合体、つまり、都市機能の一部として存在しているもの。表現されているのは死ではなく、都市機能に着眼点をおいた作品であることがよく分かる。