ネパール出身の移民労働者、アニシュ・アディカリ、27歳。PHOTO: COURTESY OF EQUIDEM
ロンドンを拠点とするオンラインニュースサイト、Middle East Eyeの記事によると、今年8月、カタールは賃金の未払いや遅延に対し抗議をした多数の労働者を強制送還した。カタールの治安維持法に違反したとして送還された労働者もいるという。Equidemのレポートでは、送還された労働者たちはネパール、インド、ヨルダン、エジプト、バングラデシュ、フィリピン出身の移民労働者たちであることが明らかになっている。約半数がネパール人、残りがインド人、ヨルダン人、エジプト人、バングラデシュ人、フィリピン人だった。8月14日のストライキに参加した労働者、オサマは、Equidemに次のように語っている。「捜査もせずに刑務所に入れられました。立件も起訴もされず9日間勾留されました。まるで犯罪者であるかのように写真を撮られました」またEquidemのレポートでは、労働条件が過酷であったこと、夏のあいだ、気温が45〜55℃にまで及ぶなかでも休憩や水分補給が制限されていたことも主張されている。アディカリはEquidemに対し、仕事中に亡くなった労働者もいたと語っている。彼の証言では、バングラデシュ人と中国人の2名が、高所から転落して死亡したそうだ。W杯開幕前日、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は1時間にもわたる演説で、西洋社会による大会への批判を偽善だと非難した。Equidemは会長の発言について、W杯の実現に寄与した労働者たちに対する「侮辱」だとしている。Kaukab ShairaniのTwitterをフォロー。