ヴァイナル・ブーム

  • リサイクルショップからゴミ置場まで 個人レコードディーラーの長い1日

    千億円を超える市場規模にまで復活したレコード。これはもはやブーム云々ではない。確実に私たちの生活のなかでレコードは回り始めた。そんなレコード市場は、レーベル、ディストリビューター、ショップだけで成り立っているのではない。個人レコードディーラーが、現在の市場を活気づけているのだ。

  • 昨今のレコード人気は定着するのだろうか

    ホールフーズ・マーケットの片隅に新設されたレコードコーナーを初めて見たとき、私はひどく気落ちした。無農薬ケール、キヌア、変な形の人参など、結局使わずに冷蔵庫のなかでダメになる野菜でいっぱいのカートを押していると、私の脳裏を最悪のシナリオを次々と横切った。そして、ビジネスパートナーにメールした。「ああ、俺たちもう駄目だ!」

  • お店にレコードを売るための初心者ガイド

    「これでいくらいになりますか?」。ひとりの女性が段ボールに詰めたレコードを抱え、ニヤニヤしながら私の店にやってきた。この種の持ち込みの後は、必ず論争が起こるのを私は知っている。

  • カナダからみるレコード製造業界事情

    生産が追いつかない。納品は遅れる。機械は古い。交換部品も無い。メンテナンス技術者の不足。売り逃し。価格も上昇。店の棚は空になる。そして客のイライラは募る。これこそが2016年のレコード事情。音楽業界では、この悪循環をクリアすればサクセスストーリーに繋がる。

  • アナログ盤の流行を素直に喜べない エレクトロニック・ミュージック界隈

    「そこには、過去の名盤だろうが、EDMだろうが、人気のレコードをストックする金がある。若者に、レコードと一緒にパンツを一本買わせるんだ」「客が何を買うか、それは企業にとって重要ではない。レコードは利益のためでなく、より大きなアイテムに目を向けさせるツールだ。連中が売る音楽は、音楽ファンのための音楽じゃないんだ」

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