スポーツ問題

  • スポーツトラブル:ベン・ジョンソン幻の世界新記録

    今夏に開催される世界陸上ロンドン大会。特に男子100mは、日本人スプリンターたちへの期待、そして世界記録保持者ウサイン・ボルトのラストランもあり、かなり盛り上がるだろう。しかし、今から遡ること29年前の夏、それの比にならないくらい世界中が注目した熱いレースがあった。〈史上最速の男はどっちだ? カール・ルイス VS ベン・ジョンソン〉。

  • スポーツトラブル:江川卓 空白の1日〈後編〉

    現在は、名野球解説者、名MCとして活躍し、ワイン好きのちょっと面白い元プロ野球選手として知られる江川卓氏。高校時代から〈怪物〉として恐れられ、現役生活こそ短かったものの、読売ジャイアンツに入団してからも豪腕ピッチャーとして活躍した。しかし、そのジャイアンツへの入団には日本球界を揺るがす大騒動があった。〈空白の1日〉とはなんだったのか?後編。

  • スポーツトラブル:江川卓 空白の1日〈前編〉

    現在は、名野球解説者、名MCとして活躍し、ワイン好きのちょっと面白い元プロ野球選手として知られる江川卓氏。高校時代から〈怪物〉として恐れられ、現役生活こそ短かったものの、読売ジャイアンツに入団してからも豪腕ピッチャーとして活躍した。しかし、そのジャイアンツへの入団には日本球界を揺るがす大騒動があった。〈空白の1日〉とはなんだったのか?前編。

  • 柴田勝頼の硬膜下血腫がストロングスタイル・プロレスに与える影響

    新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカと柴田勝頼が壮絶な試合を繰り広げた。ヘッドバットの応酬により、柴田は硬膜下血腫を発症。二度とリングに立てない可能性もあるという。今回の事故は、日本プロレスの伝統である〈ストロングスタイル〉に影響を与えるのだろうか。あらためて考える時期がきているのだろうか。

  • ナチスと闘った褐色のボクサーの 壮絶な生涯

    1930年代、ナチスに闘いを挑んだボクサーがいた。ヨハン〈ルケリ〉トロールマンは、類まれなボクシング・センスに恵まれながらも、シンティ・ロマであるがゆえにナチスに睨まれ不遇をかこった。しかし、不屈の闘志の持ち主であった彼は、ナチスに向かってファイティングポーズをとり、ステップを踏み、拳を突き出したのだ。

  • 国際スケートボード連盟が死守した オリンピックへの道

    2016年8月3日、国際オリンピック委員会は、2020年東京オリンピックの追加種目として、スケートボードを正式に決定した。しかしこの決定までには、国際スケートボード連盟による絶え間ない尽力があった。彼らはスケートボードを守ろうとしていた。

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  • Xスポーツを揺るがす 慢性外傷性脳症とヘルメットの関係

    今年2月に、41歳で自殺した伝説的BMXの名手デイブ・ミラが、慢性外傷性脳症と診断されていたというニュースが世界を駆け巡った。アメリカン・フットボール、ボクシング、サッカー、アイスホッケーなど、これまで多数の選手たちも同様に診断されてきたが、エクストリーム・スポーツ界では、初めてのことであった。

  • 全米を震撼させた1961年の 大学バスケットボール八百長

    1960−61年、名門セント・ジョセフズ・ホークスの3選手が3試合で八百長に加担した。22大学37選手が逮捕され、米大学スポーツ界を震撼させた、稀代の大規模八百長はいかにして成立し、不正に加担した選手たちの人生をどう変えてしまったのだろう。

  • 120Rに及ぶ遺恨試合の末に死んだボクサー

    ボクシングのリアルな危険性は、1842年のトーマス・マッコイ(Thomas McCoy)vs. クリストファー・リリー(Christopher Lilly)戦で顯わになった。当時、アメリカのボクシングには、ルールと呼べるようなルールはなく、試合は何十、ときには何百ラウンドにも及んだ。

  • ニューヨーク・ヤンキースは伊良部秀輝の人生を変えてしまったのか

    伊良部はヤンキースを愛していた。彼はメジャーリーグではなく、「ヤンキース」に拘っていた。

  • リスクを転嫁された前田健太のメジャー契約

    広島東洋カープからロサンゼルス・ドジャースへ移籍を果たした前田健太投手。しかしその契約は、メジャー史上、最も歪な内容であった。