殿下昇天 写真で振り返るプリンス

プリンスが亡くなった。享年57歳。

|
22 april 2016, 3:56am

プリンスが亡くなった。享年57歳。本名・プリンス・ロジャース・ネルソンは、21日ミネソタ州ミネアポリス近郊にある自宅兼スタジオ「ペイズリー・パーク・スタジオ」のエレベーターの中で意識不明になっているところを発見され、まもなく死亡が確認された。

プリンスは今月7日、インフルエンザのため、ジョージア州アトランタのフォックス・シアターで予定されていた『PIANO & A MICROPHONE TOUR』公演を中止。14日には、その振替公演を行ったが、体調は回復せず、その後の日程もキャンセル。翌15日には、プライベート・ジェットで移動中に悪化し、緊急着陸してイリノイ州の病院に救急搬送されていた。しかし、その後の容体は安定し、16日には「ペイズリー・パーク・スタジオ」で開催されたダンス・パーティーで、回復した姿を見せていた。

1958年、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス生まれ。1978年に、ワーナー・ブラザーズより『フォー・ユー(For You)』でアルバム・デビュー。1982年の『1999』で、プラチナ・アルバムを獲得。1984年には、自身が主演する自伝的映画『パープル・レイン(Purple Rain)』のサウンドトラックが大ヒット。全米アルバムチャート24週連続1位の記録を打ち立て、アカデミー賞歌曲・編曲賞も受賞した。

1993年からは、ワーナー・ブラザーズとの再契約を機に、同社の副社長に就任。しかし、従来の自由な活動が規制されたことにより、ここからプリンスは、契約消化のためにハイペースで作品をリリースすることになった。94年には、「プリンス」という名前を捨て、シンボルマークに改名。発音することができないため、“the artist formerly known as Prince”と呼ばれていた。

2000年には、再び名義を「プリンス」に。また、ワーナー・ブラザーズを離れてからは、自身のレーベル「NPG Records」やネットからの直接販売、ライヴチケットとCDの抱き合わせ、イギリスの新聞「Mail」紙の付録…など、様々なリリース・スタイルを展開。グラミー賞を計7回受賞し、「ロックの殿堂」入りも果たしたトップアーティストでありながら、常に攻め続ける活動こそがプリンスそのものであった。

昨年も9月と12月に、『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ワン(HITNRUN Phase One)』と『ヒット・アンド・ラン フェーズ・トゥ(HITNRUN Phase Two)』の連作を、ストリーミング・サービスのTIDALで突如リリースするなど、相変わらずのカメレオンぶりを見せていた殿下。これからも世界を賑やかす作戦を練っていたハズ。あまりにも早い昇天である。

1978年 Photos by Robert Whitman via Vulture.
1979年 Photos nabbed from the Prince fansite Prince.org.
1980年
1981年
1984年
1987年
1988年
1991年
1999年
2007年
2007年
2012年
Photo credit: Handout

心からご冥福をお祈り申し上げます。

More VICE
Vice Channels