ナイジェリア

  • ナイジェリア北部で500万人を 飢餓に追い込んだボコ・ハラム

    2009年、武装蜂起したボコ・ハラムはボルノ州一帯を支配し、その後、隣国のチャド、ニジェールに進攻した。2015年、ナイジェリア政府は、同国北部で軍事作戦を激化させたため、食料、医療、交易を含めたあらゆる面で、同地域の住民数百万人が孤立してしまった。徐々に明らかになる惨状に、現地入りした人道支援組織は驚いている。

  • 暴虐の限りを尽くしたボコ・ハラムは餓えに喘ぎ痩せ衰える

    長年に渡るボコ・ハラムの襲撃活動は、集団の活動地域に深刻な食料危機を起こし、当の集団構成員もその事態に巻き込まれた。「彼らは食糧を求めている。間違いなく飢えている」。カメルーン、ミジャワ・バカリ極北州知事は断言した。「彼らは何でも盗む」

  • チャド共和国とボコ・ハラムの闘い

    ナイジェリアで組織されたボコ・ハラムは、混乱するアフリカ諸国で活動を拡げている。2015年11月、チャド政府は、ボコ・ハラムの襲撃が続くチャド湖畔一帯の非常事態を宣言した。ボコ・ハラムの脅威に晒されているのは、ナイジェリアと境を接する湖畔だけでない。昨年6月には、首都ンジャナメの2箇所で、ボコ・ハラムによる自爆テロが起きた。

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