家族を作れ、仕事をしろ、子供を産まないならせめて仕事に邁進せよ──。そんなプレッシャーを日々感じながら生きている女性は少なくない。女性はすべてを得なければ、幸福にはなれないのか?
インドネシアにおける母娘の関係やジェンダー・ステレオタイプを提示する写真家、ナディア・ロンパスとの対話。
自然療法は、自然の力を利用した治療法です。でも私は、自然療法は何かを治すことだとは考えていないんです。
「〈女性だから〉夜遅くに出歩くのはやめなさい」「〈女性だから〉部屋を綺麗に掃除しなさい」「〈女性だから〉美味しい料理をつくりなさい」。「女性だから」は母の口癖でした。
「時代が変化している今だからこそ、女性が何かをすると注目されやすいのかな、とは感じます」
「『覚悟があるなら婚姻届を持ってこい』といわれて、2日後に自分の印を押した婚姻届を渡しました。付き合うという段階をすっ飛ばして、勢いで結婚したんです」
「今年の12月頃に豊胸手術を受けることも検討していて、そのことに妻が同意してくれているのがすごく嬉しいんです」
「パン屋になりたいという気持ちよりも、みんなが集うこの場所を守りたい一心で、この場所で自分に何ができるかをずっと考えていました」
「私は昔から、基本的に子どもが好きではないですし、母性本能というか、子どもを産んで育てたいという気持ちがあまりないんです。」
私にとっては、このまま〈可愛くないひと〉として生きていくほうがよっぽど恐怖でした。でも、整形してもやっぱり何かが満たされないんです。
「〈正しい性〉と〈エロい性〉のあいだでの葛藤はあります。エロいもの、気持ち良いものは、罪悪感や背徳感、禁断感があったほうが絶対燃えるんです」
「そうでなくとも、海外でアジア人女性は〈ヤレそう〉〈主張がなさそう〉と思われて〈アジ専〉が寄ってくるんですよね」