soul food

  • 『裸のランチ』の街で漁港ランチ

    古看板を組み合わせたその場しのぎの屋根の下に、プラスチック製のピクニック・テーブルが並ぶこの場所で、ヒレと骨のある生き物は、みんなフライにされてしまう。余計なサービスはない。トレイに盛り付けられたフライにはレモンが添えられている。付け合わせは、ビーツと生タマネギを使ったペースト状のサラダだ。

  • 台湾おにぎりガイド

    台湾の早朝の定番メニュー、おにぎりは、竹製の大きなお櫃をのせたカートで販売される。行商が路上で、もしくは、肩に籠を担いで食べ物を売り歩き、誰もが次の予定に向かう前に、だらだらとご近所の噂話をしていた時代から存在している。それからかなりの年月が過ぎたが、この面白い風習は、現在の朝食屋台に受け継がれた。

  • 北朝鮮の食べ物を14年間食べ続けた男の〈北朝鮮グルメガイド〉

    約150回、訪朝したサイモン・コッカレル(Simon Cockerell)は〈隠者の王国〉北朝鮮の食事情に精通している。「寿司は食べてもいいが、ガソリンで調理された貝は避けるのが懸命だ」とコッカレルはアドバイスする。「自発的に食を断つ北朝鮮の国民に出会ったことはない」とサイモン。彼は、現地の状況を理解している。

  • ビニール袋にたっぷりの真っ赤な液体

    サン・ルイス・ソヤトラン(San Luis Soyatlán)は、メキシコ最大の湖沼、チャパラ湖の南岸に位置する農業の町。車で町なかに入ると、真っ赤な液体がつまったビニール袋を手にする町民の多さに気づく。もしかして、吸血鬼がこの辺りに店を構え、同胞に日々の糧を安く卸しているのだろうか。

  • 難民たちが世界に広めた チベット風餃子〈モモ〉は美味

    餃子、ニョッキ、小籠包、ラヴィオリ、蕎麦がき、すいとん、トルテッリーニ、ほうとう、ちまき、肉まん、あんまん、ピザまん…と、世界中の人々の空腹をいつでも満たしてくれる〈ダンプリング〉。インドでは長年サモサが王座の地位にいたが、チベットからやってきたあるダンプリングが、サモサを脅かさんばかりの勢いで大ブレイクしているという。

  • ピザより美味しいメキシコのトラユーダとは

    メキシコ合衆国の南部に位置するオアハカは、メキシコ国内においてもかなり特色の強い食文化で知られている。そのなかでも〈メキシコ版ピザ〉と称されるトラユーダは、屋台から市場の食堂、更にはレストランでも楽しめるオアハカのソウルフードである。その魅力を探った。

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  • メキシコの路上ジャンクフードを学ぶ

    朝食、昼食、夕食といった〈正式な〉食事だけではなく、あたりまえのように間食し、ほぼいち日中食べているというメキシコ人。そんな彼等が最も気に入っているレストランは〈路上〉にあった。メキシコ人にとって、完全に生活のいち部になっているストリートフード。そのジャンクぶりを見てみよう。

  • SOUL FOOD 神に満腹を許された復活大祭ギリシャ・ディナー

    ギリシャ人は、伝統的な復活大祭特別ディナーを楽しむ。ラムの丸焼き、ツレキという甘いねじれパン、ギリシャ版ドーナッツのルクマデス、そしてクルーリ、マギリッツア、ムストクルーラ、マスティック…。40日間の節食期間のあとであるから、神はたらふく食べることを許された。