Alternative Rock
ダニエル・ジョンストンを喪って私たちが失ったもの
音楽でアウトサイダーとしての繊細な感情を、アートで子どもみたいな摩訶不思議な世界を表現したダニエル・ジョンストン。彼の〈真剣さ〉こそ、この世界で私たちが心から必要としていたものだった。
インディー・ロック師弟対談:TEENAGE FANCLUBとDEATH CAB FOR CUTIE
ノーマン・ブレイクとベン・ギバードが、インディー・ロックのソングライティングの頂に君臨した30年を振り返る。
ニュー・ウェイヴのススメ ③ ノー・ウェイヴ
SONIC YOUTH、SWANS、PUSSY GALOREなどなど、80年代のニューヨークからは、とんでもない毒毒モンスターがオギャーしましたが、そのパパとママをご紹介しましょう。ニュー・ウェイヴのススメ第3回は「ノー・ウェイヴ」。変態夫婦たちの夜の営みはパンパなかった!
四股踏み続けて29年 横綱UNSANEのひとり相撲ここに極まれり
ニューヨークが生んだ〈スーパー・ノイズロック・キング〉UNSANEが、8thアルバム『ステリライズ』を発表。2008年には、結成30周年を迎える彼等だが、その血飛沫ジャンクロックは、衰えるどころか、更にパワーアップして惨殺モード全開である。横綱モード全開なのである。
聴き心地の悪い作品とポストハードコア終焉作で全米王座に輝いたBRAND NEW
2017年夏、それはいきなりリリースされた。BRAND NEW、8年ぶりのニューアルバム『Science Fiction』。全世界中のエモBOY、エモGIRLが求めていたこの作品は、メディアが予想だにしなかった成功を収めた。全米王座の獲得。見事な終焉。
バットホール・サーファーズ物語
BUTTHOLE SURFERSがニューアルバムのレコーディングに入る。前作『Weird Revolution』がリリースされたのは2001年だから、年内にリリースされれば16年ぶりの新作になる。しかし、マイブラやらライドやらみたいな〈復活感〉が漂っていないのはなぜだろう。答えは簡単。彼らの伝説はずっと生き続けているから。彼らの変態伝説はずっと輝きを放っているから。
ローファイバンドからメジャーレーベル会社員 そしてプレジデントになった男
Beatsこと〈Beats by Dr. Dre〉のプレジデントであるルーク・ウッドが来日。彼は、NIRVANAやSONIC YOUTHが所属したメジャーレーベル〈GEFFEN RECORDS〉の出身であり、PRディレクターからプロデューサー業まで、幅広く音楽業界を支えてきた人物だ。しかしこの男、見たことある…絶対に見たことあるぞ…。
32枚のシングルで振り返るサウンドガーデン
5月17日、SOUNDGARDENのクリス・コーネルが他界した。享年52歳。クリス・コーネルなくしてSOUNDGARDENは絶対に存在しない。偉大なシンガーであり、偉大な作曲者であり、偉大な詩人であった。追悼の意を込めて、SOUNDGARDENの活動をシングルで振り返ってみた。