ICIJ

  • 〈パラダイス文書〉について知っておくべきこと

    パナマ文書を公にした国際調査報道ジャーナリスト連合が、〈パラダイス文書(Paradise Papers)〉を公開した。同文書は、富裕層、政治家はじめ、何らかを隠蔽しようとする権力者が秘密裏にビジネスを展開するためのタックス・ヘイブンとして知られる〈オフショア金融〉という闇の世界を覆うベールを剥がす可能性のある最新の情報だ。

  • パナマ文書によって暴かれたアート・マーケットの闇

    ナチスがユダヤ人画商から略奪した疑いのある貴重な絵画が現在、世界の美術業界で最大の影響力を誇る一族の手に渡っているのが、偶然の発見により明らかになった。訴訟にまで発展したその発見は、パナマ文書に端を発している。同文書のなかには、絵画の国際取引とオフショア・タックスヘイブンのつながりが記載されていたのだ。

  • パナマ文書の主役「モサック・フォンセカ社」について

    『南ドイツ新聞(SZ)』が入手し、「国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)」と共有した機密データは、世界中を大混乱に陥れた。72人の現職および元国家元首が、モサック・フォンセカ社が設立したシェルカンパニーと関連していたのだ。シェルカンパニーの設立は合法であるものの、シェルカンパニーそのものは、経済制裁回避、脱税、マネーロンダリングなどの不正にも利用される。

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