先日、初めて子供と一緒に〈桂花〉に行きました。食べたのはもちろん〈太肉麺〉。あまりの美味さに、子供はめちゃくちゃショックを受けていましたが、私もそうでした。大学の友達に連れて行ってもらい、こんなのがいつも自由に食べられる東京人へ嫉妬したものです。あ、でも熊本ラーメンか。彼は今も食べているかな。カップの〈桂花拉麺〉も出ましたよね。加藤ミリヤさんの「新約ディアロンリーガール feat. ECD」(ECDさんのご冥福をお祈り致します)は、12年前に発表された「ディア ロンリーガール」の再構築バージョン。旧バージョン同様に、たくさんの女性の名前が登場します。総勢78人。〈あの子は今 幸せかな〉〈時は過ぎ 乙女大人になって 戻れない「うちらの時代」は 特別に輝いてた 夢に散った〉「新約ディアロンリーガール feat. ECD」に登場する同名の方をお招きし、仕事、恋愛、結婚などについて、そして〈あの頃〉と〈今〉を確認させていただきます。「Who Are You? 特別篇:Are You Happy Now?」第9回です。
日々の生活の中で、私たちはたくさんの人たちとすれ違います。でもそんなすれ違った人たちの人生や生活を知る術なんて到底ありません。でも私も、あなたも、すれ違った人たちも、毎日を毎日過ごしています。これまでの毎日、そしてこれからの毎日。なにがあったのかな。なにが起るのかな。なにをしようとしているのかな。…気になりません?そんなすれ違った人たちにお話を聞いて参ります。※ミヤビ(みやび)さん 3●歳:ピアニストミヤビさん、お友達がこのコーナーに出られたそうで。どなたですか?瑛美ちゃんです。グラフィックデザイナーの石川瑛美ちゃんです。おおー。片思いの石川さんですね。告白されたのかしら? その辺聞いています?聞いてますけど、私の口からはいえません(笑)。本人に直接聞いてみてください(笑)。ですよね(笑)。了解です! で、ミヤビさん、お仕事がピアニストさん。はい。ピアノを弾いて、ゴハンを食べております。プロミュージシャンってことでいいですか?はい。どんなご活動をされているんですか?メインでやっているのは、女性3人のユニットで活動しています。エレキバイオリンとエレキチェロ、そして私はキーボードです。ロックですか? それとも葉加瀬太郎’sクライズラー&カンパニーみたいな?うーん(笑)、ちょっとクラブ調というか…。こんな感じなんです。あら! 妖艶なお姉さまたちがおみ足を! 〈STORM〉っていうんですか?はい(笑)。お姉さまたちは、どんなところで演奏されているんですか?自分たちで企画をするときはライブハウスとかでもやるんですけど、あとは企業さんのパーティだったり、野外イベントなどでやることが多いですね。どのようないきさつで結成されたんですか?私同様に、それぞれが個々で活動をしているんですけど、その仕事のつながりから、一緒にやるようになったんです。こんなお姉タマのトリオだったら、男性ファンも多いんじゃないですか?はい。ありがたいことです(笑)。おひとりのときは、どんな活動をされているんですか? バックミュージシャンとか?はい、そういった仕事もあります。あと、元々私は、クラシック出身なので、バイオリンやフルートなどの伴奏をやったり、お店でBGMを弾いたり、イベントなどではクライアントさんのご要望に沿った演奏などもしています。例えば、「加藤ミリヤっぽいの弾いてください」って要望があったら、ちゃちゃっと弾けるんですか?はい。ただ、「…っぽい」のじゃなくて、「加藤ミリヤさんの曲を弾いてください」って、具体的にいわれることのほうが圧倒的に多いです。例えば、おじいちゃんたちが集まるようなイベントだったら、〈川の流れのように〉をリクエストされたり。その場ですぐに弾けるんですか?ええ、それが仕事なので(笑)。「できません」はいえませんし、いいたくないですし(笑)。ということは、頭のなかに、加藤ミリヤの曲も、〈川の流れにように〉もがっちり入っていると?そういう曲もありますが、もちろん知らない曲もたくさんあります。そういった曲をリクエストされた場合はどうされるんですか? 「できません」はいわないんですよね?本当に知らない曲だったら、その場でスマホで聴いて、耳コピします。耳コピ!! そんなのできるんですか!はい、それが1番得意なんです。ピアノ弾くよりも(笑)。耳で聴いて、それを楽譜にするんですか?
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はい。それは誰でもできるものなのですか?音楽大学でクラシックを学ぶには、これができないとダメなんです。そういう試験が必ずあるんです。へぇー、すごいですね! でも曲なんて、数え切れないほどありますよね。それこそ懐メロからヒット曲まで。そうですね。ただ、お店でも弾いているんですが…〈バンカラ〉って知っています?バンカラ? 昔のタフガイ?いえ、BANKARA…バンド・カラオケのことなんですけど、そのピアノ・バージョンのお店でも弾かせてもらっているんです。お客さんの歌に合わせて伴奏すると?そうです。そこでだいぶ鍛えられているんです。じゃあ、それこそ即興で弾かなければなりませんよね?はい。ですから、知らない曲であれば「ちょっとお待ちください」といって、スマホチェック、耳コピします(笑)。最近、知らない曲に遭遇しましたか?はい、ありました(笑)。aikoさんの曲なんですけど、シングル曲ではなくて、アルバムかなにかに入っている曲だったんですね。スマホチェックしたんですけど、YouTubeでも見つからなくて。そのときは「ごめんなさい」しました(笑)。お客さんの年齢層は、どれくらいなんですか?本当にまちまちで、ご高齢の方もいれば、ボイストレーニングに来ているような若い子もいますよ。「欅坂お願いします」とかもあるんですか?さすがに欅坂をピアノ伴奏で歌いたいという方は、今のところいませんね(笑)。じゃあ、ここんとこ多い曲ってありますか? 「またかよ」みたいな?「またかよ」は、いいませんけど(笑)、流行っていたときは、星野源の〈恋〉ですね。多かったですねぇ。『逃げ恥』!! あの速いところはどうするんですか?もちろん弾きますよー。そして、みなさんあのフリをされます(笑)。アハハ!じゃあ、ご高齢の方はどうですか? テレサテンとか?もう余裕ですねー。得意分野です。欧陽菲菲とか?はい、どんとこいってヤツです(笑)。めちゃくちゃ楽しそうなお店ですね!はい、素敵なお店なので、ぜひ今度歌いにいらしてください。
ミヤビさんは、今お幸せですか?はい、幸せです(笑)。その理由を教えてください。やっと音楽の仕事だけで生活できるようになったので、今は本当に幸せです。とはいっても、自分ひとりだけですけど(笑)。いつ頃から音楽でゴハンを食べられるようになったんですか?本当にここ3、4年です。それまでは、ずっとアルバイトをしていましたから。苦しい時代、本当に長かったです(笑)。その長く苦しい時代も含めて、今日はお願いします。ミヤビさん、ご出身はどちらですか?北海道です。北海道のどちらですか?おそらくこの先も会うことはないと思うんですが(笑)、網走ってご存知ですか?知ってますよ! 健さんの『網走番外地』ですよね!はい、刑務所で有名なところです(笑)。網走って、北の方でしたっけ?いえ、違うんですよー。よくいわれるんですけど、実は東の方なんです。カーリングで話題の北見市の隣ですね。え、そだねー?はい、そだねー、そだねーです。やっぱ、そだねーは、普通にいっているんですか?いっています。…っていいますか、なぜこんなに話題になっているのかが、まったくわかりません。東京のみなさんも、使っていますよね?そうだね、はいいますけど、そだねー、は、ちょっと。やっぱ、この話題をされると、ムカつくんですか?そんなことはありませんけど(笑)。不思議だなぁーって。
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もぐもぐタイムに関しては、どうですか?あ、もぐもぐタイムの由来、知っていますか? あれって旭山動物園の餌付け時間の名前から来ているんですよ。旭山のほうが元祖なんです。へぇー、それは知りませんでした! すいません、話を戻します。網走時代のミヤビさんは、なにをしていましたか?小さい頃から習い事が多かったですね。お習字、バイオリン、体操教室とか。すでにピアノもやっていたんですけど、ピアノだけでも3ヶ所に通っていました。その3つはどう違うんですか?個人レッスン、グループ・レッスン、あと作曲レッスンです。ご両親もピアノをやっていたとか?まったくやっていないんですよ。忙しかったんじゃないですか? 遊びたい盛りなのに。そうですね。ですから、たまに友達と街に出かけるなんていうのは、ビッグイベントでした(笑)。街というのはデパートに行ったり?いえ、デパートなんていうのはありません(笑)。ちょっとした文房具屋でキティちゃんのなにかを見たりする程度でしたね。そもそもビルなんてものがありませんから。二桁階数の建物もなかったと思いますよ。じゃあ、中学に入ってもピアノ三昧だったんですか?はい、そうですね。でも好きな子とかできる頃でしょ。ピアノを聴いてくれる男子はいなかったんですか?中学のときはいなかったですねぇ。好きなアイドルとか、芸能人とかは?ああー、イチローが大好きでした。イチローって、あのイチロー? 51番の?はい。51番のイチローです(笑)。オリックス時代の?はい! イチローが出ている新聞から雑誌の記事は全部スクラップしていましたし、イチロー特集のベースボールマガジンとか、イチロー関連の書籍も買っていました。元々野球が好きだったんですか?それほどでもなく、父親がテレビで観ている程度だったんですが、日産のCMとかで目にするじゃないですか、イチローを。「カッコイイ…本当にカッコイイ…」って。結婚したときは本当にショックでしたね。「なんで8歳上の女と結婚するんだ」って(笑)。ああ、TBS福島アナ(笑)。部屋にあるグランドピアノの真上にイチローのポスターを貼って、「おはよう」「ただいま」「おやすみ」をいってました。アハハ!! では、ピアノとイチローの中学時代を経て、高校はいかがでしたか?北見北斗という高校に入学しました。そだねー、の藤澤選手の出身校です。生そだねー、結構いいですね! 高校もピアノ三昧でしたか?はい。というか、いちばん練習した時期ですね。大学受験も控えていましたから。じゃあ、その時点で、将来は音楽大学に進学しようと考えていたんですか?高校1年くらいまでは、考えていなかったんです。でもピアノは好きだし、技術も上がってきたし、それしかないかな? って気持ちにもなっていたので、高2のときに進学を決めました。では、そこから猛特訓がスタートですか?はい。そこから札幌の教室にも通い始めたんです。網走と札幌って、どれくらいかかるんですか?電車で6時間とか。ええー!! そんな距離を通っていたんですか?はい、たまには飛行機も使って。日帰りですか?いえ、さすがに帰れなくなるので、親戚宅に泊まっていました。「なんで、私はこんなにピアノをしなくちゃならないのだー!!」なんて、思いませんででしたか?思いました(笑)。ずっと小さい頃からやっていましたし、何度辞めたいと思ったか。でも次の日になると、また自ら弾いているんですよね(笑)。なんだかんだ、好きだったんです。
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でも多感な時期でしょ? 恋事情はいかがでしたか? イチローも結婚しちゃったし。はい、ちょっとありました(笑)。お願いします!えっと、私高1までメガネだったんですけど、高2になってからコンタクトデビューしたんです。おおー、そしたら男子がザワついた!いえ、まったくザワついていないんですけど(笑)、ある友達が「コンタクトに替えてから、ミヤビのことを気になっている男子がいるらしい」と。「え、誰? 誰?」って。はい(笑)。「最近さぁ、○組のXX君、うちのクラスによく来てるじゃない? だからXX君じゃない?」「えー、マジ! 超イケメン!! どーする! どーする!」はい、はい(笑)。「ミヤビのこと可愛いっていってるんだから、ミヤビから告白しちゃいなよ!」「えー! どーしよーッッ!」寸劇がお得意ですね(笑)。あ、すいません(笑)。でもそのXX君は、サッカー部の人気者で、話したこともなかったのですが、そのときの雰囲気で、舞い上がってしまったんですね。それで、それで(笑)?友達に呼び出してもらって、翌日に私から告白することになったんです。おおー!でもその当日、昼休みになったので、「じゃ、いってくる!」って行こうとしたら、その友達が「ミヤビ、あの子じゃなかった」って。アハハハ!!「ミヤビのことを気になっている子、違った」って。でも、もうイケメン君は、どこかで待ってるんでしょ?そうなんですよ(笑)。「もうーっ! どうしたらいいの!!」って、号泣して(笑)。でも友達が「まだ、わかんないじゃん。あの子じゃなかったけど、わかんないじゃん。とりあえず行けば?」って。そのお友達、最高ですね(笑)!それで泣きながら告白したんです。そしたら「えっと、君のことなんにも知らないから」って。でしょうね(笑)。「だから明日まで待って」って。はぁ(笑)?そしたら彼は彼なりに、私のリサーチをしてくれたんです。共通の友達から情報を聞いたり、プリクラで顔を再確認したり。はい(笑)。そしたら、次の日「いいよー」って(笑)。うぉー!!!!結局その彼とは、1度別れたりもしたんですけど、大学生になってからもお付き合いしていました。すげえ展開ですね!! でも彼氏は音楽大学ではないですよね?はい。彼は現役で関東の大学に入ったんですけど、私は、東京芸術大学を受けて落ちゃったんですね。浪人したのですが、更に次の年も東京芸大がダメだったんですね。結局、私は愛知県立芸術大学に入学しまして、そこからは遠距離恋愛になりました。勘違いから始まったのに、本当に素敵な話ですね!いい子でした(笑)。素敵な恋でしたねぇ(笑)。
ちなみに音楽大学の入学試験って、どういう感じなのですか?私の場合ですけど、1次試験は、バッハの平均律のなかから1曲、ショパンのエチュードのなかから1曲を演奏します。それが受かったら、2次試験は、古典のソナタから1曲、現代音楽から1曲を弾きます。筆記試験はないんですか?実技が受かってから筆記なんです。まず演奏ありきなんですね。それができないと、次に進めないんです。愛知での大学生活をいかがでしたか? 遠距離恋愛にもなっちゃったし。最初のほうは、東京の芸大にも行けなかったし、彼とも離れちゃったし、知り合いもほぼいなかったので、泣きながら暮らすような毎日でした。ちょっと腐っていたと?そうですね。でも、その彼とも1年後くらいに別れてしまったんです。電話で話す相手もいなくなったので、もうどうしようもないじゃないですか。そしたら、だんだん友達も増えて来まして、楽しい大学生活になりましたね。
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どんな楽しいことを?バンドですね。ポップスバンドです。他には?アルバイトもやってましたね。その先、アルバイト漬けになるのも知らずに。はい(笑)。ちなみに、アルバイトで稼いだお金は、なにに使っていたんですか?服とか、ゴハンとか。…私、すごくゴハンを食べるんです。友人からはモンスターっていわれるほどで。でもフードファイターほどじゃありませんよ!どれくらい食べるんですか? ラーメンだったら、基本は大盛り?はい(笑)。餃子は2人前?1人前って、餃子何個でしたっけ?だいたい6個ですね。じゃあ、足りないですね(笑)。はい(笑)。でも私、世界で1番好きなのが、お米なんです。お米さえあれば、なにも要りません。みんなで焼肉に行って、最後の杏仁豆腐タイムになっても、お米を頼むような人間です。ミヤビさんのもぐもぐタイムは米なんですね! 話を戻しますけど、とにかく大学生活は、めちゃくちゃ楽しんでいたと(笑)。はい(笑)。謳歌していたと思います。じゃあ、勘違いのイケメン君以降の恋は、どうでしたか?まあ、それなりに…です、ハイ(笑)。ハイ(笑)。そして楽しかった大学生活も終わりに近づいてまいりました。進路はどう考えていましたか? そもそも音楽大学の学生さんって、どういったところに就職されるんですか?どこかに就職するっていう人は、あまりいないんですよね。4年間、演奏を勉強しただけで、仕事につながるわけでもないし、それで演奏活動が終了するわけでもないんです。卒業したあとも、個々で活動しながら、様々なネットワークを築いていく人が多いですね。ミヤビさんは、卒業してどうされたんですか?私はあまり考えてなくて(笑)。当時は、ピアノで行きていこうっていう気もなかったんですね。ですから愛知に残って、バイトをしながら、バンド活動を続けていたんです。そんな状況にご両親は? 「網走に帰って来い」とかは?それはなかったですね。やりたいことがあるなら、今のままでいいといってくれていました。ただ、当時は本当に迷っていたんですね。バンドでポップスをやりたいと思いながらも、ピアノのコンクールを受けてみたり。自分の信念がどこにあるのかが、わからなかったんです。そのような状況は、どれくらい続いたんですか?2年くらいブラブラしていました(笑)。ただやはり、「これではイカン」となりまして、そのあと母校の大学院に進学したんです。どうして「イカン」となったのですか?大学4年間、勉強不足だったので(笑)。はい(笑)。単位もギリギリだったんですよ。だから、もう1回、きちんと勉強しようと思い、進学しました。そして大学院を経て、遂に「人生ピアノでやってやる!」という気持ちになられたのですか?…(笑)。あ、まだですか(笑)。はい(笑)。逆にやりきった感があったんですね。ここまで親に援助もしてもらったので、もう働こうと。それで東京に出て、小学校の非常勤音楽講師になったんです。ああ、音楽の先生ですか!そしたらその小学校が、本当に熱心な小学校で、先生になりたくて、なるべき人たちが集まっていて、生徒に対しても、本当に真剣に臨むような方々ばかりだったんです。それに比べ、「なんて私はダメなんだろう。今までなにをやっていたんだろう」と。そこでやっと気付いたんです。真剣にピアノをやろうと。来ました! プロ・ピアニストへの道、スタート!はい。同時にバイト生活のスタートです(笑)。
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でもプロになるっていっても、最初はどうしたらいいんですか? どう進められたのですか?事務所に所属しているわけでもないので、正直なんにもありません。ですから最初は、友達の紹介などで仕事をいただいていました。ちょっとした演奏でも、ギャラが少なくてもいいから、やることで繋がりをつくっていく感じでした。それが、段々広がっていくものなんですか?はい。でも本当にちょっとずつ、ちょっとずつです(笑)。バイトは、どんなことをやっていたのですか?接客が好きだったので、飲食店が多かったです。バイト期間は、どれくらいあったんですか?4、5年です。その時期は、やっぱり辛かったですか? 「これじゃ大食いもできない!」って。いえいえ(笑)。でもお米は、北海道から送られてきていたので、その部分は助かっていました(笑)。お腹は辛くなかったと?はい、食べ物で困ることはありませんでした(笑)。でも「この生活、いつまで続くんだろう」とは、ずっと考えていました。お金もなかったですから。でも続ければなんとかなるという世界でもありませんよね? そこには演奏力とか、センスとかも必要になってくると思うのですが、やはりご自身でも「上手くなれば、力があれば、なんとかなる」と思っていたのですか? 自信はあったのですか?いえいえ、本当に自信なんてまったくありませんでした。「なんとかなる」じゃなくて、「なんとかしなきゃ、でもどうすればいいのかわからない」の連続でしたから。しかし、そのような生活もいよいよ終焉を迎えます。ブレイクのきっかけなどあったのですか?ブレイクなんてありませんけど(笑)、やはり、ずっとやって来たから、仕事量がどんどん増えてきたんです。同時に仕事も選べるようになった。そのときに初めて、「ああ、やっとここまで来た」って実感しました。いろんな方に助けられて、なんとか、かんとか。本当にありがたく思っています。お疲れさまでした。ちなみに、現在おつきあいしている方はいらっしゃいますか?いないんです、いないー(笑)。でも今はちょっといいです。やっと仕事の方が回ってきたので、まずはそこを確立しないと。またバイトになってしまいますので(笑)。最後になりますが、加藤ミリヤさんは、「時は過ぎ 乙女大人になって 戻れない 〈うちらの時代〉は 特別に輝いてた」と歌ってらっしゃいます。今とあの頃、ミヤビさんは、どちらが輝いていますか? 5年前でもいいですよ。5年前はないですね(笑)。やはり今です。なんといっても余裕ができていますから。「お金がないから我慢しよう」は、もうちょっと(笑)。餃子1人前はもうちょっと。5人前はいきたいと。ですから、フードファイターではないです(笑)。毎日お忙しそうですね。はい。でもまだまだゴールは先ですね。お! それはどんなゴールですか?ハワイに住むことですー。理由を教えてください(笑)。寒いのが苦手なので。網走なのに!いえいえ、北海道の人間って、寒がりな人が多いんですよ。ハワイには何回も行っているのですか?いえ、1回だけです(笑)。でもあんな楽園みたいな場所は、見たことがありません。網走とはまったく違う楽園ですから(笑)。
※「Are You Happy Now?」では、インタビューを受けて下さるアイさん、ユメさん、ナギサさん、サクラさん、マドカさん、ミドリさん、レイコさん、マキコさん、マイさん、ユイさん、ユリさん、アカネさん、ユウさん、サチさん、ユカリさん、マオさん、カナコさん、ミカコさん、エリカさん、アヤメさん、レイナさん、チサトさん、マリアさん、メイさん、アイさん、リナさん、サチさん、ナナさん、リサさん、アスカさん、サツキさん、アンナさん、ハヅキさん、マナミさん、リオさん、チカさん、シホさん、サオリさん、ミユキさん、アサミさん、ユウカさん、レイカさん、ミアコさん、ヨシエさん、ヒトミさん、マヤさん、ルナさん、エイミさん、アイカさん、カスミさん、アカリさん、モモコさん、シオリさん、ヒナコさん、ミサコさん、ミクさん、ユカさん、シオンさん、ツバサさん、リナさん、ルミさん、ミナさん、ミヅキさん、ヒカリさん、マモリさん、アイリさん、クラシさん、エンさん、ユキさん、ヨーコさん、ノリヨさん、ジュンさんを募集しています。自薦、他薦、構いません。お名前、ご年齢、性別、お住まい、ご職業、応募の動機を明記の上、こちらまでお問い合わせください。