インドネシア
叔母の死を通して学んだインドネシア人にとっての霊の存在
インドネシアでは、地域によって程度の差はあるものの、〈ルー〉と呼ぶ霊が生活に深く根ざしている。特にインドネシアのマレー半島で暮らすムスリムたちが霊的、超自然的な存在を信じる習慣には、長い歴史がある。そもそも、そういった習慣は、この地にイスラム教が根付く以前からの土着信仰にルーツを持つという。
若者を魅了する絶滅寸前の音楽
スマトラ島海岸沿いの田舎から出てきた中年オヤジが演奏する、絶滅寸前の音楽がたくさんの若者を魅了している。耳にこびりつくようなメロディ、クラシカルなフィンガー・ピッキング。そのスタイルは、南ランプンの伝統的な〈スグタ(segeta)〉と呼ばれるストーリー・テリングの手法にのっとっている。
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