アナログ・レコード
ケンタッキーフライドチキンが制作した3万枚のレコード
カーネル・サンダースが考案したケンタッキーフライドチキンには11種のハーブ・スパイスが使われている。その美味さは、みなさんご承知の通りだ。しかし、カーネル・サンダースが制作した3000枚のレコードについてはご存知ないだろう。このレコードはレア盤なのか? セール盤なのか? 探ってみた。
1000のプロレスレコードを持つ男。清野茂樹がしゃべくり倒す偏愛歴
プロレスレコードを1000枚持つ男、清野茂樹。レコードのジャケには〈本物〉を謳っていても、購入してみると実はカバー曲だった、なんて代物がゴロゴロ存在するなかで、なぜ、コレクター道を突き進むのか。また、プロレスレコードを所有すること、あるいはプロレスレコードに、どんな魅力があるのだろうか?
リサイクルショップからゴミ置場まで 個人レコードディーラーの長い1日
千億円を超える市場規模にまで復活したレコード。これはもはやブーム云々ではない。確実に私たちの生活のなかでレコードは回り始めた。そんなレコード市場は、レーベル、ディストリビューター、ショップだけで成り立っているのではない。個人レコードディーラーが、現在の市場を活気づけているのだ。
昨今のレコード人気は定着するのだろうか
ホールフーズ・マーケットの片隅に新設されたレコードコーナーを初めて見たとき、私はひどく気落ちした。無農薬ケール、キヌア、変な形の人参など、結局使わずに冷蔵庫のなかでダメになる野菜でいっぱいのカートを押していると、私の脳裏を最悪のシナリオを次々と横切った。そして、ビジネスパートナーにメールした。「ああ、俺たちもう駄目だ!」
カナダからみるレコード製造業界事情
生産が追いつかない。納品は遅れる。機械は古い。交換部品も無い。メンテナンス技術者の不足。売り逃し。価格も上昇。店の棚は空になる。そして客のイライラは募る。これこそが2016年のレコード事情。音楽業界では、この悪循環をクリアすればサクセスストーリーに繋がる。
サーストン・ムーアのオタク道 ブラックメタル&カセットテープ編
サーストン・ムーアは、音楽オタクたちの「守護聖人」だ。彼の存在はもちろん、彼のこれまでの活動も見事にそれを物語っている。音楽の境界線を広げ、音楽の可能性を実践し、そしてたくさんの音楽を聴きまくりながら、30年以上もこのシーンに君臨している最高のオタクだ。
ダウンロードじゃわからない(1)タワーレコード渋谷店
冒険をしよう。音楽の探検をしよう。本能の赴くまま、タワーレコードに置いてある商品を買ってみよう。そして新たな出会いを楽しもう。ダウンロードに頼らずに音楽生活を満喫する、「NO MUSIC, NO LIFE」の実践。
アナログ盤の流行を素直に喜べない エレクトロニック・ミュージック界隈
「そこには、過去の名盤だろうが、EDMだろうが、人気のレコードをストックする金がある。若者に、レコードと一緒にパンツを一本買わせるんだ」「客が何を買うか、それは企業にとって重要ではない。レコードは利益のためでなく、より大きなアイテムに目を向けさせるツールだ。連中が売る音楽は、音楽ファンのための音楽じゃないんだ」