VICEhttps://www.vice.com/jpRSS feed for https://www.vice.comjaWed, 09 Jan 2019 02:40:27 +0000<![CDATA[自然療法を通して自分を研究する女性]]>https://www.vice.com/jp/article/ev3egk/what-is-a-female-for-you-part14Wed, 09 Jan 2019 02:40:27 +0000女性の社会的地位、格差についての議論が増えるのと同時に、〈女性が働きやすい職場〉〈女性が輝ける社会〉〈女性がつくる未来〉を目指し、女性を応援する制度や価値観を生みだそうとする動きが社会全体に広がっている。だが、ここでいう〈女性〉とは、果たしてどんな女性なのか。女性に関する問題について真剣に考えている女性、考えていない女性、そんなのどうでもいい女性、それどころじゃない女性、自分にとって都合のいい現状にただあぐらをかいている女性。世の中にはいろんな女性がいるのに、〈女性〉とひとくくりにされたまま、「女性はこうあるべきだ」「女性ガンバレ」と応援されてもピンとこない。

「いろんな女性がいるんだから、〈女性〉とひとくくりにしないでください!」と社会に主張する気は全くないし、そんなことを訴えても何にもならない。それよりも、まず、当事者である私たち女性ひとりひとりが「私にとって〈女性〉とは何なのか」本人独自の考えを持つべきではないのか。女性が100人いたら、100通りの答えを知りたい。

あなたにとって〈女性〉とは?

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自分を縛ってたのは自分自身だと気づいたんですね。

私、自分の感情に気づいたりするのが好きなんです。誰かを治療するときも、自分の体験とか気づきを通して相手をみているので、自分の成長や自分がどう変わったかを考えるのがいちばん好き。「自分はこうだから」という基準があって初めて、相手のこともわかると考えているので、〈自分〉は、そういう意味で研究対象ですね。

自分研究が好きなんですね。

自分研究はもはや趣味ですね(笑)。なぜ自分はその行動をとったのか、なぜそういう気持ちになったのかと考察したり、いかに自分の潜在意識に気づくかを考えたり。そういうことにしか興味がないので、今はもう妊娠ということに囚われていないし、そもそも、なぜそんなに妊娠したかったのだろう? と考えるようになりました。

今の社会は、女性が子育ても仕事も頑張れるように応援するような動きが強いと感じますが、その応援される〈女性〉の枠からは外れているということですか?

そうですね。今は、自分研究の範疇から〈出産〉という部分が完全に外れてしまっているので、私はもうそこからは解放されています。なんとなくですけど、女性が応援されるいちばんの理由は〈少子化〉だからなのかな、と。〈働きやすい社会〉というのは、子育てのしやすさや子どもの産みやすさという意味も含んでいるのだとしたら、少子化対策の目的で応援されるのはどうなんだろうな、と少し感じます。その社会によって、実際に子育て中のかたが救われる部分があるなら良いですけど、いっぽうで「私も子どもを産まなきゃ」と焦るかたがもしもいるなら、それは良いことではないでしょうし。

子どもを産む、産まないも含めて、女性としてどのような選択をしていきたいと考えていますか?

やっぱり、自分で選択することです。なにがしたいか、という願望で選択すること。誰かからのアドバイスを参考にすることは大切だけど、自分で考えずに鵜呑みにしてしまったり、損得を天秤にかけて決めたことは、結局ひとのせいにしてしまったりするじゃないですか。願望に忠実かどうか、快か不快かで物事を選択したいですね。 そのためにも、自分を知ることはすごく重要だし、やっぱり自分研究って面白いんです。1年後、自分がどこで何をしているか、自分に何が起こるか、考えかたにどう変化が起こるかが楽しみなので、そのときの感覚や願望に従って生きてみたいです。

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ev3egkKin ObuchiVICE Japanlifestyleジェンダーフェミニズム女性女性問題あなたにとって〈女性〉とは?男性自然療法 (function (i, s, o, g, r, a, m) { i['GoogleAnalyticsObject'] = r; i[r] = i[r] || function () { (i[r].q = i[r].q || []).push(arguments) }, i[r].l = 1 * new Date(); a = s.createElement(o), m = s.getElementsByTagName(o)[0]; a.async = 1; a.src = g; m.parentNode.insertBefore(a, m) } ) (window, document, 'script', '//www.google-analytics.com/analytics.js', 'ga'); ga('create', 'UA-599058-102', 'www.vice.com'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('set', 'referrer', 'http://www.smartnews.com/'); ga('send', 'pageview', 'jp/article/ev3egk/what-is-a-female-for-you-part14'); ]]>
<![CDATA[親鳥から致死量のプラスチックを与えられた雛鳥]]>https://www.vice.com/jp/article/gy7ekb/your-plastic-waste-is-killing-tons-of-baby-birdsSun, 30 Dec 2018 12:22:45 +0000写真家のクリス・ジョーダン(Chris Jordan)は、もともとゴミ山を撮影していた。彼は、故郷シアトルの港で、浜辺に打ち上げられた大量のプラスチックの漂流物を撮っていた。撮影後、スタジオに写真を飾った彼は、ある写真家の友人といっしょに、奇妙にも美しい造形に魅入っていた。有名な人道主義者で活動家でもあるその友人は、彼にこう告げた。「どの被写体もすばらしいけれど、私には、死にゆく米国の姿を思わせる」。その瞬間、ジョーダンは閃いた。

次にジョーダンが被写体に選んだのは、太平洋の真ん中にあるとされる、巨大なゴミ島だった。しかし、2009年、ゴミ島探索に乗り出した彼は、ゴミ島が実は〈島〉ではない、と知り衝撃を受ける。代わりに彼が遭遇したのは、より悲しい現実だった。

北太平洋に位置するミッドウェー諸島は、地球上のあらゆる陸地からもっとも遠い場所だ。複数の小島からなるこの諸島はゴミの濾し器になっており、その代償として鳥たちが命を落としていることにジョーダンは気づいた。

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未来への不安はありますか?

2008年、人間が初めてプラスチックによる海洋汚染に気づいて以来、世界の意識は大きく変わりました。私たちがこれからも同じ道を進み続けるとしたら、不安は尽きないでしょう。進む道を変えられるのは私たちだけですから、希望を抱くも捨てるも私たち次第です。私たちは力を合わせて自らの未来を決められるはずです。

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ミッドウェー諸島で撮影されたクリス・ジョーダンのドキュメンタリー『Albatross』は、albatrossthefilm.comで配信中。

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gy7ekbHarriet RennVICE JapanNews環境環境破壊環境問題気候変動大気汚染動物 (function (i, s, o, g, r, a, m) { i['GoogleAnalyticsObject'] = r; i[r] = i[r] || function () { (i[r].q = i[r].q || []).push(arguments) }, i[r].l = 1 * new Date(); a = s.createElement(o), m = s.getElementsByTagName(o)[0]; a.async = 1; a.src = g; m.parentNode.insertBefore(a, m) } ) (window, document, 'script', '//www.google-analytics.com/analytics.js', 'ga'); ga('create', 'UA-599058-102', 'www.vice.com'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('set', 'referrer', 'http://www.smartnews.com/'); ga('send', 'pageview', 'jp/article/gy7ekb/your-plastic-waste-is-killing-tons-of-baby-birds'); ]]>
<![CDATA[インディー・ロック師弟対談:TEENAGE FANCLUBとDEATH CAB FOR CUTIE]]>https://www.vice.com/jp/article/pa59xm/teenage-fanclubdeath-cab-for-cutieSat, 29 Dec 2018 06:27:04 +0000iTunesのmetaタグやSpotifyのアルゴリズムが〈インディー・ロック〉を〈ギターを使った音楽〉を総括するひとつのワードに貶める以前、このジャンルは、重要視すべきひとつのカルチャー内勢力だった。私たちがいまだに固守するギター/ベース/ドラムというバンドの基本構成をかたちづくったインディー・ロックは、80年代後半に誕生し、ポップミュージックとロックンロールを席巻。溢れる感情とヘッドホンを埋め尽くすギターワークで、ポップとロックのいがみ合いを解決に導いた。

インディー・ロックの雄、TEENAGE FANCLUBとDEATH CAB FOR CUTIEは、結成に10年の隔たりがある。TEENAGE FANCLUBは、90年代初頭のオルタナブームを代表するスコットランド出身バンド。一方2000年代最初のインディー・リバイバルの流れに乗ったDEATH CABは、アリーナ級のバンドまで上り詰め、テレビドラマシリーズ『The OC』にもゲスト出演を果たした。もし、2000年代にクラブの〈インディー・ナイト〉で、このふたつのバンドの曲を熱唱したことがない、というなら、当時のあなたがいったい何をしていたのか、甚だ疑問だ。年代は違えど、それぞれのフロントマンのソングライティングの味わい深さには近いものがあり、DEATH CABのフロントマン、ベン・ギバード(Ben Gibbard)がノーマン・ブレイク(Norman Blake)率いるTEENAGE FANCLUBに多大なる影響を受けているというのもうなずける。

2017年7月、ベンは、いちばん好きなバンドのいちばん好きなアルバムだというTEENAGE FANCLUB『バンドワゴネスク』(Bandwagonesque, 1991)をセルフプロデュースで全曲カバーし、リリースした。インディー・ロックの過去、現在、未来について、ふたりがDIYな対談を繰り広げる。

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バンドワゴンが動き出す

ベン・ギバード:当時僕は、13か14歳の少年で、シアトルから湾を挟んだ向かいにある、ブレマートン(Bremerton)という小さな街に住んでいました。みんな、南カリフォルニアのパンクロックを聴いてましたね。BAD RELIGIONとかCIRCLE JERKSとか。それはそれで良いですよ。でも、僕の音楽ではなかった。僕は、パンク小僧でも、悩める少年でもありませんでした。父親に、THE BEATLESやTHE ROLLING STONESを聴かされて育ちました。『バンドワゴネスク』を聴いたときは、まさにかゆいところに手が届いたというか、「これは僕のための音楽だ、メロディも、構成も、ハーモニーも、すべて僕のためのものだ」って思いました。そして同時に、このアルバムはとてつもないエネルギーを内包していた。サウンドはざらついて歪んでいるけれど、そこに立ちのぼるのは実に美しいラブソング、実に深い歌詞でした。恋に落ちましたね。あなたに話したかどうかわかりませんが、実は僕、ギター雑誌から切り抜いたあなたとレイモンド(・マッギンリー)(Raymond McGinley; TEENAGE FANCLUBのギタリスト)の写真を、高校のロッカーの内側に貼ってたんですよ(笑)。 高校生ならみんな、ロッカーには女子の写真とかパンクバンド、メタルバンドの写真を貼るじゃないですか。でも僕のロッカーに貼ってあったのはあなたとレイモンドだったんです。僕がギターの練習を始めたのは12歳か13歳のときで、その頃のギター雑誌にはスティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)、ジョー・サトリアーニ(Joe Satriani)、あとEXTREMEのギタリストとか、しょうもないラインナップばかり載っていました。でも1991年を境に、ギター雑誌も渋々ながら、切り裂くようなギターソロを演奏しないバンドを認めざるを得なくなった。痛快でした。

ノーマン・ブレイク:それが大転換の合図だったんだね。前の時代が終わったのがそれでわかった。そして突然J・マスシス(J Mascis)やSONIC YOUTHが現れた。SONIC YOUTHは、ギター使いとか、変わったチューニングとか、そういう点で非常におもしろいバンドだった。リックを繰り出す速さとかじゃなくて、ディテールの話。別々のチューニングがされた2本のギターが、どう複雑に絡み合うかとか。

ベン・ギバード:ずいぶん若いときの話ですが、DINOSAUR JR.の曲の楽譜が『Guitar Player』に載ってることに、メタルヘッズたちが楽器屋で激怒してたのを覚えてます。僕はあの大転換について、まるでみんな毎食デザートを食べていたかのようだったな、ってよく考えてます。あるとき、お腹はいっぱいなのに栄養が足りてない、と気づいたんです。そして栄養たっぷりな音楽が、最前線に躍り出た。それが当時、1991年の音楽シーンで起こったことなんじゃないかと。

シアトルからスコットランドへ、そして逆輸入

ベン・ギバード:英国でライブをして気づくのは、この国には常に〈全部みんなのバンド〉っていう意識があるってことです。特にロンドンはそうですね。地元意識はあまりなくて、むしろキャリア至上主義が強い気がします。グラスゴーについては、米国のインディー・ロック・シーンに似たミュージシャン・コミュニティという印象を抱いています。多くのバンドが友だちで、みんないっしょに育って、それぞれのアルバムに参加して、いっしょにツアーを周って、ホテルではそれぞれの階に遊びにいって…。僕自身がツアー・ミュージシャンとしてグラスゴーを訪ねたとき、そんな経験をしました。ユーモアのセンスや、音楽を演奏することへのモチベーションが似ているな、とすぐに気づきました。「好きだからやってるんだ。もしこれで成功すれば最高だし、成功しなくてもやめることはない」っていう精神です。グラスゴーのシーンをより深く掘り下げたら、どのバンドも好きになってしまいました。

ノーマン・ブレイク:実際のつながりもあるんだよ。スティーヴン・パステル(Stephen Pastel; THE PASTELS)は、80年代中頃にレーベル〈53rd & 3rd Records〉を経営していて、THE VASELINESと契約し、BEAT HAPPENINGのアルバムをリリースした。カート・コバーン(Kurt Cobain)はBEAT HAPPENINGのカルヴィン・ジョンソン(Calvin Johnson)経由でTHE VASELINESを聴いたんだ。彼らが顔を合わせた場には、僕もいたんだよ! 『ブリーチ』( Bleach, 1989)ツアー中のNIRVANAが、THE VASELINESに、再結成してエディンバラのライブに出てくれないか、って頼んだんだ。僕も、グラスゴーからエディンバラまで、彼らに同行した。みんなバスの後部座席で、安いワインで酔っぱらってたよ。会場に着いてなかに入ると、クリス・ノヴォセリック(Krist Noveselic; NIRVANAのベーシスト)がいた。楽屋に向かうと、カートが濃いアイライナーを引いてるところだった。驚いたのは、カートがこちらを振り返って叫んだとき。「うわ、ユージン・ケリー(Eugene Kelly)だ! やばい、ユージン・ケリーがいる! 超ファンなんです!」。ただの大ファンだったよ。こういうつながりは、かなり強固だった。シーンの雰囲気も近かったしね、間違いなく。

ベン・ギバード:僕もユージンと会ったときにはまったく同じリアクションをしちゃいました。ノーマン、あなたに会ったときもですけど!

出会いについて

ベン・ギバード:メールでは以前にも少しやりとりしてましたが、僕たちが初めて対面したのは2005年、日本でだったと記憶しています。僕にとっては特別だったので、あの瞬間のことは覚えてます。僕たちは立ってTHE LA’Sを観てました。バンドが〈ゼア・シー・ゴーズ( There She Goes)〉を演奏し始めたとき、あなたがこちらを向いて、「ポップソングのクラシックだね。これがヘロインの歌なんておかしいよなあ」っていったんです。あれにはびっくりしました。僕はあの曲を、そういうふうに解釈したことがなかったんです。大好きなバンドのシンガーが、人生を通して愛してやまないのにいちども深く考察したことのなかった曲について、僕に教えてくれました。本当に感謝しています。

ノーマン・ブレイク:どういたしまして。そのときってOASISも出演してたよね?

ベン・ギバード:はい、OASISは、道を挟んで向こう側にある、いちばん大きなステージに出てました。OASIS解散前の、最後のほうのライブだったんじゃないですかね。とにかく、ノーマンの大ファンの僕としては、あなたをより深く知れることはまさに何物にも代えがたい幸せです。

『バンドワゴネスク』の再解釈

ノーマン・ブレイク:君の『バンドワゴネスク』プロジェクトみたいな試みの興味深い点は、別の人がつくった音楽を聴いて再解釈するときに、他人の創作プロセスを覗き見れることだ。それっておもしろいよね。君の『バンドワゴネスク』は聴いてるよ。本家のほうはもうずいぶんと聴いてないけどね。君がこの企画をやろうと決めてくれて、本当に光栄だよ。

ベン・ギバード:このプロジェクトについて告知したとき、THE CRIBSのギャリー(・ジャーマン)(Gary Jarman; THE CRIBSのベーシスト)が、僕にメッセージを送ってきたんです。「〈ザ・コンセプト(The Concept)〉のあの激長いアウトロだけはやめてくれるとありがたい」って。「むしろもっと長くするつもりだけど」って返信したら、ギャリーから「やった、僕の逆心理が効いた!」ってメッセージが届きました。あのアウトロは、僕の頭のなかで永遠に流れていてほしいくらいですから。

ノーマン・ブレイク:僕のなかでも、何十年も流れ続けているよ。

若い世代へバトンをつなぐ

ノーマン・ブレイク:最近、カナダのALVVAYSっていう最高のバンドを観にいったよ。

ベン・ギバード:うわ! 本当ですか! ALVVAYSはすごく良いですよね! 彼女(モリー・ランキン; Molly Rankin)はすごく才能あるソングライターです。やばいです。セカンドアルバム『アンティソーシャライツ』(Antisocialites, 2017)もすばらしかった。彼女の言葉運びには心から驚嘆しますし、ソングライティングも最高です。アルバム1曲目の〈In Undertow〉には、あなたも参加してますよね?

ノーマン・ブレイク:そうなんだ。彼らは本物だね。若いバンドがここまでワクワクさせてくれるってすばらしいよ。

ベン・ギバード:でも新しい音楽のなかには、僕にはわからないものも結構あります。例えばヤング・リーン(Yung Lean)。北欧のヴェイパーウェイヴ・アーティストです。良いと思わない、ってわけじゃなくて、そもそも彼の音楽を評価できる基準が僕のなかにないんですよね。でもむしろ、そういうふうに感じられてよかったな、って思います。だって僕は、彼の音楽を理解しなくていいんだから。DEATH CABでバンクーバーに行ったとき、街を歩いていたら、ヤング・リーンのライブ会場に出くわしたんです。会場の前に列をなす若者たちを見てたら、「この子たちみんな怖い…。怖すぎる…」って。そりゃ怖いに決まってるんですよ。僕には彼らのファッションも、話している内容も、どんなドラッグをやってるかもわからない。というか、42歳の僕は、理解しなくていいんです。僕にとってそれは、時間が前に進んでるっていることを示す、ポジティブな指標です。若者は、彼らだけの音楽をもっているほうがいいんですから。

インスパイアされながら

ベン・ギバード:自分たちの過去の作品がいちばん厄介な敵だ、と感じることがよくあります。僕たちのこれまでの、そして未来の代名詞的作品は、きっとこれまでつくった作品のなかにあるんです。論理的に考えて、次のアルバムが過去最高だと断定できたとしても、世間からはそう認識されない。やっぱり、『トランスアトランティシズム』(Transatlanticism, 2003)や『ウィ・ハヴ・ザ・ファクツ・アンド・ウィーア・ヴォーティング・イエス』(We Have The Facts And We're Voting YeS, 2000)、あるいは他の作品でもいいんですけど、かつてのアルバムは、多数のファンの生活において、すごく重要な位置を占めていました。あんな瞬間は、再創造できません。僕はそれで全然良いですよ。それに悩むことはまったくありません。そういう問題と向き合えるのも良いことです。

ノーマン・ブレイク:僕も同感だよ。つくり手のなかでいちばんのアルバムは、いつだって今制作中の作品だ。だけど、自分がつくった音楽を聴くなんて、マゾヒストがやることだ、って僕はよくみんなにいってる。君がいった通り、技術的、音楽的、すべての点において最新作が最高傑作であっても、周りはそう受け止めてはくれない。そんなもんだよ。僕は53歳だけど、もう〈ヒット〉は二度と生み出せないってわかってる。まあ、そもそも僕たちにヒットなんてなかったけど(笑)。

ベン・ギバード:前にも聴いた気がすると同時に、まるで生まれて初めて呼吸をしたかのような反応をしてしまうとき、その音楽は卓越しているといえるのでしょう。『バンドワゴネスク』を聴いたとき、まさに僕はそうでした。ALVVAYSの〈Archie, Marry Me〉を聴いたときも。僕にとっては、それこそが、ポップミュージック、ギターミュージックの魅力です。すごく自分にしっくりくるのに、同時にすごく新鮮にも聴こえる。

ノーマン・ブレイク:その通りだね。きっとこれからもそうやって、音楽はつくられていくんだろう。みんな、そういう小さな瞬間を生み出し続けていくんだ。

ベン・ギバード:それこそ、TEENAGE FANCLUBがつくる音楽の魅力のひとつでは。よく練られ、凝りに凝ったハーモニーなのに、シンプルに耳に届く。僕にとって、バンド、あるいはアルバムが卓越していると示す指標は、きわめて複雑な何かを、シンプルな、多くのリスナーに届くサウンドにできるか否かです。

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<![CDATA[2450万円相当のハンドバッグが導いたマレーシア首相の失脚]]>https://www.vice.com/jp/article/qvq9zp/how-a-dollar219000-handbag-helped-take-down-a-prime-minister-in-malaysiaFri, 28 Dec 2018 09:35:56 +0000トップ1%の人間にとって、バーキンを所有することはすなわち、ついに〈理想〉の姿になれたということであり、ロスマ・マンソール(Rosmah Mansor)にとっては、それはマリー・アントワネットであった。

マレーシアの前首相ナジブ・ラザク(Najib Razak)の妻、ロスマ夫人は、スキャンダルの宝庫だ。彼女は夫とともに、国内の経済発展のための政府系投資ファンド〈ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)〉の資金数千億円相当を流用し、ナジブ前首相、そして彼の側近たちの銀行口座へ不正送金したとして逮捕された。長年ささやかれていたナジブ前首相のこのスキャンダル。資金の使い途としては、ニューヨークで約38億円の分譲マンションを購入したり、インドネシアで約280億円のヨットを購入したり、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)への出資をしたり、と多岐にわたる。

しかし、それら以上にスキャンダルを強く印象づけたのは、ロスマ夫人の超高額なハンドバッグコレクションだった。そう説明するのはナジブ前首相が率いる与党連合〈国民戦線(BN)〉の元支持者、28歳のアニス・カリディ(Anis Khalidi)。アニスは今年5月9日の連邦下院議員選挙で、初めてBNではなく、その対抗馬に票を投じた。「イメルダ・マルコス、マリー・アントワネット、ロスマ・マンソール。みんな同じ浪費家です」とアニスはVICEのインタビューに語る。「それに気づいて、もうこんな政府の下で暮らしたくないって思ったんです」

先の選挙は、ナジブとロスマ夫妻 VS マレーシア元首相、92歳のマハティール・モハマド、という図式だった。夫妻が、自らの子どもたちの豪勢な結婚式に散財した(式で使用した花だけで約8300万円とされる)いっぽう、サファリジャケットに約3000円のユニクロのボタンダウンシャツ、約500円のBataのサンダルといういで立ちのマハティール元首相。選挙に勝利し、首相に返り咲いたのはマハティール元首相だった。彼が率いる野党連合〈希望連盟(PH)〉を勝利に導いたのは、夫妻の常軌を逸した散財ぶりで間違いないだろう。

PHが選挙運動で発信したのは、ナジブ率いるBNが極めて腐敗しており、マレーシア国民の金を無駄遣いしている、という極めてシンプルなメッセージだった。その証拠はロスマ夫人の腕にぶら下がっていたハンドバッグ。彼女は、超高額で、お金があったとしても(ドレイクくらいにならないと)なかなか手に入れるのが難しいハンドバッグ、バーキンをひとつならず、複数個も所有していたのだ。

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Cartoon by Zunar, courtesy the artist

マレーシアの平均世帯の月収は約5万5000円程度。ロスマ夫人は、クアラルンプールの中心の一軒家よりも高いハンドバッグを持ち歩いていた。ナジブの2期、計9年もの首相在任期間中に、バラバラの野党が、全国民が理解できるように説明できなかった決定的な真実を明らかにしたのが、彼女のハンドバッグや指輪なのだ、とズナーは指摘する。

「国民がまさにこの腐敗政治のために金を払っている、という事実を示したくて、この漫画を描いた」

PHの議員として今回の選挙で当選した25歳の下院議員、サイード・サディック・サイード・アブドゥル・ラーマン(Syed Saddiq Syed Abdul Rahman)も同意する。サイードによると、選挙期間終盤には、潔白の主張を繰り返すBN側もロスマ夫人の存在を危ぶみ、彼女が公の場に姿を現す機会を制限していたとされる。

サイードは、PHが申し合わせて、このスキャンダルを選挙キャンペーンの中心に据えたわけではない、とする。ナジブ一家の散財は、ロスマ夫人が身につけていた総額30億円のダイアモンドネックレスのように、疑う余地のないほど明らかだった。

「彼らは既に、ダメージを負っていたんですよ」とサイードはいう。

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qvq9zpLee Lian KongVICE JapanNewsセレブファッション政治 (function (i, s, o, g, r, a, m) { i['GoogleAnalyticsObject'] = r; i[r] = i[r] || function () { (i[r].q = i[r].q || []).push(arguments) }, i[r].l = 1 * new Date(); a = s.createElement(o), m = s.getElementsByTagName(o)[0]; a.async = 1; a.src = g; m.parentNode.insertBefore(a, m) } ) (window, document, 'script', '//www.google-analytics.com/analytics.js', 'ga'); ga('create', 'UA-599058-102', 'www.vice.com'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('set', 'referrer', 'http://www.smartnews.com/'); ga('send', 'pageview', 'jp/article/qvq9zp/how-a-dollar219000-handbag-helped-take-down-a-prime-minister-in-malaysia'); ]]>
<![CDATA[リア・ドウが語る森での記録 猪と猿 光と暗闇]]>https://www.vice.com/jp/article/d3bqdw/leah-dou-is-gonna-tell-you-her-dream-in-the-forest-between-dawn-and-duskFri, 28 Dec 2018 08:58:56 +0000あなたはこの潜在力を秘めた追求のプロセスを見たとき、あこがれの場所が自分を呼ぶ声を感じるだろう。そしたら明かりを消して、光が分断する場所でもう一度明暗の美しさを感じるのだ。

一杯の墨汁が空を黒く染めたとき。明かりを灯すと目の前に瞬いた断片は、昼間の自分であった。一瞬の恍惚とめまいが通りすぎる。私たちはみな自分を知りたいと強く願い、この灯りに照らし出された明暗のコントラストのなかにバランスを見つけ出す--。中華圏90年代最高の女性シンガー、フェイ・ウォン(王菲)と、80~90年代の興隆期に北京ロックを支えたミュージシャン、ドウ・ウェイ(竇唯)の娘 - リア・ドウ(竇靖童)が新曲〈A Swim in the Love that You Give Me〉の ミュージックビデオを発表した。このビデオのなかで、彼女は大胆なチャレンジをした。立ち込め、また散ってゆく霧のなかでは、すべてが理性と切り離され、ただピュアな意識の世界だけが扉を開けた。このビデオが潜在意識にもたらされた次元の人は、誰もが "love is all that's there" という歌詞の世界を感じられるはずだ。

ふたりの女性監督から成る〈Mundo Sisters〉は、リア・ドウとペプシブラックがともに表現する意識の流れのテイストを帯びたミュージックビデオを撮影した。これは実験的な雰囲気に満ちたラブソングで、トリップ・ホップのようなファンタジックな効果が溢れるドラムはまるで、毛のたくさん生えた海藻が柔らかく両足に絡みつき、あなたを連れてゆっくりと深海へと沈んでいくようだ。

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この自分との決闘の終点こそが創造性の誕生だ。あなたが追い求めるピュアでインスピレーションに満ちた場所、そこには最も純粋な本質を除き、その他の何も存在していない。エンディングの深い霧のなか、リア・ドウはいつも彼女にぴったり付いてきた謎の人物の仮面を取る。すると仮面の下にあったのは自分と全く同じ顔だった。彼女が夢から覚めると、残酷でリアルな飢餓感は襲ってこなかった。ただあなたに、彼女が渇望する空間へ続くこの道をもう一度繰り返して、あのファンタジックな森を見てみたいと思わせるのだ。

我々は、このミュージックビデオの舞台裏を撮影し、彼女にあの森のなかのリアルでファンタジックなイノシシとサルの話を聞いた。あなたはこの潜在力を秘めた追求のプロセスを見たとき、あこがれの場所が自分を呼ぶ声を感じるだろう。そうしたら明かりを消して、光が分断する場所でもう一度明暗の美しさを感じるのだ。

リア・ドウが〈A Swim in the Love that You Give Me〉のミュージックビデオ制作を語る。

© 異視異色(北京)文化伝播有限公司

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d3bqdwVICE ChinaVICE JapanMusicindie rockAlternative Rockオルタネイティヴロックシンガーソングライター音楽生活リア・ドゥ (function (i, s, o, g, r, a, m) { i['GoogleAnalyticsObject'] = r; i[r] = i[r] || function () { (i[r].q = i[r].q || []).push(arguments) }, i[r].l = 1 * new Date(); a = s.createElement(o), m = s.getElementsByTagName(o)[0]; a.async = 1; a.src = g; m.parentNode.insertBefore(a, m) } ) (window, document, 'script', '//www.google-analytics.com/analytics.js', 'ga'); ga('create', 'UA-599058-102', 'www.vice.com'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('set', 'referrer', 'http://www.smartnews.com/'); ga('send', 'pageview', 'jp/article/d3bqdw/leah-dou-is-gonna-tell-you-her-dream-in-the-forest-between-dawn-and-dusk'); ]]>
<![CDATA[刑務所食事情 マレーシアの場合]]>https://www.vice.com/jp/article/d3bjpw/the-best-curry-in-malaysia-is-served-in-a-prisonWed, 26 Dec 2018 00:40:32 +0000マレーシア人にとって、美味しい食事と自由は、生まれながらに与えられた権利だ。

ふた切れのパンに加工肉を数枚挟んだだけで、まともな料理と呼ぶのはやめよう。私たちは、いつどこにいようと、丹精こめてつくられたカレーやルンダン(付け合わせは10以上の香辛料と副菜)を求め、それを味わう権利がある。もちろん、価格もリーズナブルだとありがたい。

自由市民である私たちは、当たり前にように、美味しい料理と自由のすばらしい組み合わせに酔いしれている。しかし、なかには自由を求める闘いのなかで、その両方を奪われる人びともいる。政治犯だ。

これは、マレーシアのモハマド・サブ(Mohamad Sabu)国防大臣にとっても馴染み深い体験だ。20年前、反キリスト教感情を煽ったとして国家の敵とみなされたサブ国防大臣は、警察の狭い留置所から悪名高いカムンティン拘置所(Kamunting Detention Center)まで、あらゆる拘留施設の食事を食べ尽くしてきた。

「カムンティンの食事でもカロリー摂取はできますが、満足感は得られません」とサブ国防大臣は打ち明けた。「警察の留置所よりは少しだけマシでしたが」

1987年のオペレーション・ララン(もしくは〈草刈り作戦〉。民族対立を防ぐという名目のもと、多数の政治家が一斉検挙された)の逮捕者のひとり、サブ国防大臣は、裁判もされず60日間拘留されたといわれている。その後、拘留期間はさらに2年延長され、彼はカムンティン拘置所に収監されることとなった。

カムンティンに収監されるのは、1960年の国内治安法制定(1度目はマレーシア国内でイラン革命を企てたとして逮捕された)以来2度目だった彼は、国が全力をもって下す制裁の実態をよく理解していた。

「毎日、魚も牛肉も鶏肉も出ません」とサブ国防大臣。「でも、刑務所の食事に予算が割り当てられていることは、みんな知っています」

2013年に公開され注目を集めた、サブ国防大臣と同じく元政治犯のリム・グアンエン(Lim Guan Eng)財務大臣の対談映像で、ふたりは、拘置所での思い出や、サブ国防大臣が他の収監者に振る舞ったフィッシュヘッド・カレーを、笑いも交えつつ楽しげに振り返っているようにみえる。しかし、彼らが逮捕された理由、そして彼らの不当な収監による影響は、笑いにはほど遠い。

オペレーション・ラランは、マレーシア史上最も重大な人権侵害とされている。1987年10月〜11月の一斉逮捕で、100人を超える政治家、市民団体の指導者、活動家が「国内の治安を脅かした」として「取り除かれ」た。うち40人は裁判もされず、カムンティン拘置所に最長2年拘留され、最後の拘留者が釈放されたのは、1989年4月だった。

彼らを逮捕した直後、政府は食事を通して、拘留者の人間的な生活を奪った。

マレーシア警察特別捜査局による取り調べと、独房で過ごす時間の合間に、拘留者たちにはいわゆる〈留置所食〉が支給された。朝食は、糖尿病になりそうなほど砂糖の入った薄い紅茶かコーヒー、そして硬くなったパンだ。

昼食と夕食も、米と怪しげな肉や野菜という粗末な内容だった。国連の〈被拘禁者処遇最低基準規則(Standard Minimum Rules for the Treatment of Prisoners)〉では、全ての被拘禁者は「健康・体力を保ちうる栄養価を持ち、衛生的な品質で、かつ、上手に調理、配膳された食事」をする権利がある、と定められているにもかかわらず。

別の拘留者で、活動家のクア・キア・スーン(Kua Kia Soong)博士の著書『445 Days Under Operation Lalang: An Account of the 1987 ISA Detentions』によると、彼の2.4メートル×2.8メートルの独房に届けられる朝食は、コーヒーや紅茶を装ったぬるい「香りつきの泥水」と、飲みこみづらい6切れの白パンだったという。

「連中は、マーガリンやジャムを人間業とは思えないほど薄く塗るスペシャリストを雇ったに違いない」と彼は記している。

マレーシアの刑務所にまつわるあらゆる逸話の大半は、そこで提供される食事が占めている。食べものが有する政治的意味が殊更大きいのも、ここマレーシアだろう。

マレーシアの歴代政権は、国民の反発を招くことなく被拘禁者に罰と屈辱を与える手段として、食べものを利用してきた、と説明するのは、ノッティンガム大学(Nottingham University)准教授で、『Eating Together: Food, Space and Identity in Malaysia and Singapore』を上梓したゲイク・チェン・クー(Gaik Cheng Khoo)だ。

「拘留者は、収監されたら基本的人権を剥奪されるも同然で、彼らの人権が侵害されているかどうかなんて、誰も気にしません」とクー准教授。「拘留者には、虐待や暴行を告発する場所も手段もなく、汚名を着せられた彼らの訴えが、当局や世間の人びとに真剣に受け止められることもありませんでした」

しかし、カムンティン拘置所は違った。

まず、カムンティンの生活環境は、少なくとも国内の他の拘留施設に比べれば良いほうで、刑務所と同レベルだった。拘留者にはまともな部屋が与えられ、ちゃんとしたトイレも使える。別の拘置所の小さな独房で、わずかな通気孔の隙間から空をひと目拝もうと必死だった60日を思えば、カムンティン拘置所の庭や空の眺めは、待ち望んでいた救済のようだった、とクアは記している。

さらに、行動は制限されていたものの、カムンティン拘置所には、仲間との絆、人種を越えた友情、そして20年忘れられない極上のフィッシュヘッド・カレーがあった。

カムンティン拘置所で友情を育んだ男たちは、本来ならば、控えめにいっても有刺鉄線のフェンス越しに視線を合わせることもなかっただろう。しかし、収監1年を記念して実施された1週間にわたるハンガーストライキでは、彼らは飢えをものともせず、共に歌い、抗議し、互いに支え合った。

拘置者たちは、互いの好きな料理のレシピを教え合ったりもしていた。

当時、拘置所で料理を担当していたサブ国防大臣は、他の収監者たちからレシピを仕入れていたという。彼らの抗議のあと、 収監者に提供される食事は大幅に改善されたそうだ。

「カレーをつくるなら、インド系の収監者に訊きました」とサブ国防大臣。「中国料理なら、元民主行動党党員のロウ・ダッキー(Lau Dak Kee)。ケランタン(Kelantan)州の料理にも詳しい人がいました。みんな私の料理の腕を認めてくれていた。〈秘伝のレシピ〉なんてものはなかったんです」

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d3bjpwLee Lian KongVICE JapanFood刑務所警察権利政治民族問題カレー (function (i, s, o, g, r, a, m) { i['GoogleAnalyticsObject'] = r; i[r] = i[r] || function () { (i[r].q = i[r].q || []).push(arguments) }, i[r].l = 1 * new Date(); a = s.createElement(o), m = s.getElementsByTagName(o)[0]; a.async = 1; a.src = g; m.parentNode.insertBefore(a, m) } ) (window, document, 'script', '//www.google-analytics.com/analytics.js', 'ga'); ga('create', 'UA-599058-102', 'www.vice.com'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('set', 'referrer', 'http://www.smartnews.com/'); ga('send', 'pageview', 'jp/article/d3bjpw/the-best-curry-in-malaysia-is-served-in-a-prison'); ]]>
<![CDATA[韓国に蔓延する疫病 盗撮ポルノ]]>https://www.vice.com/jp/article/59v48n/south-koreas-metoo-movement-sets-its-sights-on-a-national-epidemicspy-cam-pornTue, 18 Dec 2018 12:10:27 +0000韓国語で〈モルカ〉と呼ばれる盗撮は、社会的死に喩えられ、毎年数千もの女性たちが被害に遭っている。しかし、韓国で〈#MeToo〉運動が広まるにつれ、公共のトイレ、更衣室、自宅の寝室さえも危険地帯に変えてきた長年の問題を根絶しよう、という流れが生まれ始めている。

今や、ソウルなどの都市部にあるトイレでは、ネジの端など、小型カメラを隠せそうなあらゆる小さな隙間にトイレットペーパーが詰めこまれた光景が当たり前になっている。インターネットでは〈モルカ対策キット〉を売る女性もいる。キットには、カメラのレンズを壊せるピンク色のアイスピック、相手の同意なしに誰かを撮影したさいの罰則を記した警告ステッカー、怪しい穴を埋めるためのシリコンが揃っている。

そこまでしなくてはならないのは、韓国のインターネットで視聴できるポルノの多くが、広い意味でのモルカに分類されるからだ。そこには、トイレで放尿中の女性の盗撮映像や、彼氏にこっそり録画され、のちに〈リベンジポルノ〉として公開されたセックス動画が含まれる。

今年6月、ソウルの恵化付近で行なわれたモルカ反対デモには、2万2000人以上の女性が参加した。彼女たちは〈私の生活はあなたのポルノじゃない〉と書かれたプラカードや警察官の肖像を掲げていた。警察は、モルカを犯罪として取り締まる法律があるにもかかわらず、多くの被害者の声を無視し続けてきたとして、これまで何度も批判されてきた。公式データによれば、2012~17年のあいだに盗撮用カメラを仕掛けたとして、加害者が逮捕されるに至ったケースはわずか2.6%だという。

「韓国の女性が現状を指摘すると、気にしすぎだ、とあしらわれてきました。自分たちが自分たちを取り巻く状況を悪化させてるんじゃないか、と」。デモの主催者は、ニュースサイト〈Korea Exposé〉に匿名メールで語った。

「私たちは、性差別を悪化させる現状を糾弾する権利があることを主張します。私たちは、生きづらさをもたらす問題を取り上げているんです」と主催者のメールには書かれていた。このデモをきっかけに、ソウル市役所は、これまで月にいち度だった女性用トイレにおけるカメラ探索を毎日実施する、と約束した。また、女性家族省が発足した〈デジタル性犯罪被害支援センター〉は、ネット上に流布された盗撮データ削除の支援を行なっている。韓国女性人権振興院のリュ・ヘジンは、今年4月の支援センター発足以来、動画削除の依頼は1万5000件にも及ぶ、とロイターのインタビューに答えている。

「手に負えない状況です」とリュは証言する。「支援チームが発足してから、被害者からの声が数多く寄せられています」

しかし、それでも問題全体のわずかいち部にすぎないとされる。国営通信社の聯合ニュースの報道によると、モルカの被害件数は2012年の2400件から2017年の6500件へと増加の一途をたどっている。しかもこの件数が含むのは、被害女性が盗撮に気づき、警察に被害届が受理されたものだけだ。

「被害届を出さない女性もいるんです」と〈Digital Sexual Crime Out〉の創設者で、モルカのさらなる厳罰化を求めるパク・スヨンは指摘する。

韓国で盗撮がここまで広がっている理由を明確に説明するのは、専門家でも難しい。しかし、韓国のように技術が進んでいる国で、正式な(そして当然合意の上の)ポルノ作品の制作が禁止されていることが理由のひとつに挙げられている。ユーザーが女性のヌード画像をアップロードし、他のユーザーがそれを評価するシステムの〈Soranet〉など、合意のないポルノイメージが閲覧できるサイトが閉鎖された結果、ポルノを探す場として、TumblrのようなSNSが一般的になった。SNSユーザーの多くはモルカを、例えば隣国日本のポルノ業界で制作されたポルノよりも〈自然な〉ポルノのかたちとして認識している。これは、盗撮ポルノを取り締まる警察にも浸透している事実だ。京畿大学校の犯罪心理学者、イ・スジョンはNPRのインタビューで、「歪な性文化が一般的になっています」と指摘した。

しかしそれと同時に、盗撮は、性差別、ダブルスタンダード、男女の賃金格差などといった問題を抱えているあらゆる先進国に見られるひとつの症状でもある。

人気K-POPグループApinkのソン・ナウンは、〈GIRLS CAN DO ANYTHING〉と書かれた携帯ケースを握っている写真をInstagramで投稿したところ、「フェミニズムを称揚している」としてバッシングを浴び、写真の削除に追い込まれた。

韓国においても、大きな成果を目指して〈#MeToo〉運動が行なわれてきた。特に、かつて大統領候補とも目された忠清南道の元知事で、性的暴行罪で起訴されたアン・ヒジョンに無罪判決が出たあと、その勢いは増した。

複数の有名な女性たちが〈#MeToo〉運動を前進させようと自身の受けたセクハラや性暴力について語り、韓国女性にモルカなどの問題に直接立ち向かう勇気を与えているが、モルカは被害者に、長期間続く重度のトラウマをもたらす〈疫病〉だ。

「モルカの被害は永遠に消えない。だから被害者は鬱状態に陥ります」とリュはロイターに語る。「インターネット上に、ずっと残ってしまうんです。まさに、社会的死をもたらします」

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59v48nVICE StaffVICE JapanNewsインターネットデモフェミニストフェミニズムポルノ韓国セックス犯罪女性蔑視性差別MeToo_jp (function (i, s, o, g, r, a, m) { i['GoogleAnalyticsObject'] = r; i[r] = i[r] || function () { (i[r].q = i[r].q || []).push(arguments) }, i[r].l = 1 * new Date(); a = s.createElement(o), m = s.getElementsByTagName(o)[0]; a.async = 1; a.src = g; m.parentNode.insertBefore(a, m) } ) (window, document, 'script', '//www.google-analytics.com/analytics.js', 'ga'); ga('create', 'UA-599058-102', 'www.vice.com'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('set', 'referrer', 'http://www.smartnews.com/'); ga('send', 'pageview', 'jp/article/59v48n/south-koreas-metoo-movement-sets-its-sights-on-a-national-epidemicspy-cam-porn'); ]]>
<![CDATA[TOTOの「アフリカ」は いかにして〈みんなのうた〉になったのか]]>https://www.vice.com/jp/article/xwjkdn/africa-toto-song-internet-memeMon, 17 Dec 2018 09:38:56 +0000カリフォルニアのロックバンド、TOTOによる「アフリカ」は1982年のヒットソングだが、私はこれまで、この曲について真剣に考えたことはなかった。「アフリカ」は、当たり前のようにそこにある曲だった。

しかしある日、この曲は唐突に私の目の前に現れ、私の心を奪った。あれは真夜中、アムステルダムの街を走っていたときのことだ。私はタクシーの後部座席に座っていた。それは暑い夏の日で、楽しい仲間たちと楽しいひとときを過ごした私は、極上の赤ワインで酔っていた。すなわち私は、この80年代のヒットソングに魅了されるための準備が充分に整っていたわけだ。この曲の嘘偽りないメランコリーが、人生を彩る完璧なサウンドトラックとなった。

こうして「アフリカ」にハマった私だが、同じようにハマっている仲間がいると直ちに気づいた。この曲はネット上で大人気で、ミーム状態となっていたのだ。4分55秒の壮大なこの曲は、インターネットの住民たちを魅了する〈マタタビ〉のようだった。その理由は、何といってもまず、曲のなかにある。「アフリカ」はただの曲ではない、感情だ。イントロは静かなので、タクシーのなかで聴いていた私は、これが「アフリカ」だと気づくのに少々時間がかかった。キーボードに乗せて、「I hear the drums echoing tonight(今夜 僕の耳に太鼓の音がこだまする)」と歌うデヴィッド・ペイチ(David Paich)の優しい声が聴こえると、私の耳は、車内に響き渡る彼の真剣な声に夢中になった(あの瞬間、世界中が彼の声に夢中になっていたのかもしれない)。そしてサビ前の「Hurry boy, it's waiting there for you!(急ぎなさい 若者よ/それはお前を待っている)」が聴こえると、私は何となしに続けていたタクシードライバーとの会話を切り上げ、サビを待った。「It's gonna take a lot to drag me away from you!(僕を君から引き離すのは大変だ)」と分厚く壮大なコーラスが聴こえてきたときには、私もいっしょに歌っていた。

リリースから36年経った今、ネット上では、このベタでエモーショナルな曲への、皮肉ゼロの純粋な愛が溢れている。Twitterには、この曲の歌詞をツイートする「アフリカ」ボットが存在し、公式MVを延々と流すサイトもあった(YouTubeにもいくつかループビデオがある)。またこの曲は、これまで様々なCMやTVシリーズに使用されてきた。記憶に新しいのは80年代ノスタルジー満載のSFドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(Stranger Things)だろう。また、米国の長寿アニメ『South Park』、NBCのシットコム『コミ・カレ!!』( Community)、同じくNBCの人気トークショー『The Tonight Show with Jimmy Fallon』などで、パロディとして歌われている(しかも『コミ・カレ!!』ではベティ・ホワイト(Betty White)、『The Tonight Show』ではジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)が歌っている)。更に今年の春には、〈@weezerafrica〉というファンのツイッターアカウントからのリクエストにより、WEEZERによる「アフリカ」カバーが実現し、Billboard Hot 100では89位にランクイン。WEEZERにとって2009年以来のシングルヒットとなった。

この曲に寄せられているのは、皮肉ゼロの好意だ。Twitterで〈アフリカ TOTO〉と検索すれば、スクリーンは幸福と愛に溢れたコメントでいっぱいになる。「TOTOの『アフリカ』の魅力を具体的に説明することはできないけど、これを聴くと、自分は何でもできるような気がする」。「TOTOの『アフリカ』を聴くのが朝の日課だから、それが終わるまで邪魔しないで」。「もしストレスを感じてるなら、TOTOの『アフリカ』という曲が存在していたことを思い出してほしい」…。

称賛のコメントは枚挙にいとまがない。

シカゴのポップミュージック愛好家、ニック・デジデリ(Nick Desideri)は、「アフリカ」はインターネットの住民にとって特別な位置を占めている、と証言する。彼が2017年11月に発表した、イケてる曲とイケてない曲を分布させた〈良曲の統合理論(Unifying Theory of Bops)〉のグラフは、大きくバズった。その翌日、彼はこうツイートした。「みんなおはよう、リプライが50人以上から来てるけど、全部TOTOの『アフリカ』についてだ」

「TOTOの『アフリカ』以外では、ビヨンセの『Love On Top』に異論が殺到しました」とデジデリはメールインタビューで言及した。彼によると、大多数のコメントが彼のグラフを支持してくれているそうだが、いらだちをあらわにする「アフリカ」ファンも数多くいたらしい。彼らは、「アフリカ」の評価がこんなに低いグラフなど信用できない、と主張しているそうだ。「TOTOの『アフリカ』は今ミーム化していますから、不満の声が上がるのも納得です。ただ、意見の本気度にはさすがに驚いてます」とデジデリ。

TOTOの押しも押されもせぬ名曲「アフリカ」が、新曲との比較に利用されることがあるのも、この曲への愛ゆえだ。例えば、2017年8月、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)がアルバム『レピュテーション』( Reputation)からの初シングル「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ~私にこんなマネ、させるなんて」( Look What You Made Me Do)をリリースしたとき、ロンドンのジャーナリスト、モリー・グッドフェロー(Mollie Goodfellow)のツイートに約6万もの〈いいね〉が集まった。ツイートの内容はこうだ。「TOTOの『アフリカ』なら1回聴けば夢中になるんだから、テイラー・スウィフトの新曲を〈好きになる〉ために6回も聴いてられない」

おっしゃる通りである。

それにしても、どうやって「アフリカ」は、ネットで愛される曲になったのだろう。この曲が米国のBillboard Hot 100の1位を飾ったのと同じ1983年は、マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」、デヴィッド・ボウイの『レッツ・ダンス』( Let's Dance)、プリンスの『1999』などがチャート入りした年だ。これらのアルバムやシングルは、もちろん今もなお人気を博し、評価も高い。しかし独立した1曲である「アフリカ」はひそかに、それらを抜いた地位に収まっている。ベタであるからこそ、ミームづくりが得意で、ハッピーで有益なインターネットコミュニティの関心を惹いたのだ。

「『アフリカ』は、まさに80年代らしい曲です。完全に時代を反映しています」と指摘するのは、ロンドンの広告代理店BMBのエグゼクティブデジタルディレクター、ベン・ラント(Ben Lunt)。ラントは80年代後半の幼少期、この曲が「超ダサい」とされていた時期を覚えているというが、今やこの曲は、彼にとっても「公言しづらいけど好き」な曲だという。「『アフリカ』は世代を超えています。私の世代なら、真正のノスタルジーを感じますし、若い世代も、追体験的なノスタルジーを覚えるんです」とラント。彼によると、若い世代が「アフリカ」を好むのは、自分が幼い頃に両親が聴いていた音楽を思い出すからだという。「そういう幼少期とのつながりが、彼らに安心を与えてくれるんです」

もちろん曲自体の完成度も、この曲の人気に寄与している。力強いドラムループ、幾層にも重なったハーモニー、聖歌のようなコーラス。歌詞の意味はちょっとよくわからないが、80年代の曲はだいたいそう。全ての歌詞がナンセンスだ。しかしラントは、だからこそ「アフリカ」がネット上で生き残っている、と断言する。ミームは、みんながそれぞれの解釈をできる余地を有していなくてはならない。曖昧だからこそミームは広がる。「ただ、通常ミームになるのは、様々な〈アレンジ〉を施すことができるモノです」とラント。「でも『アフリカ』のアレンジバージョンは多くありません。みんな、幸福と愛を表現するさいに、この曲をそのまま使用しているだけです」

TOTOのキーボーディスト、デヴィッド・ペイチと、ドラマーのジェフ・ポーカロ(Jeff Porcaro)は、この曲をつくった当時、アフリカに足を踏み入れたことがなかった。1992年に死去したポーカロは、歌詞についてこのように説明した。「白人の青年がアフリカについての曲を書こうとした。でもアフリカに行ったことがない彼に書けるのは、TVで観たイメージや、これまでの記憶だけ」。「アフリカ」は、アフリカ大陸についての曲であるはずがない。いち度も行ったことのない場所についての空想、あるいは追体験のノスタルジーを歌った曲なのだ。

「『アフリカ』は、当時の文化状況の産物です」と指摘するのは、南カリフォルニア大学(University of Southern California)でインターネットを研究するケイト・ミルトナー(Kate Miltner)。サビの「I bless the rains down in Africa(アフリカに雨が降りますように)」という歌詞は、80年代前半に発生したエチオピア飢饉を念頭に置くと意味がわかる、と彼女は説明する(エチオピア飢饉では、「ウィ・アー・ザ・ワールド」(We Are The World)や「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」(Do They Know It’s Christmas?)などのチャリティシングルが生まれるなど、世界の反応も大きかった)。「アフリカ」に表れているのも、白人的、西洋的なアフリカ大陸の見方だ。MVにも、もし現代に発表されていたら大バッシングを受けるであろう、アフリカのざっくりしたイメージが満載である(ちなみにテイラー・スウィフトは「Wildest Dreams」のMVでそれを思い知ったはずだ)。

文化盗用やホワイトウォッシュといった、論争を引き起こす文化的行為に殊更厳しいのがインターネットだ。そう考えると、オリジナルメンバー6人全員が白人のバンド、TOTOがつくった「アフリカ」に対する批判の声がそこまで大きくないのが不思議だ。ミルトナーはその理由について、歌詞の曖昧さを指摘する。歌詞をざっと読むと、「これは、ある女性に好意を寄せている男性の歌に思える」とミルトナー。さらに、この歌には神話的な部分もある、と彼女はいう。例えば「As sure as Kilimanjaro rises like Olympus above the Serengeti(セレンゲティを見下ろすオリンポスがごとく/そびえたつキリマンジャロのように)」という歌詞は、地理的に不可能だ。「論理的なストーリーを構築するというより、感情を引き起こす曲なんです」と彼女は付け加える。

今や「アフリカ」は少々ベタな曲として認識されているが、もともと100%真剣につくられた曲だ。「現在、インターネット文化では真面目で純粋なモノをありがたがる傾向にあります。犬やシカが甘える写真に〈この世界にはピュアすぎる〉というキャプションがついていることはよくあるでしょう」とミルトナー。この曲がネットで愛されているのは、〈真摯であること〉が社会的に広く認められている今の時代の性格もある、と彼女は指摘する。

もちろん80年代は80年代で、社会的、政治的な問題があった。しかしミルトナーは、TOTOの「アフリカ」がインターネットでバズったもうひとつの理由として、現在の政情を挙げる。実に真摯な、懐かしいこの曲は、決して〈クール〉ではない。でもそれが良いのだ。私たちはこの変な歌詞を大声で歌い、無条件で愛することができる。真夜中のアムステルダムを走るタクシーのなかで、私がこの曲に心を奪われたように。

ミルトナーはいう。「変な時代を生きている私たちに、カタルシスを与えてくれる曲なんです」

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xwjkdnJessica FursethVICE JapanMusicTwitter80'sTotoアフリカインターネットデヴィッド・ボウイプリンスマイケル・ジャクソン (function (i, s, o, g, r, a, m) { i['GoogleAnalyticsObject'] = r; i[r] = i[r] || function () { (i[r].q = i[r].q || []).push(arguments) }, i[r].l = 1 * new Date(); a = s.createElement(o), m = s.getElementsByTagName(o)[0]; a.async = 1; a.src = g; m.parentNode.insertBefore(a, m) } ) (window, document, 'script', '//www.google-analytics.com/analytics.js', 'ga'); ga('create', 'UA-599058-102', 'www.vice.com'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('set', 'referrer', 'http://www.smartnews.com/'); ga('send', 'pageview', 'jp/article/xwjkdn/africa-toto-song-internet-meme'); ]]>
<![CDATA[自国〈ウイグル〉に誇りをもつ女性]]>https://www.vice.com/jp/article/8xpvw5/what-is-a-female-for-you-part13Sat, 15 Dec 2018 01:00:00 +0000女性の社会的地位、格差についての議論が増えるのと同時に、〈女性が働きやすい職場〉〈女性が輝ける社会〉〈女性がつくる未来〉を目指し、女性を応援する制度や価値観を生みだそうとする動きが社会全体に広がっている。だが、ここでいう〈女性〉とは、果たしてどんな女性なのか。女性に関する問題について真剣に考えている女性、考えていない女性、そんなのどうでもいい女性、それどころじゃない女性、自分にとって都合のいい現状にただあぐらをかいている女性。世の中にはいろんな女性がいるのに、〈女性〉とひとくくりにされたまま、「女性はこうあるべきだ」「女性ガンバレ」と応援されてもピンとこない。

「いろんな女性がいるんだから、〈女性〉とひとくくりにしないでください!」と社会に主張する気は全くないし、そんなことを訴えても何にもならない。それよりも、まず、当事者である私たち女性ひとりひとりが「私にとって〈女性〉とは何なのか」本人独自の考えを持つべきではないのか。女性が100人いたら、100通りの答えを知りたい。「あなたにとって〈女性〉とは?」

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それはなぜですか?

ウイグルのかたは、みんなパスポートを没収されてしまい、自由に海外に行けなくなりました。患者さんがいなければ、私の仕事も成り立たないので、それからはヨーロッパにいるウイグルのかた向けに人間ドックの紹介をするようになりました。

日本を出て、ヨーロッパに移住してしまったほうが仕事はしやすいのではないですか?

8年日本に住んで、文化や言葉にも慣れました。今、ヨーロッパにいるウイグルのかたの家族は、再教育施設に収容されています。私は自分の家族を守るためにも、今は日本から出られません。

ウイグルに住んでいるご家族と連絡はとっているんですか?

2週間に1回くらいだけですね。「生きてますか」「元気ですか」というやりとりくらいです。私の弟夫婦、兄夫婦は中国の再教育施設に収容されていて、その子どもたちを私の両親が預かっている状態なんです。だから私は、自分のことを中国人だと思いたくないんです。個人レベルの話でいえば、私には中国人の友達もいましたし、その友達はすごくいいひとでした。でも、いくら中国人の友達がいいひとだったとしても、今私たちが置かれている状況とは話が別ですからね。

その友達はウイグルのことについてどのくらい知っていたんですか?

留学していた日本の大学で「どこの出身のかたですか?」と彼女に声をかけられて「新疆ウイグル自治区です」と答えたら、すごくびっくりしていました。インターネットの情報から、中国にこんなところがあるんだ、くらいの知識はもっていたみたいですが、ウイグル出身のひとと直接会うのは初めてだと。それからは一緒にご飯を食べたり、一緒に日本語を勉強したりして過ごしました。彼女の親も「娘と仲良くしてね」と本当に親切にしてくれました。でももう、今は連絡をとっていません。

家族とも友人とも、頻繁には連絡を取らないんですね。

どんな連絡をとっているか、検閲されますからね。そういう状況になってから、毎晩自分のケータイにある写真を眺めて寝ていたんです。でも去年ひったくりに遭い、家族の写真や動画、メッセージがたくさん入ったケータイを盗まれてしまったんです。ケータイは買い換えればそれで済みますけど、連絡がとれないなか、ケータイのなかの思い出が私の心の支えだったので、盗まれたときは本当にショックでした。

ひったくり犯からすれば、金銭目的のただのひったくりだったのかもしれませんけど、もし自分がその立場だったらと想像するとすごくショックです。

国に帰れないというのは、そういうことです。もっと身近な話をすると、私は7人兄弟のうちひとりだけ結婚していないんです。去年、父が大きな病気をしたこともあり、親が元気なうちに結婚して、早く孫の顔を見せてあげたいという気持ちもあります。でも今、結婚する相手がいたとしても、家族に紹介することすらできません。ウイグルの情勢が徐々に報道されるようになりましたが、自分で経験してみないとわからないこともたくさんありますからね。

女性として、今自分にできることは何だと考えていますか?

いまウイグルのために私ができることは、起業した女性として、しっかり働いて自分の会社を守ることですね。ウイグルにいる女性たちに直接手を差し伸べることはできないけど、まずはウイグルから日本に来ているひとたちをサポートしたいです。女性同士でしか話せないこともあるし、女性だから共感できることもあります。私はウイグルの女性として生まれて幸せです。

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8xpvw5Kin ObuchiVICE Japanlifestyleジェンダーフェミニズム女性女性問題あなたにとって〈女性〉とは?海外男性ウイグル (function (i, s, o, g, r, a, m) { i['GoogleAnalyticsObject'] = r; i[r] = i[r] || function () { (i[r].q = i[r].q || []).push(arguments) }, i[r].l = 1 * new Date(); a = s.createElement(o), m = s.getElementsByTagName(o)[0]; a.async = 1; a.src = g; m.parentNode.insertBefore(a, m) } ) (window, document, 'script', '//www.google-analytics.com/analytics.js', 'ga'); ga('create', 'UA-599058-102', 'www.vice.com'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('set', 'referrer', 'http://www.smartnews.com/'); ga('send', 'pageview', 'jp/article/8xpvw5/what-is-a-female-for-you-part13'); ]]>
<![CDATA[Q-1 GARND PRIX EP03 - 旧車の祭典でコール最強を目指すバイク女子 -]]>https://www.vice.com/jp/article/a3makj/q-1-garnd-prix-ep03-Fri, 14 Dec 2018 01:58:12 +0000Q-1 GRAND PRIX エピソード1はコチラです。

Q-1 GRAND PRIX エピソード2はコチラです。

旧車會とは、旧型の自動車やオートバイを改造し、ツーリングをするグループの総称。メンバーは20代~40代が中心で、1グループ、30人程度で構成されているが、インターネットの呼びかけなどで、数百人規模のツーリングに発展することもあるそうだ。

新潟で開催された〈Q-1 GRAND PRIX〉は、国内最大規模の旧車の祭典。全国各地から集った旧車乗りたちが、自慢の愛車でウイリーやエンジン音を駆使したコールを繰り広げる。この〈Q-1 GRAND PRIX〉には、アクセルの捻りでリズムを刻み、コールのテクニックを競う〈4発部門〉がある。

全3回にわたって、2016年に開催された〈Q-1 GRAND PRIX〉で、女性初の〈4発部門〉出場者、21歳の〈しのぴ〉に密着。その最終話、遂に彼女は〈Q-1 GRAND PRIX〉本番を迎える。しのぴは、Q-1に爪痕を残せるのだろうか?

原題:Q-1 GARND PRIX EP03

*この動画は、AbemaTVのVICEチャンネルにて、2016年に配信されたコンテンツです。

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a3makjVICE JapanVICE JapanBikelifestyleスポーツバイク女性暴走族イベント自動車Q-1 GRAND PRIX旧車會 (function (i, s, o, g, r, a, m) { i['GoogleAnalyticsObject'] = r; i[r] = i[r] || function () { (i[r].q = i[r].q || []).push(arguments) }, i[r].l = 1 * new Date(); a = s.createElement(o), m = s.getElementsByTagName(o)[0]; a.async = 1; a.src = g; m.parentNode.insertBefore(a, m) } ) (window, document, 'script', '//www.google-analytics.com/analytics.js', 'ga'); ga('create', 'UA-599058-102', 'www.vice.com'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('set', 'referrer', 'http://www.smartnews.com/'); ga('send', 'pageview', 'jp/article/a3makj/q-1-garnd-prix-ep03-'); ]]>