
Kim Kelly
kimkellywrites@gmail.comThe contributor responsible for most of Noisey's coverage of blastbeats, black metal, and bad vibes.
先鋭的ヘヴィ・ミュージック・フェスティバル〈ROADBURN〉
約20年前に始まった〈ロードバーン(Roadburn)〉は、先鋭的なヘヴィ・ミュージック・フェスながら、オーディエンス、アーティスト双方から熱烈な支持を集めている。出演アーティストは、今をときめく業界のビッグネームではない。ロードバーンのラインナップには、どこまでも実験的で、エクストリームなサウンドを追求する異端児が名を連ねている。
ミャンマー・メタル短期集中講座
自称〈国内唯一のブルータル・デスメタルバンド〉SENANGA PRIVUTAのヴォーカル、アウン・チャ・ジンが活動するのは、世界で最も歴史の浅いメタルシーンだ。彼によると、ヤンゴンにメタルシーンが誕生してから、ほんの10年足らずだという。ヤンゴンのメタルヘッズの知名度は、パンクスやラッパーほどではなく、まだ、侮辱の対象になるほどではない。
大成功も〈副作用〉でしかない21世紀のメタルヒーローMASTODON
グラミー賞へのノミネートがこれまでに3回、様々な映画への楽曲提供、そしてアルバムを出せば、ビルボードチャートベスト10に必ずランクイン。アトランタ出身のMASTODONは、間違いなく現代を代表するスーパーメタルバンドだ。もちろん最新作『エンペラー・オブ・サンド』も大ヒット。しかしこのスーパー4人組はデビュー当初から何も変わっていないのであった。
南米のブラックメタルがベスチャルなワケ
ペルビアン・ブラックメタルの雄〈Goat Semen〉が2015年、アルバムリリースのタイミングで、Noiseyの取材に応じていた。国内でのブラックメタル普及を目指し、今更ながらエリック・ネイラのインタビューを公開。南米産ブラックメタルのベスチャルなサウンドは、ベスチャルな南米の環境から生まれるべくして生まれたサウンドだ。
サーストン・ムーアがネクロブッチャーに訊いたMAYHEM
SONIC YOUTHのギタリスト、サーストン・ムーアが、ブラックメタル界の超大御所であり、MAYHEMの創始者であるネクロブッチャーと膝を交え、VENOMについて、パンクロックについて、そしてネクロブッチャーの新刊『The Death Archives:Mayhem 1984-94』について語った。
メタリカのラーズ・ウルリッヒはいい奴だった
言葉を変えていえば、ラーズ・ウルリッヒは嫌なヤツなのだろう。だから私は身構えていた。インタビュー場所に指定されたトライベッカの気取ったレストランに向かいながら、「さて、どれだけのクソッタレなのかな。中年になったから、少しは落ち着いたかな」などと考えていた。
スラッジ界のゴッドファーザー カーク・ウィンドスタイン(CROWBAR)に訊く
CROWBAR、DOWN、THE KINGDOM OF SORROWのカーク・ウィンドスタインは、あらゆるものを見てきたスラッジ界のゴッドファーザーだ。彼の目、白髪交じりの髭、そしてエモーションたっぷりに響き渡る声にも、彼の経験が溢れ出ている。
サーストン・ムーアのオタク道 ブラックメタル&カセットテープ編
サーストン・ムーアは、音楽オタクたちの「守護聖人」だ。彼の存在はもちろん、彼のこれまでの活動も見事にそれを物語っている。音楽の境界線を広げ、音楽の可能性を実践し、そしてたくさんの音楽を聴きまくりながら、30年以上もこのシーンに君臨している最高のオタクだ。
Abbathなのか IMMORTALなのか 彼らから紐解くブラックメタルのA to Z
ニュー・バンド「ABBATH」のフロントマンとして来日したAbbath Doom Occulta。当オフィスにもお越しいただき、お茶目な部分も見せてくれましたが、ご存知の通り彼はシーンの超大御所。ブラックメタルバンドのアイコン的存在であるIMMORTALのフロントマンなのですからね。
スレイヤーに魂を売ったトム・アラヤ その価値はあったのか?
「彼らは私を見て、『パパ、行ってらっしゃい』と見送ってくれる。『私たちは行かなくてもいいのよ。行かなきゃいけないのはパパよ』と母親が口をはさむ。『お前たちにも来て欲しいのだが』とお願いすると、『楽しくないもの。楽しくないのよ、パパ』と断わられる。そして私は『わかった』とツアーに出る」