英国

  • ジェンダーに希望をもちたい〈女性〉

    「そうでなくとも、海外でアジア人女性は〈ヤレそう〉〈主張がなさそう〉と思われて〈アジ専〉が寄ってくるんですよね」

  • サッチャー政権下の労働者階級〈カジュアルズ〉とフレッドペリー 02

    サッカーに根ざしたサブカルチャー、カジュアルズ。彼らはフレッドペリーを始めとするスポーツウェアをストリートに落とし込んだ。これが90年代のスポーツスタイルの流行へと繋がる。サッチャー政権化において、労働者階級の尊厳が破壊されていくなか、カジュアルズは、かつての伝統にすがるのではなく、労働者階級としての新たな価値観を、ファッションを通じて示し続けた。

  • サッチャー政権下の労働者階級〈カジュアルズ〉とフレッドペリー 01

    英国にてスポーツウェアをストリートに広めたのが、カジュアルズ。このサッカーファンによるムーブメントが、現在のファッション・シーンに大きな影響を与えている。サッチャー政権下の労働者階級にとって、厳しい社会環境のなかでカジュアルズは生まれた。また、フレッドペリーは階級や人種、ジャンルに問わず愛され、カジュアルズにも欠かせないブランドとなった理由とは?

  • ティーンエイジャーが支える廃れゆく町のサーカス

    イングランドのノーホーク州にあるグレート・ヤーマスの経済状況は芳しくない。多くの商店が店閉まいを迫られる中、この町にあるサーカスだけが、常に満員御礼となっている。ショーの中盤で板敷きの舞台が水の中に落ち、スイミングプールが新たな舞台となるというヒポドローム・サーカス場は、この町の人々を魅了し続けている。

  • イギリスで最も小さな町、セント・デイビッズの日常

    ウェールズの最西端にあるイギリスで最も小さな街、セント・デイビッズ(St. David’s)。まるで、デヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』を想起させるが、殺人などの事件とは無縁。とても美しく、温和な日常を、この町出身の写真家、アレックス・イングラムが写し出す。

  • 18世紀英国の女性ボクシング事情

    マイケル・キンメルは、権力の中心にいる人物は、自らの特徴を示される必要がない、という事実を見出した。つまりスポーツをする男性は「アスリート」だが、スポーツをする女性は「女性アスリート」だ。「女性」という修飾語句がつくと、権力の中心から追いやられるのだ。

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  • EU残留を望むスコットランドと北アイルランドのUK離脱願望

    EU残留を望むスコットランドと北アイルランドのUK離脱願望 賛成52%反対48%。「ブリグジット」により、EU離脱が濃厚な英国だが、スコットランドと北アイルランドの投票結果は正反対だった。EUとの繋がりを重視する両地域では、英国離脱の気運が高まっている。

  • EUを揺るがする英国のEU離脱騒動

    EU離脱の是非を問う英国民投票の結果に動揺を隠せないヨーロッパ各国首脳は、離脱交渉の開始を求めている。影響は世界に波及し、関係各国は予断を許さない混沌とした状況のなか、対応に追われている。

  • UKトレンディー野郎に物申す。 スタイルをパクられた農民たちの声!

    BBCドラマ『ピーキー・ブラインダーズ(Peaky Blinders)』の放送を機に、イギリスで巻き起こるファーマースタイル(現代でも継承される狩猟、農業従事者のスタイル)のトレンド。そんな流行に対し、自分たちのスタイルをパクられた農夫たちに、率直な意見を聞いてみた。

  • 激化する紛争中に北アイルランドで広まった黒魔術の噂

    黒魔術にまつわる噂の背景に、英国軍の策略が浮上した。

  • イギリスのブラックミュージックは進化しているか

    昨今の英BBC 1Xtraの編成に対して批判的な記事を寄稿したケリー・オケレケ。それに対し、BBC Radio 1Xtraのマネージャーを務めるAustin Dabohは「現在イギリスのブラックミュージックは未だかつてない成功を収めている」と切り返し、 BBC 1Xtraの存在意義を主張する。彼らのやり取りの中からBBC 1Xtraと英ブラックミュージックの深い関係性に迫る。

  • なぜバンクシーだけが壁に描くことを許されるのか

    先日イギリス東部の街に突如出現したバンクシーのグラフィティ。内容は移民問題への抗議であったが、このグラフィティを巡る反対派や行政の動きが現地で話題になった。グラフィティによって大金を生むようになったバンクシーに対する様々な角度からの意見を集め、バンクシーという存在の本質に迫る。