SF

  • 人生の意味を問うSF大作『ANIARA アニアーラ』が7月13日劇場公開

    ノーベル文学賞を受賞したスウェーデン人作家ハリー・マーティンソンの代表作『アニアーラ』が、ついに映像化。

  • ナチスも上映を禁止した世界初の〈本格〉SF映画『月世界の女』

    SF映画の嚆矢といえば、文字通り月への旅行を描いた1902年の短編映画『月世界旅行』だろう。しかし、SFが本当に幕を開けたといえるのは、それから30年近く経った1929年、フリッツ・ラング監督の過小評価された傑作『月世界の女』の公開からだ。

  • セックス・ロボット革命を予測したB級映画『チェリー2000』

    1987年公開の映画『チェリー2000』は、スティーヴ・デ・ジャーナット監督がメガホンをとり、若き日のメラニー・グリフィスが主演を務めた作品。同作は、不運な男、サム・トレッドウェルが泡まみれのキッチンで、セクサロイド〈チェリー2000〉と行為に及ぼうとして、それをショートさせてしまうところから、物語が始まる。

  • 政府に弾圧された未完SF大作『シルバー・グローブ/銀球で』

    ジョージ・ルーカス監督が〈変わり種〉スペース・オペラで大絶賛されていた時期、〈鉄のカーテン〉の向こう側では、もうひとつの映画革命が進んでいた。SF映画『シルバー・グローブ/銀球で』は、ポーランド人映像作家、アンジェイ・ズラウスキーの最高傑作になるはずだった。

  • 本物のエイリアンと遭遇した 映画『エイリアン』の名優

    ヤフェット・コットーは非常に才能ある俳優だ。『エイリアン』では、SF作品における黒人キャラクターの草分けとなり、『007 死ぬのは奴らだ』では、ジェームズ・ボンドの敵役を演じた。エミー賞にノミネートされた経験もあり、正真正銘の名優である。そんな彼が打ち明けた。「この件について他人に話すのは初めてだよ」

  • 『ブレードランナー2049』 の撮影現場に潜入

    10月27日から日本公開される『ブレードランナー2049』。荒廃した未来の世界はどのようにつくられたのか。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、プロダクションデザイナーのデニス・ガスナー、そしてプロデューサーのアンドリュー・A・コソーブを案内役に、その舞台裏を探った。

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  • 『ブレードランナー2049』の出演者とスタッフがオリジナル『ブレードランナー』を振り返る

    遂に10月27日から日本公開される『ブレードランナー2049』。ハリソン・フォード、ライアン・ゴズリング、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督を取材し、SF映画の超クラシックである前作『ブレードランナー』から受けた影響などを語ってもらった。

  • トランプ時代に観る『バトルランナー』

    この作品は、80年代の軽薄な音楽と、シュワルツェネッガー出演作品にありがちな、アクションヒーローの独善的なセリフで埋め尽くされている。しかし、公開当時は〈未来〉だった2017年を舞台に、生死を賭けたリアリティー番組しか娯楽のない、荒廃した米国が舞台の同作品を改めて観ると、非常に不安な気分になった。

  • 私たちの〈今〉を映す鬼才ファスビンダー『あやつり糸の世界』

    技術がつくりだす仮想現実のアイデアが、『ブレードランナー 』や『マトリックス』などのメインストリームで登場する数十年前、『あやつり糸の世界』が公開された。ドイツ人映像作家、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによる、超大作SF叙事詩だ。