コロンビア和平合意
平和を願い銃を手にした霧の中のゲリラ
2016年末、歴史的和平合意が成立したコロンビア。その1年前、最終的な和平合意に向けて、FARCとコロンビア政府軍は、停戦と交戦を繰り返していた。大義を掲げて霧の立ち込めるジャングルに分け入ったFARCの戦闘員たちは、1年後の和平合意を知らずに、どんな気持ちで銃を構えていたのだろう。2015年のレポートを発掘。
薬莢のペンで署名された和平合意はコロンビアに平和をもたらすのか
フアン・マヌエル・サントス大統領とFARCのロドリゴ・ロンドニョ司令官、通称ティモチェンコは、内戦の残滓である薬莢でつくったペンを使用し、4年を費やした交渉の合意に署名した。しかし、10月2日に実施される予定の国民投票で、有権者たちが同合意を拒否する可能性もある。
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