人種差別

  • 国籍を伝えるタイミングを待つ〈在日コリアン〉の父親

    日本人の妻と子供と日本で暮らしている〈在日コリアン〉の男性に、生活のなかで経験した苦労や、国籍を告げていない子供への想いをうち明けてもらった。彼は幼い頃から〈在日〉を意識しながら生きてきた。生来の国籍は偶然決まるのに、人それぞれ、国籍についての意識にギャップが生まれるのは何故だろう。

  • 映画『にくのひと』監督・満若勇咲が追う現代の部落差別②

    長野市の隣人部落差別事件を取材、ニュースにして部落差別の現状を世に訴えるべく奔走する満若勇咲。前回に続くインタビュー第2部では、彼の生い立ちから監督作『にくのひと』の一般公開中止にまつわる挫折体験、現在取材中の鳥取ループによる「全国部落調査」復刻版出版事件までを語りつくす。

  • 映画『にくのひと』監督・満若勇咲が追う現代の部落差別①

    長野市で発生し、長年にわたってある一家を苦しめている隣人部落差別事件。2007年に20歳で兵庫県加古川市の屠場を舞台にドキュメンタリー映画『にくのひと』を撮った満若勇咲が、この事件をテキストと動画でレポート。満若のインタビューと合わせ、公開する。

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  • 肌の色が違う息子を抱く黒人の母

    2017年、自宅でBBCのインタビューを受けていた白人教授、ロバート・E・ケリー氏の部屋に子供たちが乱入したとき、慌てて後から入ってきた韓国人の夫人を見て、多くの視聴者がベビーシッターだと勘違いをした。この出来事をきっかけに、偏見や人種差別についての議論が世界中で沸き起こったが、有色人種の母親にとっては、日常茶飯事だ。

  • 世界情勢に惑うヘナタトゥー

    ヘナは、おでこに〈私は外国人です〉と貼るのと同じだ、とずっと信じていた。

  • 黒人が抱える痛みと 安らぎに満ちた日常を同時に描いた画家

    2017年秋、アーティスト、ニーナ・シャネル・アブニーのふたつの個展が、ニューヨークで同時に開催された。ふたつの会場は、どちらにとっても目と鼻の先だったが、各会場で醸し出された世界観は、全くかけ離れていた。両展がそろうと、アフリカ系米国人の生きる姿が立ち現れる。

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  • 極左活動家が〈ブラック・ブロック〉で抱える問題

    政治への関心が高まり、数百万人が路上で怒りをあらわにしている今日においても、〈ブラック・ブロック〉という戦略を採用する極左活動家たちは、異端の存在だ。彼らの抗議は、器物破損だけでなく、極右活動家や警察との暴力的な対立も辞さない。活動に身を投じることを決心し、活動の象徴である黒い服や覆面を身につけた瞬間から、生活は激変する。

  • チアリーダーのプロテスト

    2016年のNFLプレシーズン・ゲーム。サンフランシスコ49ersの元QB、コリン・キャパニックが、国歌斉唱時に起立せず、ベンチに座ったままで抗議の意志を表明。彼は、有色人種に対する警察の暴力が看過されていることに異議を唱えていた。あれから1年が経ったが、いまだに彼のメッセージは無視され続けている。

  • 〈男らしさ〉を再定義する黒人男性の繊細な写真

    「いつになったら、ありのままの自分になれるのだろう?」

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  • 新たなタトゥーで再誕する 元ギャングと人種差別主義者

    〈リダンプション・インク〉は、人種差別、ギャングにまつわるタトゥーを除去する非営利団体だ。活動理念に賛同する世界中のパーラーを集め、そのネットワークを築こうとしている。「このサービスを、タトゥー・ショップ間の協定にしたいんです。まずは国内で広め、そのうち海外にも展開したいです」

  • 元信者の専門家が明かすカルト団体の内幕

    アレクサンドラ・スタイン博士は〈The O〉という左派政治カルトのメンバーだった。しかしこの団体から足を洗うと、カルトについての著書を出版し、博士号も取得。現在ではこの分野を代表する専門家だ。自身のカルト経験、カルトの定義、そして、自由主義国のリーダーは実際のところカルト・リーダーなのか否かについて。博士に話を訊いた。

  • ネオナチの家庭で育った女性

    「極右団体は若い世代を取り込むために、新しいイメージを創らなければと考えました。今では、ヒップスターのように髭を生やしたネオナチもいます」